いつものように

そこに行けば毎年必ず見る事ができる花がある、
それって当たり前のように思うけど、当たり前ではない事もあるんですよね。

４年ほど前に、森林公園でコスミレの群生をはじめてみかけたので
翌年その時期に訪れてみると、全く姿形なし。

その後も日をおいて見に行ったけれど、結果は同じ
全くその姿が見られないのです。

特にそのあたりの工事をしたとか、周りの樹木を切って日当たりが変わったとか
目に見える環境の変化はなかったようなのですが・・・

野草に詳しい友人が、スミレって突然姿を消すって話していたのを
耳にしたことがありますが、こういう事だったのか、と思ったのでした。

同じ森林公園の中に、ここ数年裏切りなしで咲いてくれるスミレがあります。

先日（３月３０日）、そのスミレの開花状況を確認に行ってみました。

その散歩コースの途中には、ウグイスカグラが小さな花が
遠目でも確認できるほど咲いていました。
このウグイスカグラも毎年ここで撮影しています。




コブシはまだ固い蕾、花の下に１枚の葉を付けるのがコブシ、
なので、花の蕾の下にちょこっと出ているのがその葉なんでしょうね



目を凝らして探してみると、いつもの遊歩道の山側の斜面には小さなシハイスミレが１株だけ
花を咲かせていました。



ここのシハイスミレは成長しても草丈は小さいまんま、今は咲きはじめなので、なおさら花も草丈も小さい事(*_*;





そして、反対側の日当たりのいい場所では、ニオイタチツボスミレがこれも１本だけ
咲き始めたばかりです。
もちろんかがみ込んで、臭いはしっかり嗅いできましたよ～～
ウ～～～ン、１本でもいい香りを放ってます。




この場所は、毎年変わらず、シハイ・・・とニオイ・・・を一度に見る事ができる、お得な場所なんです。