石橋みちひろのブログ

「つながって、ささえあう社会」の実現をめざす、民主党参議院議員「石橋みちひろ」の公式ブログです。

労働者派遣法改正の建議(答申)が決定・・・してしまいました

2014-01-29 23:59:43 | 活動レポート

すでに速報で伝えられていますが、今日、労働者派遣法の改正を議論してきた「労働政策審議会」が報告書をまとめ、田村憲久厚労相に建議(答申)を行ったようです。

残念ながら、概ね、心配していた内容での答申となってしまったようです・・・。概要はこちらで:


ニュースでは、「最後に労働側が折れた」と伝えられていますが、労働側代表たちは最後の最後まで抵抗して頑張ったことと思います。ただ、公益側と使用者側がタッグを組んで抜本改正を迫る中、労政審における公労使の意志決定メカニズムを守る意味で最後には判断せざるを得なかったものと思います。

それにしても・・・

大変心配な内容と言わざるを得ません。正直、これで正社員から派遣労働者への雇用シフトがかつてない規模で発生するのではないかと懸念します。これから建議に基づく法案化作業が進んでいくわけですが、民主党としても内容をしっかりと精査し、さらなる雇用破壊や派遣労働の濫用を防ぐ観点で対応を図っていきたいと思います。


超特急往復で岡山へ行ってきました!

2014-01-29 23:36:49 | 活動レポート

今日は、午後3時の飛行機で岡山へ。市内で5時から開催された、NTT労組岡山分会「政治学習会」で約1時間、講演をさせていただきました。
 


今日は、講演を終えてすぐにまた東京に戻らなければいけなかったので、かなり急ぎ足でのお話になってしまいました。それでも皆さん、大変熱心に耳を傾けて下さって、本当に有り難かったです。次に機会をいただいた時には、もう少しじっくりと、中身を掘り下げてお話したいですね。

お世話になった岡山の皆さん、ありがとうございました~!

 


参議院で代表質問始まる!

2014-01-29 22:48:32 | 活動レポート

今日から、参議院で安倍総理の施政方針演説に対する代表質問が始まりました。


(演壇に立つ神本議員。民主党HPより)


初日の今日は、民主党の神本美恵子議員がトップバッターで登壇。神本議員は(1)東日本大震災被災地の現状認識と復興の具体策、(2)特定秘密保護法への国民の不安に対する回答、(3)総理の靖国参拝などで海外から高まる批判と日中・日韓首脳会談実現への取り組み、(4)中東・アフリカ外交の目的、(5)人口減少の影響への認識と対策、(6)全国学力テストや教育委員会制度改革など文教政策に関する姿勢、(7)雇用規制緩和による雇用環境悪化への懸念にどう答えるか、などについて政府の方針を質しました。

われわれ野党席が大いに盛り上がった(ヤジと怒号で)のが、日韓関係に関して安倍総理が「ダボス会議でパク・クネ大統領の講演を聞きに行き、会場でユン・ビョンセ外相など韓国政府幹部とあいさつし握手をした」「私の方からは韓国に積極的に働きかけている....私の対話のドアはつねにオープンであり、両国にも同様の態度を求めたい」と答弁したとき。自らの言動が対話のドアを閉ざしていることには一切反省なく、それでドアを開けて入ってこないのは相手が悪いと言わんばかり。

衆議院の代表質問では、連立を組む公明党の井上幹事長までが「(中国や韓国との関係について)現下のこう着状態から脱却するため、『対話のドアは開かれている』という状態から一歩踏み出し、わが国からも具体的なアクションを起こすことが必要だ」と指摘しています。当然ですね。

また、今日の答弁で、靖国参拝問題に関する部分で突然、安倍総理の答弁が超早口になり、しかも小声でボソボソと弁解めいた内容の部分を一気に読み上げてしまう場面も。まったく異例かつ国会を馬鹿にしたような答弁なのですが、「聞こえないぞ~!」という議場からのヤジに答えて「静かにすれば聞こえるはず」と開き直った安倍総理なのでした。

さて、参議院では明日、代表質問2日目が終日、行われます。民主党は、午後に、私の同期の江崎孝議員と徳永エリ議員が登壇します。応援宜しくお願いします!


情報労連「スキルアップコース研修」で講演!

2014-01-25 23:29:38 | 活動レポート

1月25日(土)、都内で開催された情報労連中央本部主催「2013年度スキルアップコース研修」に参加して、約1時間、「雇用・労働法制の現状と課題」というテーマで講演させていただきました。
 


セミナーには、情報労連の加盟組織から、多くの皆さんが参加しておられました。北海道の方も、そして沖縄の方もおられたので、本当に全国各地からの参加ですね。

私の講演は、まず、今の日本の雇用情勢や労働問題を分析した上で、本来採るべき政策を提示。その上で、現政権が進めようとしている労働者保護規制の緩和がいかに深刻な問題をはらんでいるかを指摘して、今後の情報労連としての取り組みを要請するという内容でした。
 


皆さん、最後まで大変熱心に聞いて頂いたので、私もいつも以上に熱を入れてお話ししました!

この日のセミナーでは、情報労連本部の役員の皆さんが経営側に扮して、模擬交渉も行ったそうです。参加者の皆さんからは、「早速これからの春闘交渉で今日の成果を生かしたい!」との声も。これからいよいよ2014春闘が本格化していきますね。皆さん、ぜひ頑張って下さい。そして、労働者保護法制の改悪を許さないためにも、政治活動の方もぜひ積極的に宜しくお願いします! 


第186通常国会がスタート

2014-01-24 23:46:39 | 活動レポート


1月24日(金)、第186通常国会がスタートしました。150日間、6月22日(日)までの会期です。

初日のハイライトは、安倍総理の施政方針演説をはじめとする政府四演説。テレビでご覧になった方、ニュースなどの報道で概要をお聞きになった方など、さまざまだと思いますが、現政権がどのような考えで国政を運営しようとしているのかを知るカギにもなりますので、ぜひ時間を見つけて全文を読んでみて下さい。

では、私の、安倍総理の施政方針演説の評価はと言うと・・・

「都合のいいこと、景気のいいことだけを羅列した、空疎なバブル高揚演説」

とでも称したい感じの内容だった、と言わざるを得ません。まあ、安倍総理の国会演説はいつもこうだと言ってしまえばそれまでなのですが、現政権のやっていることは全て何の問題もなく成功しているし、これからも成功するんだという自己主張の羅列です。そして、去年から今年にかけて現れてきた経済や社会のいい兆候は、全て、アベノミクスをはじめとする安倍政権の実績なんだとも・・・。自己陶酔型演説とも言えるかも知れませんね。

本来、総理大臣の施政方針演説は、今の日本の政治、経済、社会の現状を冷静に分析した上で、これまでの政策の功罪、その効果の光と影、上手くいっている部分といっていない部分などを客観的に評価し、そして今年1年間の重点として何が優先課題なのか、どういう目標をいかに実現していくのかを国会、そして国民に説明するべきだと思うのです。その観点では、とてもいい点数はあげられない内容でした。

「やればできる、やればできる」と何度も繰り返していましたが、これは安倍総理のめざす「自助」の社会を表現したものなのでしょうか。「この道しかない」というのは、「異次元の金融緩和でお金をジャブジャブ流し続け、旧来型の公共事業をさらに拡大し、労働者保護規制の緩和を前提とした企業が世界一活動しやすい国づくりを進めるしかない」ということなのでしょうか?

違いますか、安倍総理?


(通常国会初日、最初の民主党参議院議員総会)


今国会では、安倍総理が執念を燃やしている「集団的自衛権の容認」が本当に議論の俎上に上がるかどうかが一つの大きなポイントになると思いますが、それ以外にも、「労働者派遣法や労働契約法の改悪など、労働者保護規制の緩和」「介護保険法の改悪など社会保障の切り下げ」「原発即時再推進を含むエネルギー政策の見直し」「教育の民営化やエリート育成教育の推進」など、働く仲間の皆さんや、退職者・高齢者世代の皆さん、そして一般生活者の皆さんに深刻な影響を与えかねない政策が議論される予定であり、大変重要な通常国会になると思います。

政権与党が衆参両院で圧倒的な数の力を持つ中で、非常に厳しい対応になるとは思いますが、皆さんのご期待とご声援に応えるべく、しっかり頑張って行きます。どうか温かいご支援を宜しくお願いします!