石橋みちひろのブログ

「つながって、ささえあう社会」の実現をめざす、民主党参議院議員「石橋みちひろ」の公式ブログです。

『第二回 自己造血幹細胞採取に関する公開勉強会』のご案内

2011-06-30 23:22:17 | 活動レポート
明日(7月1日)、第2回勉強会をやります。奇しくも、私の46回目の誕生日。いい日にいい勉強会と行きたいですね(笑)。

以下、呼びかけ人の谷川先生からのメッセージと、明日の案内です。お時間ある方は、ぜひ、USTREAMでのライブ中継をご覧下さい!


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愛媛大学大学院医学系研究科医療環境情報解析学講座
公衆衛生・健康医学分野教授/東京電力非常勤産業医
谷川武

【国民の皆様へ】
 劣悪な作業環境下で東京電力福島第一原子力発電所の復旧作業に従事する東電社員、関連企業社員の健康管理は最重要課題の一つとなっています。このため我々医療者のみならず、様々な立場の日本国民が智恵を絞り最善の方法を構築する必要があると考え、国民みんなで何ができるかを考えるための第二回勉強会を行います。

 前回に引き続き、虎の門病院血液内科部長谷口修一先生が提唱されています、万一の高線量被曝に備えるための自己末梢血幹細胞採取(谷口プロジェクト)を主な議題として取り上げます。今回も、国会議員の方々をはじめ、専門家の皆さん、関係省庁等からもご出席頂く予定です。なお、本会は、国民の皆様にも広く意見を求めるために報道機関の皆様方にも公開して行います。

【開催概要】
 前回6月24日の会では、原発作業員のための自己末梢血幹細胞採取について、日本造血細胞移植学会の代表者等にもご参加頂き、医療技術としての妥当性について議論致しました。また、原子力安全委員会や日本学術会議からの反対意見について、医学的側面から問題点を説明し、共通理解が深められたと思います。この内容は、谷口プロジェクトのホームページ、シアターTVでの動画配信、石橋議員のブログで公開されていますので、ご参加頂けなかった方も是非ご覧頂ければと存じます。
前回の議論を踏まえた上で、今回の会では反対意見や現場の声を中心に取り上げます。また、現在の原発の状況を踏まえ、日本学術会議からも最新の見解を頂ける予定です。

【谷口プロジェクトホームページ】
http://www.savefukushima50.org/?p=1629&lang=ja

【石橋みちひろ議員ブログ】
http://blog.goo.ne.jp/i484jp/e/8e106afd7ca58daaac03b389d1c8c419

 社会学者の宮台真司さんは、近著「原発社会からの離脱」のまえがきで以下のように述べられています。

 「福島第一原発事故に関する議論には、技術的不合理に関するものとは別に、社会的不合理に関するものがあり得る。説明しよう。何が技術的に合理的かについて合意できたとしても事柄の半分にしかならない。なぜならこの日本社会は、技術的に合理的だと分かっていることを社会的に採用できないことで知られるからだ。」

http://www.miyadai.com/index.php?itemid=943

 今回の原発作業員問題もまさしくこれに当てはまると考えられるでしょう。また、谷口プロジェクトは数多い課題の一つであり、熱中症対策(より適切な飲水装備やクールベスト)、作業・住環境の改善、短期・長期的な健康管理など、取り組むべき懸案事項はまだまだ残されています。この機会を通して、困難のなか原発の復旧に努める原発作業員の方々の立場に立った世論がより盛り上がることを期待します。何卒ご参集の程、よろしくお願い申し上げます。


 『第二回 自己造血幹細胞採取に関する公開勉強会』 
  日時: 2011年7月1日(金) 12:30-14:30
  場所: 参議院議員会館地下1階 B-109会議室
  なお、会の模様はUstreamでも公開配信予定です。
  http://www.ustream.tv/user/i484


【プログラム】
  1.開会の挨拶:呼びかけ人代表 愛媛大学大学院教授 谷川武
  2.参加者紹介
  3.第一回勉強会の議事録確認と論点整理:谷口プロジェクト事務局 谷本哲也
  4.第一回勉強会および谷口プロジェクトに対する質問・意見
  5.自己末梢血幹細胞採取第1号作業員の経緯と経過:虎の門病院血液内科部長 谷口修一
  6.現場作業者および家族等からの要望・意見紹介
   《質疑応答》
   《全体討論》
  7.第二回のまとめ並びに今後の進め方: 谷川武
  8.閉会
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お楽しみに!

久し振りに外務部門会議に参加・・・その理由は?

2011-06-29 23:26:05 | 活動レポート
今朝は、同じ8時台の時間帯に民主党の厚生労働部門会議、総務部門会議、外務部門会議がバッティング。いつもなら、厚生労働部門会議から総務部門会議へとはしごするのですが、今日に限っては外務部門会議へ。久し振りの参加です。

いやいや、本当は外務部門も大いに興味があるので、出られるものなら毎回参加していきたいところなのですが、何せ、フォローする会議の数が多すぎます。正式に登録しているのが総務、厚労、文部科学。内閣部門にも割と頻繁に参加。そして子ども・男女調査会は調査会本体と、その下にある働き方改革WT、子どもの権利条約WTを含めての参加。厚労部門はその下の雇用対策WTとさらにその下の原発作業員問題作業班。総務部門はその下の情報通信WT。さらに、社会保障と税の一体改革調査会、沖縄政策PT・・・挙げればまだまだ続きます。外務部門、フォローしたくてもなかなか出来ないのが現実です。

にもかかわらず、今朝、厚労と総務を振り切って外務部門に参加したその理由は?

実は、国際権利条約の「個人通報制度」が案件にかかっていたのです。日本が未だに批准していない個人通報制度、その批准に向けた政府の立場と、党としての決意を確認しようと、外務部門に乗り込んで行ったわけでした。

民主党は、2009年マニフェストで、「個人通報制度の批准を進める」と明確に記しています。ところが、政権交代後、2年が経とうとしている現在も、批准は進んでいません。政府の立場は、今なお「注目すべき制度だが、検討課題もあり、受け入れの是非について各方面の意見を聞きながら慎重に検討する」です。今さら「是非について検討」はないですよね~。

現在、検討されているのは以下の5つの国際権利条約です:

 ・自由権規約選択議定書 (113ヶ国)
 ・女子差別撤廃条約選択議定書 (102ヶ国)
 ・人種差別撤廃条約第14条 (54ヶ国)
 ・拷問等禁止条約第22条 (65ヶ国)
 ・強制失踪条約第31条 (8ヶ国)

まだ本体の批准が少ない強制失踪条約を除いて、すでに多くの国々が個人通報制度を批准・宣言しています。お隣の韓国も、すでに4条約で批准・宣言を済ませています。日本は、圧倒的に遅れているわけです。国際的に人権後進国と言われるゆえんです。

で、今日の会合に、外務省が資料として出してきたのが「予想される通報案件」というリスト。要は、これらの通報制度を批准・宣言すると、国内からこういう案件が通報される可能性があり、そうするとこういう見解が人権委員会から出される可能性がある、というリストです。「危ないぞ、大丈夫か、覚悟は出来てるか?」という脅し・・・とまでは言いませんが、何だか踏み絵を突きつけるような資料です。

しかしこのリストは、言い換えれば日本が正式に批准した各国際条約を、国内でまじめに履行していないという証に他ならないわけです。つまり、自民党時代は、国際条約を批准しておきながら、まったくそれを国内で適用しようとしてこなかった、日本国民は、国際的に認められた基本的権利を享受できないままで放置されてきた、そういうことなのですね。

個人通報制度を批准・宣言することで、そういう政府の不作為の状態が改善される、放置できなくなるわけです。

私も、そういう趣旨で発言させていただいて、一刻も早く批准を進めるべきだと訴えました。一部議員から慎重な発言もありましたが、多くは賛成・積極意見だったと思います。ただ残念ながら、外務部門としての座長とりまとめは、非常に控えめなトーンに抑えられた感がありました。今後とも、党内でしっかりと訴え続けて行かなくてはなりませんね。

皆さんもぜひまたご意見をお聞かせ下さい。

ILO議連第2回総会を開催しました!

2011-06-28 23:04:27 | 活動レポート
いやいや、今日は実に盛りだくさんな一日で、報告事項もたくさんあります。とても一日では書ききれないぐらいに・・・。

まずは、朝8時にスタートした、ILO活動推進議員連盟(ILO議連)の第2回総会から。私は事務局次長を務めさせていただいていて、事務所スタッフも総出で支えてくれています。




冒頭、直嶋正行会長(民主党)からご挨拶。今月開催されたILO総会の議論や決定をしっかり確認して、京都開催が決定した12月のILOアジア太平洋地域会議へつなげて行こうという内容でした。

続いて、報告事項と協議事項へ。今日の議題はこんな感じ:

【報告事項】
  1. 活動報告(2011年1月~6月)(別紙1)
  2. 第100回ILO総会報告(6月1~17日:ジュネーブ)
  3. 第15回ILOアジア太平洋地域会議について
  4. 日本ILO協議会の発足について

【協議事項】
  1. 役員の変更(追加)について(別紙2)
  2. 当面の活動計画(別紙3)
  3. その他


「役員の変更(追加)について」は、超党派議連の観点から、複数議員に活発な参加をいただいているみんなの党と社民党から、それぞれから川田龍平議員、福島みずほ議員に常任幹事に就任いただくことを全体で確認。さらに、「当面の活動計画」では、勉強会の開催、次回総会の開催、12月のアジア太平洋地域会議に合わせた企画立案などについて確認をいただきました。




そして、今日のメインは、スイス・ジュネーブで6月1~17日に開催された第100回ILO総会の報告。

政府側理事の村木太郎総括審議官から概括的な報告をいただいた後、労働側理事の桜田氏(連合)、使用者側理事の松井氏(経団連)からそれぞれ補足的説明をいただきました。加えて、労働側代表の一員として家事労働条約の議論に参加した連合の花井局長が、家事労働条約採択の舞台裏について、大変興味深い報告をしてくれました。花井局長が配布してくれた資料はこちらで参照できますので、ぜひご覧下さい。

 ・「家事労働条約について」

ちなみに、今年はILO理事選挙が行われたわけですが、労働側の桜田理事は第3位で、使用者側の松井理事はトップで、それぞれ選出されています。政労使、三者とも正理事を務めている国はわずかです。それだけに、日本がILOの諸活動にしっかりと貢献しなければならないだけでなく、日本においてILOの目標をしっかりと推進していかなくてはなりません。

議連としても、今後ともしっかりと活動を続けていきたいと思います。そこで、次なる勉強会は、未批准の中核条約である105号と111号条約の批准問題で行きますので、今後とも応援、宜しくお願いします。

事務所見学してよかった!先輩に感謝!(事務所だより)

2011-06-27 23:43:10 | 雑記


NTT労組退職者の会・東京北部会の皆さんが、国会見学と事務所見学をしました。
そのもようは議員のブログを参照願います。

時間に余裕がある団体については、国会見学の他に事務所見学を取り入れているのですが、議員が日常どのようなところで働いているのかという興味はみなさん同じで、毎回「よかった」との感想をいただいています。
その事務所見学…。今回は私が「やってよかった」と思った出来事がありました。
まずはこの観葉植物をごらんください。



朝、出勤したときにこちらの植物がクタン…としていたのです。
別の観葉植物は元気だったので、“なんでだろう…??”と思いながら水をさして国会見学準備をしていました。

そして、事務所見学が終わった時に原因判明!
先輩方が「あれ、水たくさんやったでしょ。ダメだよ。根ぐされするよ。置き場所もいけない」と教えてくださったのです。
朝の出来事(水をあげてしまったこと)を話して、どうしたらいいか相談したところ、①鉢にたまった水をすてること②エアコンがあたらない&日がよく射す窓側に移動すること――とのアドバイスをいただきました。
さっそく実行したところ、少々回復。葉がピンと張ってきました。
このまま元に戻るといいのですが…。
また、今回は顔見知りの役員とも再会することができました。数年ぶりに近況報告もできよかったです。

さて、話は変わり、13日に国会見学をしたドコモエンジニアリング分会から参加者アンケートの報告がありました。
特に、議員との意見交換会については、「議員の活動が理解できた」「私たちの業務に関係ある情報通信政策関連に力を注いでいることが感じられた」など、回答者全員から高評価をいただきました。うれしく思います。改善できる点や要望等については、今後の国会見学に取り入れていきたいと思っております。今後もみなさまのお越しをお待ちしています。

退職者の会・東京北部会の皆さんと

2011-06-27 23:05:31 | 活動レポート
今日、NTT労組退職者の会・東京北部会の皆さんが、国会見学に来てくれました。


(今日は雨だったので、参観者ロビーで皆さんと記念写真。吉川議員も一緒に。)


総勢34名の皆さん、そのほとんどが初めての国会見学です。役員の皆さんは、すでに何度か訪問されているそうですが、議員会館が新しくなってからは初めての訪問。国会見学のついでに、新しい議員会館の部屋も見ていただきました。


(議員会館の部屋で、皆さんに内部を説明。右下に見えるのが資料の山・・・のほんの一部。)


昨年7月にはまっさらだった会館の部屋も、今ではすでにファイルキャビネは資料でいっぱい。そこら中の机にまで積み上がった書類を前に、「1年間でこれだけの活動をしてきたという証です」と説明しながら、実は書類の整理が追いついていないだけという現実をひた隠し(汗...)。まあきっと、先輩方はお見通しだったことでしょう。

昼食を食べながらの意見交換では、いくつか具体的かつ鋭い質問をいただいて、私もタジタジ。「児童労働撲滅の取り組みはどうなっているか?」「東京電力福島原発事故収束と、避難している地元福島の住民の皆さんへの支援はどうなっているのか?」などの質問には、私もしっかりとお答えをさせていただきました。しかし、「生計を一にする配偶者の介護保険料の所得控除が出来ないのはどういう理由があってのことか?」とか、「債務保証人問題で、善意の保証人を保護するための取り組みはどうなっているのか?」とか、「明るい社会を築くという警察のスローガンはいいが、そのためには犯罪に対処するだけでなく、犯罪の原因となる社会問題に対処しなければならないはずだが、現状はどうか?」などの質問には、具体的にお答えすることが出来ず、宿題として持ち帰らせていただきました。


(意見交換会の模様。多くの質問をいただき、活発な意見交換となりました。)


いやいや、流石、われわれの先輩方です。しっかりと地域の活動に取り組んでおられるからこその質問の嵐でした。ちゃんと調べて、しっかりお答えさせていただきます!

それにしても、今日は生憎の雨模様で、国会議事堂正面での写真撮影が出来なくて残念でした。ぜひまた改めてお出で下さいね。