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【公開討論会・詳報】(6)小沢氏「(訴追の首相同意)私は逃げません」

2010年09月02日 | 民主党政権
2010/09/02産経新聞

 【政治とカネ】

 --政治とカネの問題にいかざるをえない。小沢さんご覚悟下さい。一番、現実的に起こりそうな問題から。検察審査会の問題で近く2度目の議決が近く出ると制度的に強制起訴となり、首相の同意が必要になるが、小沢さんが首相になった場合、同意するか不同意か

 小沢氏「まだ代表選が始まったばかりで、選挙に勝つかどうか、首相になるかどうかも全く分からない中でのご質問で、答えようがありませんけれども、私は今、申し上げましたように1年有余の強制捜査、私自身も捜査に協力を致しました。その中で実質的な不正、犯罪というのはなかったということで、結論を得ておりますので、審査会の皆さんもそのことをよく理解してくれるものと信じております」

 --この問題をなぜ聞くかというと現実的にあり得ることで、日本の政治にとり停滞を招きかねない話で、事前に明確な意思を確認しておきたい。例えば、鳩山さんならかつて国会で「自分がそうなれば逃げない」と起訴に同意すると明確に言っているし、小沢陣営の1人の海江田さんも「小沢さんは明確に同意する旨、言った方がよい」と言っている。もう少しはっきり言ってほしい

 小沢氏「今、鳩山さんの言葉を引用してお話になりました。私も逃げません」

 --政治とカネの問題のつづきだ。検察審査会と別に、小沢さんの場合は3人の秘書経験者が逮捕され立件され公判が始まろうとしている。公設秘書もいるが、彼ら自身の政治資金を集めたのではなくて小沢さんの政治資金について起訴立件されたわけだ。虚偽記載額は計算にもよるが、18億に上るわけだが、分身でもある秘書が立件起訴されて公判が始まっている捜査は公平公正と考えているか、適正だったと考えているか管理責任についてはどう考えるか

 小沢氏「あの、捜査は本来、公正に行われているものだと思っております。従いまして私が捜査についてとやかく言うつもりはありません。そう信じております。ただ、今お話のとおり、虚偽記載というものが何か実質的に犯罪を隠蔽(いんぺい)するためとか何とかということでなされたものでは決してないわけですね、これは捜査の結果分かっているわけであります。ですから、その意味で、報告の形式、手続きに間違いがあったのではないかという意味で、責任を問われているわけであります。私もその責任を問われるということ自体について私自身も責任を感じておりますけれども、先ほどから申し上げております通り、強制捜査で国家権力によって強制捜査を1年有余やって不正な実質的な犯罪の事実はなかったということで検察当局から2度の不起訴の結論が出たわけでありますので、あとは報告書の事実関係あるいは認識の問題等についてのことだと思っております。ですから私はその意味では、事実上、何の1点のやましいこともありません。ただ、秘書がそのような嫌疑をかけられて、そのようなことになったことについては私の不徳のいたすところ、責任であるということを否定するつもりはありません」


 --国会との関係で、小沢さんも、かつて自民党の幹事長などを務めて疑惑があれば中曽根(元)首相、故竹下(元)首相ら含めて国会の予算委員会で証人喚問に応じることをやってきたが、小沢さんの場合、鳩山さんも含めて国会での証人喚問や政治倫理審査会で釈明など行われていない。いかが考えるか

 小沢氏「全然、別個の問題で、あなたもご記憶かと思うけど、証人喚問で証人に応じたこともございます。ですから、証人や政治倫理審査会で申し述べることについて私、何も躊躇(ちゅうちょ)しておりません。ただ、国会は、あるいは政治倫理審査会も強制捜査権があるわけではありません。特に、政治倫理審査会は疑惑をかけられた場合に、その疑惑を趣旨弁明する機会として政治倫理審査会も私が議運委員長の時に手がけたものでございます。ですから、その趣旨についても十分に知っております。ただ、私はそのことを忌避しているわけではありませんけれども、それ以上の、国会での証言や政治倫理審査会以上の、強制的な捜査を全部受けてそれで何の不正もないということでありますので、そのことで国民皆さんにご理解を頂きたいと思います」

 --国会との関係で菅さんにうかがう。首相として国会での証人喚問うんぬんは発言しにくいと思うが、今回は代表選だ。小沢さん、鳩山さんのような疑惑が生じた場合、政治家として国会で説明する責任があると思うか

 菅氏「私は先の国会でも野党から、そういう質問を頂きまして、幹事長を辞するという形でけじめをつけられたと、そういう風に申し上げてきました。今回、改めて代表選に小沢さんが立候補されましたので、そういう意味ではですね、より国民の皆さんが納得できる形での説明はされなければならないと思っております。国会での手続きは、まさに国会でお決め頂くことですから、そういう国民の皆さんのいわば常識というものが今回においてもきちっと受け入れられなければならないだろうと思っています」

 --小沢さん、口では「検察の公正な捜査」と言っているが、どうも口ぶりだけ聞くと「何でオレだけがこんなにやられるんだ、もっと公平にやってくれ」と聞こえる発言だ。過去を振り返っても田中角栄さんや金丸信さんにしても小沢さんの系脈につながる一番、数を集めて、お金を使う組織が捜査対象になっていることについて宿命論を感じているのか

 小沢氏「田中先生、金丸先生、私にとりましては政治の指導者であり、大変私は敬意を表し、尊敬をしております。ただ、政治家としてそれぞれの人間ですから、考え方の相違やいろいろなものがあるのは当然でございます。私は田中先生も金丸先生も、こよなく好きですし、尊敬しておりますけれども、それを、そのまま継承する部分とそうでない部分は当然あるわけでございまして、継承すべきではない点は反面教師として、これは政治資金の問題だけじゃなくて政治思想、政治哲学の問題でございますが、そういうものは自分自身のものとして貫いているつもりでございます」

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