石橋みちひろのブログ

「つながって、ささえあう社会」の実現をめざす、民主党参議院議員「石橋みちひろ」の公式ブログです。

気仙沼行動初日レポート

2011-11-05 22:26:59 | 活動レポート

今日は、終日、宮城県の気仙沼市で活動しました。

私にとって、3月27日以来の気仙沼訪問となったわけですが、今日一日、市内を歩き回った実感として、まだまだ本格的な復興に向けてのスタートを切るには時間がかかると感じました。

下記に、3月27日と今日、ほぼ同じ場所で撮った写真を掲載しておきます。震災から7ヶ月経った現在の状況が良くお分かりいただけると思います。

 

お分かりのように、3月27日の時点で溢れかえっていた大量のガレキが、現在はほぼ、片付けられていました。しかし、ガレキが片付けられただけであって、そこにはまだ何もありません。そして、市内の多くの場所が、同じ状況にあることを確認したのです。

ガレキが片付けられてきているので、一見、状況はかなり良くなった、町は元に戻りつつある ---- という印象を受けるのですが、良くよく見てみると、確かにガレキは片付けられてキレイになりつつあるけれども、決して、そこにあったものが元通りになっているわけではない、という現実があるのです。もちろん、復旧・再建が進んでいるところも確かにあります。大手のスーパーなどが営業再開することで、活気を取り戻している状況も見て取れました。しかし、これからどうやって町の中心部を再生していくのかについては、課題がとてつもなく大きいと感じました。

今日の収穫は、多くの市民の皆さんと直接、対話したことです。

市の再建・復興に向けて、さまざまな意見や提案をいただきました。「市民一人一人が、自らの意志で自立的に復興に向けて立ち上がっていけるような環境作りだけをして欲しい。施しは要らない」という人も居れば、国が土地の補償を含めて大々的な役割を果たして欲しいという人もいました。

さまざまな意見をしっかり受け止めて、今後の対策につなげていきたいと思います。

明日も、引き続き気仙沼で行動します。時間いっぱい、歩き回ってきます。