40代でシフトする働き方

	40代でシフトする働き方の極意 (青春新書インテリジェンス)
	クリエーター情報なし
	青春出版社

あと1年半ほど余裕がありますが40歳が見えてきましたとのことで読んでみたの後この本で40歳という一つの人生の転機となる年代に絞ってどのようなことを意識していくべきかを記した本です。キャリア、お金、老後、人間関係などあらゆる方向に対して具体的な指針を示してくれているので、自分が見落としていた部分をフォローできる内容。「Big Tomorrow」での連載が基になっています。筆者自身も42才のときに鈴木宗男事件で逮捕された経験があります。その後、作家として活動をしていますのである意味人生の展開が訪れた世代だったわけです今の40歳代はバブル後の就職氷河期に社会人になった「損な世代」とも言われていますが確かにこの世代は非正規の人もそれなりのボリュームゾーンがあり社会的にも今後の世代が抱える問題を最も先頭で体感できている世代ということが出来そうで、より臨機応変な対応を迫られていくことは間違いないでしょう。会社人生でいうと40代ではほぼ選抜が終わり自身に求められていることというのが見えてきます。それは同時に何で生きていくのか、どう生きていくのかというのを見直すきっかけになるものと思います。「吾、十五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。六十にして耳順う。七十にして心の欲する所に従えども、のりをこえず。」と言われますが、まさに「惑わず」というようになりたいものです。
　

・慣れは禁物。新しい事に挑戦し自分に負荷をかけ能力を高める。多くの人に出会い、多くの良書を読み、自然や芸術に触れ感性柔らかくしておくことが重要。
・求められるリーダーシップの質は時代と共に変化。今後の理想は組織に尽くし、構成員と一緒に考え問題解決をする相談型リーダー＝サーバント型。部下であろうと相手の人格を尊重し丁寧に対応する。
・仕事の方向と完成形をイメージできず、アウトラインを描けない人物は、リーダーとしての資格なし。