高校Friendのバレエの発表会でした。
「バレエ?」
「I子が?」
「なぜにバレエ?」
最初に聞いた時にはみんなびっくりしたもんだ。
ま、私のフラだって同じことだ。
誰が何に情熱傾けるかなんて、本人以外ホントにわからないよね。
【大人になってから始める・初心者のバレエ】 というお教室。
ねえねえ、バレエなんて、小さい頃からやるもんじゃないの?
頭に小さなお団子つけて、小さい子がよく電車に乗ってるわ。
大人になってから始めたい人なんているの?
そんな人達が毎週練習をして、発表会を開催することになったので、
私のホイケにも来てくれた高校Friends(こっちは複数形)が、今度はバレエの発表会に集まりました。
私はフラ以外の舞踊に全く造詣がないので、バレエをどうやって見たらいいのか、
眠くなりはしないのか、少しの不安…
立場変われば、いまだにフラも眠くなりやしないか不安の方もいるでしょうし、
食わず嫌いはいけないわ、と、挑戦の意味もあって出かけました。

結論から言うと、楽しかった!
技術的なことはさっぱりわからないけど、
ある舞踊にひたむきに頑張るマインド面の方に心打たれて帰って来た。
発表会とはいっても「お勉強会」の位置づけで、キャリア関係なく1人1人ソロのパートもあります。
それは、各人の踊りたいパートが踊れるらしい。
つまり、例えば私が
「ドン・キホーテ 第1幕の町娘のパートが好き!」と思ったらそこが踊れる。
先生に教わることができるってことだよね。
ドン・キホーテも見たことないけど、バレエの舞台には主人公も踊れば町娘も踊るよね。
その町娘のパートを、ソロで1-2分間踊るんだ。
そして、優雅にご挨拶して、消えていく。
次の人は
「くるみ割り人形 第2幕より花のワルツ」・・・1-2分間、ソロで踊る。
こんなシステム。
へぇー、面白い。
フラに例えたら「プアリリレフアの3番が踊りたい(長さは違うけど)」っていうようなことだよね。
一部なんだから。
バレエってもともとの振りがあるのかな?
誰が踊っても町娘のパートが同じ振り付けなのかしら?
(フラはクムによって振りが違う)
その疑問はI子が忙しくてまだ確認できていないんだけど、
なにしろそうやっていろんな曲のいろんな部分が出てくる。
「これは太田胃酸のCMの曲だわ!」とか「あ。これも知ってる!」とか
タイトルを知らないだけで、巷には知ってる曲がたくさん流れてるんだねー。
本当に知らないことばかり。
友達のI子はおそらく4-5年はバレエ歴があるらしく、
初心者とわかる(それも私達のような大人)あぶなっかしいターンに比べたら
実に堂々とした安定感のあるバレエを踊っていました。
手も伸びやかで、足もよく上がっていたの。
もちろん、一日でも早く始めた人…明らかに「経験者でしょ」っていう人と比較したらかわいそう。
1ポーズ2秒制止、これが本当に難しいんだね。
制止するには強い筋肉が必要。
だけど飛んだり跳ねたり、足を上げたり後ろに蹴ったり、
誰ひとり見ても笑いが起こっちゃうような人はいなかった。
あぶなっかしくても全員ちゃんとバレエになっていたの。
きっとすっごく練習したんだろうな~とそこに感動しちゃったわ。
もし、私が今I子の真似をやったら、飛べない跳ねない上らない蹴れない、なわけじゃない?
ドタドタと足音ばかりうるさく、欽ちゃんの横走りひとつできないわけじゃない?
バレエなんて、本当にしんどい舞踊だわ。
考えられない。
出演者はみんな体脂肪10%台の方ばかり。
20-30-40%なんていないよ。
そこの自己管理も素晴らしい。
世の中にはこんな芸術もあるんだなーと、あたらめて知った私なの。
2回の休憩をはさんで第3部では「白鳥の湖」の再現がありました。
「その他の白鳥」がたくさんいる中で、私達のI子はちゃんと役のある白鳥を任され、
いくつもの見せ場がありました。
すごいなー。
なぜにバレエ?
そこの疑問は晴れないけれど、I子の心にバレエが深く刺さったんだろうねー。

見てよ。
こんなに細いんだから。
運動量が多すぎて、食べても食べても太れないんだって。(言ってみたいー)
高校時代はみんな同じような体型だったのに、こうも分かれるかな(笑)?
子育てを終えた彼女は今、バレエに燃えているんだって。
大きくなった娘さんも見に来ていたけど、
みんなひとつやり終えて次へと向かっているんだなーと、なんかちょっと焦った。

みんなとお話している時に、足が自然とこのポーズになっちゃうI子。
そこを指摘したら
「あはは。これが基本で、もう私の生活に染みついちゃってるのよ~。
○ちゃん(私)ならわかるでしょう? もうね、バレエが私の人生なの。
バレエに出会えたことがきっと神様が私にくれたプレゼントなんだと思うわ。」
誰よりもつらいことがあったI子だけど、
そう言い切れる顔は誇らしかった。
何かを始める時に、遅すぎるはない、ってホントだね。
私がフラに出会えたことも、もはや人生の一部であるけれど、
それ以上に何かが必要だったI子にバレエを与えてくれた神様に、
私もお礼を言いたくなるような、そんな晴れ晴れとした顔だった。
「バレエ?」
「I子が?」
「なぜにバレエ?」
最初に聞いた時にはみんなびっくりしたもんだ。
ま、私のフラだって同じことだ。
誰が何に情熱傾けるかなんて、本人以外ホントにわからないよね。
【大人になってから始める・初心者のバレエ】 というお教室。
ねえねえ、バレエなんて、小さい頃からやるもんじゃないの?
頭に小さなお団子つけて、小さい子がよく電車に乗ってるわ。
大人になってから始めたい人なんているの?
そんな人達が毎週練習をして、発表会を開催することになったので、
私のホイケにも来てくれた高校Friends(こっちは複数形)が、今度はバレエの発表会に集まりました。
私はフラ以外の舞踊に全く造詣がないので、バレエをどうやって見たらいいのか、
眠くなりはしないのか、少しの不安…
立場変われば、いまだにフラも眠くなりやしないか不安の方もいるでしょうし、
食わず嫌いはいけないわ、と、挑戦の意味もあって出かけました。




結論から言うと、楽しかった!
技術的なことはさっぱりわからないけど、
ある舞踊にひたむきに頑張るマインド面の方に心打たれて帰って来た。
発表会とはいっても「お勉強会」の位置づけで、キャリア関係なく1人1人ソロのパートもあります。
それは、各人の踊りたいパートが踊れるらしい。
つまり、例えば私が
「ドン・キホーテ 第1幕の町娘のパートが好き!」と思ったらそこが踊れる。
先生に教わることができるってことだよね。
ドン・キホーテも見たことないけど、バレエの舞台には主人公も踊れば町娘も踊るよね。
その町娘のパートを、ソロで1-2分間踊るんだ。
そして、優雅にご挨拶して、消えていく。
次の人は
「くるみ割り人形 第2幕より花のワルツ」・・・1-2分間、ソロで踊る。
こんなシステム。
へぇー、面白い。
フラに例えたら「プアリリレフアの3番が踊りたい(長さは違うけど)」っていうようなことだよね。
一部なんだから。
バレエってもともとの振りがあるのかな?
誰が踊っても町娘のパートが同じ振り付けなのかしら?
(フラはクムによって振りが違う)
その疑問はI子が忙しくてまだ確認できていないんだけど、
なにしろそうやっていろんな曲のいろんな部分が出てくる。
「これは太田胃酸のCMの曲だわ!」とか「あ。これも知ってる!」とか
タイトルを知らないだけで、巷には知ってる曲がたくさん流れてるんだねー。
本当に知らないことばかり。
友達のI子はおそらく4-5年はバレエ歴があるらしく、
初心者とわかる(それも私達のような大人)あぶなっかしいターンに比べたら
実に堂々とした安定感のあるバレエを踊っていました。
手も伸びやかで、足もよく上がっていたの。
もちろん、一日でも早く始めた人…明らかに「経験者でしょ」っていう人と比較したらかわいそう。
1ポーズ2秒制止、これが本当に難しいんだね。
制止するには強い筋肉が必要。
だけど飛んだり跳ねたり、足を上げたり後ろに蹴ったり、
誰ひとり見ても笑いが起こっちゃうような人はいなかった。
あぶなっかしくても全員ちゃんとバレエになっていたの。
きっとすっごく練習したんだろうな~とそこに感動しちゃったわ。
もし、私が今I子の真似をやったら、飛べない跳ねない上らない蹴れない、なわけじゃない?
ドタドタと足音ばかりうるさく、欽ちゃんの横走りひとつできないわけじゃない?
バレエなんて、本当にしんどい舞踊だわ。
考えられない。
出演者はみんな体脂肪10%台の方ばかり。
20-30-40%なんていないよ。
そこの自己管理も素晴らしい。
世の中にはこんな芸術もあるんだなーと、あたらめて知った私なの。
2回の休憩をはさんで第3部では「白鳥の湖」の再現がありました。
「その他の白鳥」がたくさんいる中で、私達のI子はちゃんと役のある白鳥を任され、
いくつもの見せ場がありました。
すごいなー。
なぜにバレエ?
そこの疑問は晴れないけれど、I子の心にバレエが深く刺さったんだろうねー。

見てよ。
こんなに細いんだから。
運動量が多すぎて、食べても食べても太れないんだって。(言ってみたいー)
高校時代はみんな同じような体型だったのに、こうも分かれるかな(笑)?
子育てを終えた彼女は今、バレエに燃えているんだって。
大きくなった娘さんも見に来ていたけど、
みんなひとつやり終えて次へと向かっているんだなーと、なんかちょっと焦った。

みんなとお話している時に、足が自然とこのポーズになっちゃうI子。
そこを指摘したら
「あはは。これが基本で、もう私の生活に染みついちゃってるのよ~。
○ちゃん(私)ならわかるでしょう? もうね、バレエが私の人生なの。
バレエに出会えたことがきっと神様が私にくれたプレゼントなんだと思うわ。」
誰よりもつらいことがあったI子だけど、
そう言い切れる顔は誇らしかった。
何かを始める時に、遅すぎるはない、ってホントだね。
私がフラに出会えたことも、もはや人生の一部であるけれど、
それ以上に何かが必要だったI子にバレエを与えてくれた神様に、
私もお礼を言いたくなるような、そんな晴れ晴れとした顔だった。