厳選！ポカポカ地蔵の選んだ「サラリーマン川柳、三首」その177

　　　　狂わない
　　　　　　時計が揃う
　　　　　　　　　朝の駅

　　　　　いつも同じ場所で同じ時間
　　　　　同じ顔、いつもいる朝の駅
　　　　　たまにいないと「風邪？有休？」
　　　　　知らない人なのに心配になる

　　　　錯覚と
　　　　　ムダが支える
　　　　　　　　　化粧品

　　　　　ノーコメント

　　　　優しさを
　　　　　　使い果たして
　　　　　　　　　　妻となり

　　　　　そうじゃろ～
　　　　　分るわかるよ

朝の言葉～

　　　　すべては等しく、すべては等しくない
　　　　すべては有益であり且つ有害である
　　　　すべては語ると同時に無言であり
　　　　合理的であると同時に非合理的である
　　　　人が個々の事柄について表白することは
　　　　しばしば相矛盾する
　　　　　　　　　　　　　　ゲーテ

　　　　　こりゃあ、そのまま「老子」
　　　　　「老子」を読んでたんかねゲーテさん

変わった花じゃあね～

川面の夕陽

ポコちゃん

厳選！ポカポカ地蔵の選んだ「サラリーマン川柳、三首」その176

　　　　一芸に
　　　　　ひいでたつもりが
　　　　　　　　　　変わり者

　　　　　いいの、いいのよ
　　　　　変わり者歓迎

　　　　詫びと錆び
　　　　　　身につく頃が
　　　　　　　　　　定年時

　　　　　相手が思わず
　　　　　「まあ～今回だけは」と思わせる
　　　　　お詫びの上手なパートさんがいた
　　　　　気持ちの明るい人だったなあ～

　　　　朝寝坊
　　　　　走るか休むか
　　　　　　　　　考える

　　　　　走れえ

朝の言葉～

　　　　他人のうちに
　　　　自分が現れるのを
　　　　見るならば
　　　　それこそ最も美しい
　　　　輪廻である
　　　　　　　ゲーテ

　　　　　こういう瞬間は最高な気分

厳選！ポカポカ地蔵の選んだ「サラリーマン川柳、三首」その175

　　　　「ゴハンよ」と
　　　　　　　呼ばれて行けば
　　　　　　　　　　　　タマだった

　　　　　ニャァ～オン
　　　　　と切り返せば

　　　　やせるお茶
　　　　　　せっせと飲んで
　　　　　　　　　　水ぶとり

　　　　　私は宮島で買う薬草がいっぱいの
　　　　　「鉄観音茶」これがいいみたい
　　　　　あさはこれに「梅干ひとつ」を入れる
　　　　　爽快な麻になる

　　　　クラス会
　　　　　　担任よりも
　　　　　　　　　老けた奴

　　　　　私の周りは皆んな若ぶりだよ
　　　　

朝の言葉～

　　　　たのしみは　
　　　　　とぼしきままに　人集め
　　　　　　　酒飲め物を　食へといふ時
　　　　　　　　　橘　曙覧　

　　　　世の中に　同じ心の　人もがな
　　　　　草の庵に　一夜語らむ
　　　　　　　　　良寛和尚

　　　　魂合へる　友と語れば　悪しざまに
　　　　　　言はるるさへも　をかしけり
　　　　　　　　　黒川真頼

　　　　　安岡正篤「百朝集」より

　　　　　昨日、日本橋木鶏の大蔵さんから
　　　　　メールが届いていた
　　　　　なつかしいねえ～
　　　　　今朝、本を開くと友の歌があった
　　　　　本も私の気持ちを知っているのかしら
　　　　　　

葉っぱがキレイ～