台風18号で京北町細野の長野・大神宮社の裏の谷が抜けて土石流が神社の本殿下にも流れ込み、社務所も1メートルほど山側が埋まりましたが氏子さん達の頑張りで秋のお祭りは無事終える事が出来ました。
抜け落ちた谷の修復工事は京都府の治山工事が年内に始まると言う情報でしたが工事業者が見つから無いとの情報もあり、心配していました。
幸いにも今月初めから工事が始まりました。谷の上部はまだ落ち切らなかった土砂や植林が残っているのでもう1度土砂降りの雨が降ったり、雪解けの水が切っ掛けで土石流が神社を直撃する可能性もあり一日も早い復旧工事を願っていました。
上部はこんな具合で大雨で今にもずり落ちそう堰堤も埋まって役に立たなかった。
昭和35年水害(?)で堰堤が出来て、その時に当時の総代さんの希望で右の写真のような石垣を組んで堰堤から溢れ出た水が境内に入らないようにしたと言う事でしたが、堰堤のどれもが総て土砂で満杯になってしまっていて役目を果たしていませんでした。
堰堤自体は健在ですから溜まった土砂を取り除く事で本来の堰堤としての役目を復活させる事が出来ます。(素人目では)
日本のように降雨量が多い国では多目的ダムや堰堤や護岸の治水事業が大切である事は昔からの常識であったはずです。
近年都会生活者が増えてどうしても道路工事に公共事業の主力が移っているようですが、ひとたび自然災害が起こるとやはり山間部や過疎地のおろそかにされて来た河川などに被害が出てしまいます。
河川は上流が守れなければ下流も安全ではないのです。
「コンクリートから人へ」など都会生活者(票田)に心地よいキャッチフレーズがこれからも命取りになる可能性があります。
土建業者の激減が国土の崩壊につながらないように政治家は心すべきです。
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