横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

水が必要

2018-05-26 06:39:43 | 日記



近所でアジサイが咲き始めた。
アジサイといえば6月から7月に花盛りとなり、雨など水が似合うイメージがある。






近所の畑まわりやハルジオンなどの花の近くではモンシロチョウが飛び回っているが、
瀬谷市民の森とか泉の森などに行くとスジグロシロチョウを見ることが出来る。
スジグロシロチョウは食草として野生のアブラナ科のほうを好むらしい。






湿った地面の上に止まっているのがいた。
スジグロシロチョウにとっても吸水は大事なことらしく、いつまでも止まっていた。






こちらではルリシジミが吸水していた。
ルリシジミはシジミの名の通りスジグロシロチョウに比べてうんと小さい。
しかし吸水やミネラル補給のために地上にいる姿はよく見かける。






ルリシジミは吸水の時も葉などに止まるときも翅を閉じていることが多い。
飛んでいるときれいな色が見えるが撮るのは難しい。今回は珍しく翅を広げてくれた。






翅表のやや薄い瑠璃色がきれいだ。細く黒い縁取りがある。






今回は別の1頭も翅を広げて見せてくれた。
こちらは縁の黒い部分がずいぶん広い。これは雌の特徴だそうだ。




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ネズミ に トンボ

2018-05-25 06:12:05 | 日記



近所の小さな林の縁にネズミモチ(モクセイ科)の花が咲いていた。






ネズミモチはイボタノキの仲間で花の形はよく似ている。
5~6mmぐらいの小さな花冠は、漏斗型で4裂して先の方が次第に反り返る。






そんな小さな花の周りを蛾が何頭もヒラヒラと飛んで、時折止まって蜜を吸っている。






ちょっと一休み。ヒロオビトンボエダシャクのようだ。
幼虫はツルウメモドキなどニシキギ科の木を食草とするが、成虫は花に来る。






トンボエダシャクの仲間は今までクリの花の周りで見ることが多かった。
ネズミモチの花に来ているのは初めて見た。



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油断ならない

2018-05-24 06:18:24 | 日記



市民の森の近くの高校の擁壁に、白くて円形のものが間隔をあけて着いている。






直径2cmぐらい。これはヒラタグモの巣で、中にいるのが分かる。
糸が何カ所か外側に伸びているのは単に壁に固定するためではないようだ。
受信糸と呼ばれ、この糸に虫が触れると糸が振動するので、
その振動を感知してクモが巣から出てきて虫を捕らえるらしい。

少し前にカメラを持たずに友人たちと歩いていると、
ヒラタグモが獲物をグルグル巻きにして巣の中に持ち込むところに出会った。






これはマガリケムシヒキアブかな。市民の森の中にいた。
ムシヒキアブは隠れることなく葉の上などで待っていて、近くに来る虫を飛びついて捕まえる。






そんなムシヒキアブがクモの巣の上にいる。
ムシヒキアブはクモも襲うらしいが、これは何か様子が違う。






じっとしているムシヒキアブの周りをクモが回っている。






ムシヒキアブが蜘蛛の糸で巻かれて、翅も折れ曲がっている。

うっかりとクモの網に引っ掛かってしまったのだろう。ムシヒキアブの完敗だ。
クモたちは昆虫たちにとって油断ならない相手だ。

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出始めた

2018-05-23 06:35:00 | 日記



瀬谷市民の森でドクダミが咲き始めた・・・というよりは大きく広がり始めた。






ドクダミ(ドクダミ科)は花弁のように見える白い総苞の上に花穂がついていて、
花穂は雄しべ3個と雌しべ1個を1組として花弁のない花が多数集まって出来ている。






イチヤクソウはちょうど咲き始めたところだ。






イチヤクソウは新しい分類ではツツジ科イチヤクソウ亜科だそうだ。
5裂した白い花冠に、雄しべが10本と湾曲した雌しべが1本、ユニークな姿だ。






アカシジミが飛び始めた。実は市民の森だけでなく我が家の隣の公園でも飛んでいた。
クリの花が咲きそろう頃には、もう少し活発になる気がする。注目したい。

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吸水するチョウたち

2018-05-22 05:09:37 | 日記



新治市民の森で今年初めてダイミョウセセリを見た。
ほかにイチモンジチョウもいたが、翅の大きさや斑紋の刀子がかなり違った。






とても多かったのはテングチョウだ。その多くは地上で吸水をしていた。






珍しく木の上に止まったのを見上げると、翅が透けて見えて面白かった。






テングチョウに混じって何頭も盛んに吸水していたのはウラギンシジミだ。翅表は派手だ。 

この写真の右手で翅を閉じているのがテングチョウで、左側にはヤマサエも見られた。
ヤマサナエは吸水ではなく単に休んでいるのだろう。






ウラギンシジミの翅の裏側は名前のとおり銀色だ。









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