千里の氏神さま上新田天神社の本殿の真後ろに建設中のマンション「ロジュマン千里中央」の建設が進み5月26日にはいよいよ9階部分が見え始めました。
左側がお宮さんの鎮守の杜、9階まで建ったマンション。まだ3階分高くなり神社を見下ろします。
この後、計画通り12階建てになれば、今見えている9階の上にまだ3階分が高くなります。お宮さんの尊厳を保つために7階までにして欲しいと開発プロジェクトの大本、関西電力、近畿日本鉄道にお願いをしてきました。
和解のための仲介を大阪府神社庁庁長寺井大阪天満宮宮司にもお願いにあがりました。
昨年8月から「上新田天神社の景観を守る会」を有志で立ち上げて街宣活動と署名運動(1万人分あり)を繰り広げてきました。
しかし、巨大企業を相手には我々の希望は通すことが出来ませんでした。
昨年暮れには地元の圧力もあり街宣活動も中止しました、私は景観を守る会の事務局長も引きました。
抗議看板も畳みました。署名活動も休止しました。
私にはまだやることがありました。神主として天神さまに解決をお願いすることでした。
自宅に上新田天神社のお札をお祭りして朝一番に祈願することを始めました。「困ったときの神頼み」です。
天神さまは怖い神様です。しかし、合格祈願のように子供たちの願いを聞いてくださる優しい神様でもあります。
神様が動いてくださっている予感がします。思い過ごしでしょうか?
昨年8月中旬に関西電力不動産の社長が北アルプスの槍ヶ岳山頂で雷に打たれて亡くなりました。
今になって原発の下に活断層が見つかって電気を送るこの原発は廃炉になるでしょう。巨額の損失です。
マンションは12階まで予定通り建つでしょう。来春入居予定のようですが、夏には本殿を覆いかぶさるような光景が見られるでしょう。
これからも、神様に上新田天神社の景観をお守りくださいと毎日ご祈願してゆきます。
そして、これからの「上新田天神社の景観を守る会」の運動は秋から、残された鎮守の杜を大切に地域の人たちとともに守って行くことになります。