語り部の方と会うことになった！

　　今週の土曜日は町内会の夏祭り
　　去年は昼からあったので語り部の方とは
　　日曜日に相手の都合がよければ会うつもりだったが

　　町内会のお知らせがポストに入っていたので
　　時間を見ると５時３０分からになっていたので
　　ラッキーと思い語り部の方に電話した

　　土曜日にお会いできないかと言う話をしたら快諾

　　前回の電話では芯の強い声だったが
　　今回は打ち解けたような声だった

　　土曜日がこれから楽しみになった
　　どんな顔をされているのか

　　お会いする場所はもちろん原爆死没者祈念館
　　今回の縁を作ってくださった方にもお礼ができるし
　　叔母の写真もできているというし
　　新聞記事の切り抜きも活字化すると言われていたし
　　ちょうどいい場所でお会いすることになった

　　何から話していいのやら
　　それを思うと震えてくるような感じ
　　
　　電話で聞いた話しでは
　　叔母は呉の共済病院で８月３０日に亡くなったという
　　父の話では、広島中を毎日探したが
　　どこを尋ねても見つからなかった
　　それで諦めたという話を聞いたことがある
　　兄弟の中で一番かわいがっていた妹だというのは
　　私が効いていてもわかる話しぶりだった

　　語り部の方はそれを後から聞いて、それから毎年
　　私のお寺で８月３０日にお経をあげて下さっている
　　その方が言われるのは「８月３０日のお経の時
　　脇田先生と一体になるのです」
　　そう言われてしばらく沈黙されていた

　　川を泳いで助けられた思い
　　腕を支えられて泳いでいた時のことを思い出されるのだろう
　　暑い夏の川はもうだいぶ死者も浮かんでいたのでは・・・
　　電話で聞いていてそんな想像をした

　　父の思いも伝えたいし・・・
　　父も喜んでいると思う

　　土曜日の１０時が大きな出会いになるような気がしている