業務日誌

許せないヤツがいる 許せないことがある
だから倒れても倒れても立ち上がる立ち上がる
あいつの名はケアマネージャー

認定調査員研修にいってきました

2006年05月30日 | 業務日誌

やっとられん。
なんでこんなクソつまらん研修の日にピーカンなんだ。
先週のウチのクソガキの運動会は前夜から小雨がやまず、朝から絶対に中止だろうと思っていたら「開催します」とのガッコのコメントに仰天。イナカではあり得ないその「ナニがナンでも今日終わらす」的シチュエーション、まさに雨が降ろうと槍が降ろうとやってやるという意気込みに、逆に都会のガッコの運動会に対するテンションの低さを感じ取った私もとりあえず親のハシクレ。

もといたイナカでは既に認定調査を数十件やってたが、前述のように、他県で調査をするには他県の調査員としての登録が必須というわけで内心は不満タラタラ。しかし受けて損はないし、勉強し直すチャンスだしとムリヤリ気持ちを前に向かせて会場へ向かったし。
まあなんてキレイで快適な研修会場。さすが都会ね。
2人の講師の話術もさわやかで、お役人特有の横柄さがない。
驚いたのは、マニュアルとして配布された資料が素晴らしく親切なこと。
イナカとはダンチに詳しく、そして丁寧に書いてあった。
付録のQ&Aもぶ厚く、これらを熟読さえすれば大抵のことはきちんとわかるし悩まずに済むと思う。もっと前にこんなマニュアル欲しかった、と本気で思った。

私はこれまで、もといた法人の居介の利用者や施設入所者の認定調査をしてきた。
ということは、介護度が軽度に下がれば利用者のみならず法人も困る。これまでたくさんお買い上げいただいてきたお客様が、急に「今月からはこれとそれのお取り寄せをとりやめにすることにしたわ」とおっしゃるということなのだ。
とはいえ嘘・大袈裟・紛らわしい記述でお買い上げ枠を増やすのでは、私の良心ですら夜中に耳元を飛ぶ蚊程度には悩まされるので、なんとか現状維持で済まそうと必死だった。
たった一度だけ、訪問リハビリや訪問介護による入浴や通院受診の介助、用具レンタルもたっぷりという方を要支援にしてしまい、担当ケアマネの頭髪を可視速度で脱薄させたことがあったが、変更申請してもらって難を逃れた。
ブ長、あのときはホントに申し訳なかったッス。

認定調査は難しい。
まだやったことがないとか、認定調査って作業自体知らなかったという方は、人が人の「あなたはこのくらい困ってます」度を測るということを考えてみてほしい。「大変さ」の単位って?ってことを。
それでわかりづらければ、毎日松坂牛を食べている人と、毎食チキンラーメンを食べている人が、久しぶりに神戸牛を食べたときの幸福度を数値で示すとしたらどうだ。
ね、なんとなく認定調査の「大変さ」がわかるでしょうw。
人の幸福も不運も同じ、相対的なもの。イチガイには測れませんよ。
つか、測ろうとすることがおかしいんだよバーロー。
こんなこと人にやらすな!とみんなで言っていたら、イナカではホントに人にやらせなくなりました。ありがたいことに、市や県の職員さんたちが奔走してくれるそうです。あーっはっはっはご苦労さま。
…なのに都会に来たらまたやるハメになりました。トホホ。タハハ。
※初回認定だけはイナカ同様、お役人がやります。2回目以降は担当居介がやれるんです。(それってまるで苦労して見つけた処○を先輩に味見されて挙句押し付けられる人の好いヤンキーみたいな…夜露死苦)

つまり私は実は認定調査が大キライというお話でした。  じゃんじゃん♪