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野球少年達の活躍状況と日ごろの暮らし

投球フォームで悩んでいる西武・雄星投手

2010-03-12 22:40:31 | 野球は楽しい
◆ 西武・雄星投手投球フォームで悩んでいるが、じっと我慢で見守ろう。?
毎日マスコミがいいこと、悪いこと何でも取り上げているが長い目で見守ってあげてはいかがなものかと思っている今日この頃です。有名になると大変ですね。そっしてほしい気になりますか、ここを乗り切らないと大物になれないと思います。

・ 「頭デッカチ、菊池雄星の体力はチーム最低だ」(3/6日刊ゲンダイ)
・ 「雄星はナメてる絶対に推薦しないと痛烈批判」(3/10夕刊フジ)
・ 「ドラ1左腕はプロの世界で活躍できるか」
・ 「菊池雄星は成功するか」
等、最近マイナス志向で取り上げているニュースです。詳細は、次のとおり

● 「頭デッカチ、菊池雄星の体力はチーム最低だ」(日刊ゲンダイ)

  「腹筋、背筋が全然ダメ」、 キャンプ以来となる2度目の実戦形式のマウンドもピリッとしなかった。
 西武の菊池雄星(花巻東)が5日、シート打撃に登板。相手は高山や後藤、大崎を除けばほぼ二軍選手だったが、15打席で6安打、2四球、3三振。課題のスライダーで2三振を奪ったのはよかったが、序盤は相変わらずの荒れ模様。ボール球先行でカウントを悪くし、ストライクを取りにいった直球を打たれるケースが多かった。
 後半になるにつれて球も走り出したが、52球中、23球がボール球。球速が140キロを超えたのは1球だけだった。
 それでも首脳陣は、9日の教育リーグの巨人戦の先発を決定。橋本投手コーチは、「ストライクが入ったし、良かったね。変化球はまだまだ。久しぶりに打者に投げたし、段階踏んで良くなるんじゃない? 球速はもっと出るでしょ」と大甘の評価だった。
 当の菊池は安堵(あんど)の表情でこういった。
「緊張したか? したというか、わざとさせました。ここを甲子園だと思って、アップのときから甲子園と同じ(グラウンドの)位置でキャッチボールをした。そうすれば高校の時と同じ投球ができるんじゃないかと。打たれたけど、収穫はあった。自分に限らず、投手は投げるうちにスピードや制球もついてくる。(9日の試合は)巨人打線に胸を借りるつもりで、逃げずにぶつかりたい」
 そんな菊池に不安の色を隠せないのが小野二軍投手コーチだ。
「まあ、長い目で見てやってよ」と苦笑いしつつ、こう続ける。
「菊池はとにかく体力がない。腹筋や背筋をやらせても、(チームで)一番ダメ。今は走り込みとか基礎体力をつける練習を重点的にさせてるけど、あいつは多分これが『常軌を逸した練習』とでも思ってるハズだよ、きっと。そんなことはないんだけどね。最近は高校野球の指導者も昔ほど厳しくない。違和感とかそんなレベルでも、すぐに休ませる。松坂や涌井と比べるのは彼らに失礼だけど、菊池は2人とはあまりに体力が違う」
 小野コーチといえば、投手から苦情が出るほど走り込みをさせる鬼コーチとして知られている。
 菊池は読書量が多く、投球理論もよく知っているといわれているが、まずは鬼コーチの下、体づくりが先決だ。


● 「雄星はナメてる、絶対上に推薦しない」2軍コーチ痛烈、(夕刊フジ) 

 メロメロデビューとなった西武・菊池雄星投手(18)が、早くも窮地に立たされた。
 雄星は9日、教育リーグ・巨人戦(西武ドーム)の先発マウンドに上がり、プロ初登板を果たしたが、2回を投げ3安打、3四球で3失点。結果以上に内容が悪く、小野和義2軍投手コーチ(44)は、「もう少しできる子かと思った。打たれるならまだしも、四球で崩れるのは一番最悪のパターン。もっとガンガンいかないといけないのに“これくらいで十分でしょ”という感覚だと思う。変な意味でいえば、プロ野球をナメてるところがある」と巨人打線以上の痛打を浴びせた。
 セットポジションでの投球になると、直球が130キロ前半と球威がガクンと落ち、制球も定まらない。2回に初めて走者を背負った場面で、セットを制止せずボークと判定されたことに、小野コーチは「しっかりセットをとめていきなさいと言っているのに、いきなりボークを取られるし、球がどうのこうの以前の問題。そういうことをキッチリして、1つ1つクリアしていかなければ、絶対上(1軍)には推薦しない」と語気を強めた。
 内容がよければ、次回登板のチャンスも用意されていた。しかし、小野コーチは「全然未定。先発は今日の四球を3つ出した時点でさせられない。ああいう結果で投げさせるような甘さは、プロ野球にはない。他の投手もいるわけだから。1回の失敗が命取りになる」と大きく遠のいてしまった格好だ。
 雄星は「調子は悪くないですけど、走者を出してから(セットポジション)の投球に尽きると思う。久々のセットで、不安に思っていたところ、その通りになった」とショックの色はありあり。キャンプではフォーム固めに試行錯誤したため、セットでの投球練習をほとんどできず、5日のシート打撃でも、試す余裕はなかった。
 それでも雄星は「悔しい気持ちも半分あるけど、納得できる部分もあった。次につながると思う。やってきたことが少しずつ形になっている。着実にステップアップしている」と手応えをつかんだようで、首脳陣とはかなりの温度差がある。
 自身もドラフト1位で入団し、高卒1年目から活躍した小野コーチは「そんなところで甘やかしたらダメ。同じ失敗をするなら“もう使えませんよ”となる。このままズルズルいったら、あの子のためにならない」とあえて厳しい親心をみせた。
 これではキャンプでいったい何をやってきたんだとなりかねないが、クリアするべき課題は山積。急がば回れでゼロからじっくりやり直し、首脳陣の信頼を得て次の登板機会を勝ち取っていくしかない。(塚沢健太郎)

● ドラ1左腕はプロの世界で活躍出来るのか 

岩手の高校野球史に名を刻んだ菊池に対して、先日、とあるイベントでイーグルス元監督の野村氏はこう評価していた。
「左で150キロもの球を投げるんでしょ。マー君も1年目はそこまででなかった。西武は監督も投手出身だし、マー君以上になるよ」
岩手出身の筆者としては、この野村氏の言葉をそのまま鵜呑みにしたいところだが、菊池は左腕、マー君は右腕という大きな違いがある。本当に菊池はプロの世界で通用するのか? という疑問を解決すべく、1人のドラ1高卒左腕と比較してみる。その左腕とは、今から4年前の夏の甲子園において菊池と同様レベルで騒がれ、1回戦で152キロを記録し、通算史上3位の65奪三振を記録した辻内崇伸(05年ジャイアンツ入団)だ。

■菊池雄星
2009年 夏の甲子園の成績
投球回32.1、被安打23、奪三振27、四死球5、自責点9
被安打率6.40、 奪三振率7.52、 四死球率1.39、防御率2.51
■辻内崇伸
2005年 夏の甲子園の成績
投球回 41.6、被安打31、奪三振65、四死球24、自責点16
被安打率6.71、奪三振率14.06、四死球率5.19、防御率3.46
この数字だけを見ると、菊池の制球力の良さは伝わってくるが、マスコミや球界が騒ぐほどずば抜けて良い成績を収めたとは言い難い。むしろ、奪三振率は辻内のほうが断然上だ。しかも、辻内は菊池と同様に150キロ以上をマークしている。辻内の評価も上々だったはずだが、実は入団してからの4年間、けがなどもあったにせよ一度も1軍で登板するチャンスには恵まれていない。
“マー君以上になるよ”はリップサービスだった!?
次に、辻内以外なら高卒ドラ1左腕で活躍している投手はきっといるはず――。ということで、ここ10年の高卒ドラ1左腕の活躍ぶりを調べてみた。

■1軍で実績を残している3人
村中恭兵(2005年:スワローズ入団。31試合を投げ、7勝18敗。防御率5.19)
吉川光夫(2006年:ファイターズ入団。29試合を投げ、6勝9敗。防御率4.61)
赤川克紀(2008年:スワローズ入団。9月9日のカープ戦でリリーフ初登板。打者4人に投げ本塁打を含む3安打1四球2暴投3失点と1死も取れずに降板)
■打者転向が1人
高井雄平(2002年:スワローズ入団)
■1軍での登板機会がない5人
辻内崇伸(2005年:ジャイアンツ入団)
片山博視(2005年:イーグルス入団)
延江大輔(2006年:バファローズ入団)
田中健二朗(2007年:ベイスターズ入団)※春の選抜で優勝投手に。
中﨑 雄太(2008年:ライオンズ入団)
■戦力外通告3人
正田 樹(1999年:ファイターズ入団)※1999年夏の甲子園で優勝投手に。
河内貴哉(1999年:カープに入団)
柳田将利(2005年:マリーンズに入団)

この結果からも分かるように、ここ10年間における高卒ドラ1左腕は09年の12月の時点で現役選手が8名。その上、大きな実績を残した選手は皆無である。ということは、菊池もそう簡単には活躍出来るとは言い切れないように思えてくる。ドラフトの注目選手にはよく起こり得ることだが、連日続いていた“菊池フィーバー”はマスコミの過剰な演出であり、かつ、“マー君以上になるよ”発言は、現役監督を退く野村氏ならではのリップサービスだったような気もしてくる……。
そんな逆境の中、菊池はどんな活路を見いだしてくれるのか。もしも菊池が2けた勝利を記録すれば、1967年に高卒ドラ1でタイガースに入団した左腕・江夏豊が1年目に記録した12勝13敗以来、43年ぶりの快挙となる。
菊池は“左のドラ1はなかなか大成しない”というこのデータを打ち破る力を備えているのだろうか。大いに注目して見守っていきたい。

●  「菊池雄星は成功するか」

 なぜか高校のスター選手はパ・リーグに集中している。松坂、涌井、ダルビッシュ、マーくん。
今年は雄星が西武に入団。雄星は先人に続くことができるのか。

高卒選手は育てるのが難しいのか、大成する選手をあまり見かけない。しかし、西武は選手育成に定評がある。
野手では伊東、清原、秋山、鈴木健、松井稼頭央、中島。投手では工藤、渡辺久、松坂、涌井。錚々たる顔ぶれが揃っている。

しかし、最近1990年~2004年のドラフト高卒投手の活躍は
長見賢司 一軍出場なし(野手としてはあり)
松田和哉 一軍出場なし
神野信也 一軍出場なし
千原淳弘 一軍出場なし
坂本竜一 一軍出場なし
石井伸幸 一軍出場なし
松井稼頭央 野手として大活躍
小関竜也 同上
小石澤 3試合 0勝0敗0S
佐藤 友紀 7試合 0勝0敗0S
鳥谷部 13試合 2勝1敗0S
松坂大輔 204試合 108勝60敗1S
眞山龍 一軍出場なし
猪爪義治 一軍出場なし
竹内和也 一軍出場なし
松川誉弘 一軍出場なし
藤原虹気 一軍出場なし
涌井秀章 119試合56勝41敗0S
となっている。
リーグを代表する選手になるか、
一軍出場なしで球界を去ることになるか非常に両極端なのだ。

しかも雄星は左投手、高卒の左投手で活躍している選手は、先発では成瀬、石井一久、井川ぐらいだろう。
甲子園で活躍した須永。壁にぶつかったままなかなか出てこない現状だ。
そしてオリックスファンだと思い出すのが川口知哉。
いまの雄星レベルでマスコミが追いかけ、そして彼もビックマウスなので面白おかしく報道されていた。
結果は…。やはり、高校野球で活躍する左腕は過大評価されやすいのではないか?
左である程度の速球と変化球があれば抑えられるのが原因か。
実際、川口はカーブしか変化球が無かったような気がする。ドラ1左腕はプロの世界で活躍出来るのか!?
岩手の高校野球史に名を刻んだ菊池に対して、先日、とあるイベントでイーグルス元監督の野村氏はこう評価していた。

「左で150キロもの球を投げるんでしょ。マー君も1年目はそこまででなかった。西武は監督も投手出身だし、マー君以上になるよ」

◆  盛岡南リトルシニアのホームページ