業務日誌

許せないヤツがいる 許せないことがある
だから倒れても倒れても立ち上がる立ち上がる
あいつの名はケアマネージャー

病院ってやっぱ金モチなんだね

2006年05月21日 | 労働条件通知書
画像は私のもとの職場の「高齢者相談窓口」w

ひがしケアプランに入職して、手渡された雇用契約書を見て驚いた。
なんと以前の職場よりも、7万円もお給料が高い!!
しかもボーナス前年度実績5.5ヶ月の法人。
もともとこの業界は福祉系よりも医療系のほうが裕福だけど、ここまで違うとは思わなかった。
さすがは特甲地w。
ウソかマコトか系列施設の老健は、たった1軒でこの法人全体の建物と車両(60台)の支払いをすべて完済させたというからすごい!
支給されるモノだってハンパじゃありません。
入職して3ヶ月は試用期間だというのに、制服(スーツ2着・シャツ6着・靴1足)も個人の備品(印章やパソコンや名刺)も、たった2日で揃った。
しかもすべて新品。

残業は原則なし。上司に無許可の残業はあり得ず、職員は定時になったらさっさと帰る。ホントにみんな、潮がひくように帰ってしまう。
ただ、ケアマネージャーという業務の特性上、時間外に訪問せざるを得なかったり休日に出勤しなくてはならなかったりもするワケで、そんなトキだけ残業する。
携帯電話もケアマネ全員に支給。訪問は必ず公用車で。

それよりなにより、この法人で一番気に入ったのは、入所者や利用者だけでなく職員も毎日食べている食事。
なんといまドキ、外注ではなく内部の職員が厨房で調理している。
これがとってもイイ。
うまいのである。しかも職員は1食300円。
地域でも「ひがしの食事は美味しい」と評判で利用者が押し寄せ、法人の看板になっているのも頷ける。
おカネがあるってすごいことなんだね。

でも…
こんなに恵まれた環境で仕事が出来ても、やっぱりもとの職場が恋しい私。
ぐっすん。

以前の職場の話を少し。

以前の私の職場では、お給料は安かったし、車やパソコンは足りずに困ってたし、業界の不文律サービス残業の温床だった。
食事は250円と安かったが涙が出るほど貧相だったし、いつの間にか仕事用の衣服も支給されなくなった。
本来の業務よりも法人の雑用に追われ、草引きからゴミ置き場掃除、新設施設の改修工事までやらされた。
それでも、そこはいつも笑いで溢れていたし、グチってもクサる人はいなかった。
尊敬できる上司や先輩がいて、イジメ甲斐ありまくりの後輩がいて、一緒に悩んでくれる同僚がいた。
職員のデスクの上にはこまごまとしたおもちゃが並び、職員のたまごっちを入れる「保育カゴ」があってみんなで育てていたし、朝礼中にピッピピッピ鳴っても誰もとがめだてしなかった。

今私は念願の居介職員となり、憧れだった自分のデスクも(以前は4~5人で使い回してたから)手に入れたけれど、無駄なものは一切置かないように躾けられ、整然と片付いたひがしケアプランのデスクを見るたびにもとの職場を思い出して泣きたくなる。
いつか居介の職員になるんだと信じて、そのアカツキに履くつもりでハコに入ったままだったGUCCIのビットローファーも、やっと履けるようになったのに…何ヶ月もたってしまって、気付いたら私の足が太ってしまってキツいじゃありませんかw こないだ初回面接のときに初めて履いたら痛いのなんの。もとの職場のK先輩やM主任に「ヤフオクなんかで買うからよ」と笑われたい。
できることなら、もとの職場でケアマネとして出発したかった。

それでも私は今、こうしてこの大法人のケアマネになった。
頑張るしかないのだ。