河童アオミドロの断捨離世界図鑑

河童アオミドロの格安貧困魂救済ブログ。

銀河の果てのタコヤキ屋 第2話

2013年09月25日 | ソーラー農作園芸
「やられる前にやり返す、やられなくてもやり返す、それが恩返しだ」

八田二郎は父親の言葉を思い出していた
小さな町工場を経営していた父は銀行からの融資を断られ破産した
きっと父親は人生でやりたい事など本当は無かったのだと思う
もし、本当にやりたい事があったなら、それは本当に実現していただろう

では、自分はどうなのだろう
自分の人生でやりたい事など本当にあるのだろうか
出来る事は出来てしまうから、そんな事はやりたい事ではないし
出来ない事をやりたいと思っても、出来るはずはない

やれるかやれないかどっちかわからない事
そういう事を自分はやりたいのだろう

「タコを捕獲するために、まず火星に行くんだ」

八田二郎は夜空に輝く赤い星を見ながら心に誓った
強い夜風に吹かれた電線が
火星人の吹く笛のようにピューピュー鳴っていた



9月23日(月)のつぶやき

2013年09月24日 | ソーラー農作園芸

銀河の果てのタコヤキ屋 第1話

2013年09月23日 | ソーラー農作園芸
「あーもーわけわからん、自分でも何書いてるか理解できん
これはもう人生の末期症状や」

八田二郎はブログを書きながら、つぶやいた

「ロサンゼルスのスシバーも失敗したし
今度は、宇宙の果てでタコヤキ屋でも開いてみるか
メリケン粉とタコと青ノリくらい、どこででも手に入るやろ
タコが無かったら、火星人の切り身にすればいいし」

2019年度汚染水処理アイデアコンテストの佳作入賞の賞金5万円で
八田二郎はまずバージン航空の火星行きの切符を買った