私は詩集が好きで、特に最近は北原白秋や萩原朔太郎を読んでいたのですが、ふと手に取った島崎藤村の『若菜集』にはとても甘いものを感じます。詩が、水飴と言おうか、砂糖水と言おうか、とにかく甘い、という表現。これが適切なのかどうかはわかりませんが、とても心へ染み渡る詩集です。
かつて若き日の北原白秋がよく読んだというのも、この『若菜集』。「こころなきうたのしらべは ひとふさのぶだうのごとし…」で始まります。私は詩を読むときは音読しますが、音読するとまたこれがいいのです(笑)『若菜集』を編んだときには、島崎藤村は25歳。その若さが詩から伝わってくるようです。
『若菜集』には秋を題材にした詩が多数含まれます。この秋の季節。『若菜集』で甘い気分に浸ってみるのもまた一興かもしれませんね!
●『藤村詩集』島崎藤村 新潮文庫 1967年
かつて若き日の北原白秋がよく読んだというのも、この『若菜集』。「こころなきうたのしらべは ひとふさのぶだうのごとし…」で始まります。私は詩を読むときは音読しますが、音読するとまたこれがいいのです(笑)『若菜集』を編んだときには、島崎藤村は25歳。その若さが詩から伝わってくるようです。
『若菜集』には秋を題材にした詩が多数含まれます。この秋の季節。『若菜集』で甘い気分に浸ってみるのもまた一興かもしれませんね!
●『藤村詩集』島崎藤村 新潮文庫 1967年
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