我が家の大量食材、この時期は、ダイコンを筆頭にした冬野菜が中心になる。
寒い時期だから、痛む速度もごくゆっくりなので、生のまま長く保存できるところが嬉しい。
ただ、気候に甘えて忘れてしまうと、根菜だと『す』が入ったり、葉物だと先端や外側から痛んできたりする。
したがって、のほほんとあぐらをかかずに、多少は計画的に消費を考えた方がいい、ということになってくる。
で、今回みたいに自分のまいた火種(塩漬けわらび)で尻に火が付くっていうのは、よっぽど間抜けなんだけど、他の食材に対しても、少しは気配り目配りが必要だと思うんです。
つまり、長期保存食材も、日常的に活用しましょうということね。
そんな中で目を付けたのがリンゴ。我が家では、この時期になると、買ったものや戴き物でいっぱいになり、春まで食べ続けることになるフルーツです。
美味しくて楽しい調理方法はないかなと思って探しているうちに見付けたレシピが、あまりにも衝撃的だったので、記録を残しておくことにします。
料理の名前は、林檎のタルト・タタン風。
Mayumiさんという方のショート動画だったんですけど、あり得ねえ~!と思いつつやってみたら、あり得たじゃん!!という料理です。ちなみに、マタギのように『タルト・タタン』って何?って言う人もいると思うので、調べてみました。簡単に言うと、リンゴ料理の上から生地を被せて焼いたら、裏返して味わうというものらしいです。
それでは、行ってみます。
下ごしらえ・調理の部
・冷凍パイシート2枚を常温に戻しておきます
・使う材料は、リンゴ1/2個、卵1個、グラニュー糖適量、はちみつ適量
既に、この少なさに驚きです。パウダーシュガーは最後まで待機。
・卵黄をほぐしておいた方がいいと思います
・リンゴの芯を外したら16枚に薄切りにしてみました
・クッキングシートに直に(!!)はちみつを流して薄切りリンゴを並べます
・グラニュー糖を回しかけて
・柔らかくなってきたパイシートをかぶせて、フォークで目止め
※多少隙間が空いても問題なし。パイ生地が膨らみ、果汁で密着されますから
※ここで一つ失敗。シートの周りが平らなままだったため溢れ出した果汁が天板に染み落ちてしまいました
・卵黄を塗って
・200℃のオーブンで20分加熱(家中にアップルパイの香りが広がります)
既に旨そうですけどタルトタタン風は、ここからが本番
・クッキングシートごと裏返して、シートを丁寧に剥がします
・パウダーシュガーで彩るんですけど、1枚にはシナモンも振りかけました
最後の山場は、切り分け。名刀『関の孫六』登場
※脂の乗った柔らかい魚を捌く感じかな?刃の全面を使って、一回ごとに刃を拭きながら
出来たぜ!
最後の、切り分けるところ以外は、超絶簡単でした。
しかも、文句なく旨い!
何と言っても、オーブンに入るまで20分で完了してしまうアップルパイなんて、作った今でも信じられない!という感じ。
唯一厄介だった切る段階については、カッターナイフを使うか、または、前もってパイシートを切っておいて、焼いた後には切らないという選択肢もあるかもしれません。
それにしても、このアイディア、凄い!
クッキングシートの特徴(染みない焦げない柔らかい)を知り尽くしているからこそ生まれた料理だよね。
すんごく面白かったし、すんごく美味しかったし、すんごくためになりました。
Mayumiさん、ありがとうございました。