山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

ハマる!余ったカスタード料理

2024年06月30日 | 日記とレシピ

 このところチャレンジしているスイーツがシュプリームクロワッサン

 日記でも紹介しているが、少しずつ『それらしく』なってきていることが楽しいし、その都度行った工夫が報われていくのが嬉しい。

 そんでもって、『おまけの楽しみ』があるものだからたまらないんですよ。

 それは、作る度に余らせてしまうカスタードクリーム

 これをアレンジすると、色々な料理が出来てしまうことが分かってから、面白くなってきてしまったんです。

 で、今回も余らせてしまったので、楽しませてもらうことにしましょう。

 作ってみることにしたのは、カスタードタルト

 これに成功すれば、今後、多種多様なバリエーション料理が可能な成長株と言って間違いないと思います。

 今回は夜勤日で時間も限られるんですけど、行けるところまで行ってみたいと思います。

 下ごしらえ・調理の部

 まずはタルト生地作りから始めるんですけど、いきなり躓いた。

 生地作り用に買い置きしていたはずのクッキーがない。

 妻に聞くと、

「ああ、食べちゃった。」

だと。

「おいおい。どうすんねん。」と思っていると、

「代わりがあるから。」

と言ってどこからかクッキーを出してきた。

       何とかなるかな?

 マタギがとっておいたクッキーは一つ残っていて、そこに、MORINAGAのアーモンドクッキーだって。

 いいんじゃない。やってみましょう。

 ・重さは60g強。ジップロックに閉じ込めます

 ・麺棒で細かく砕いて

 ・クッキーの半量の無塩バターを加えたら

 ・レンチンしてよく馴染ませます

       タルト台に入れるには足りない。困った

 ・マドレーヌ型に3等分

 ・周辺が高くなるように押し広げて

 ・カスタードクリームも3等分

 ・それなりに形を整えたら、180℃のオーブンで12分

 ・焼き色がつかないから10分追加

       だめだ。設定温度を上げるべきだったかも

 ・粗熱を取ったら冷凍庫へ

 ・1時間弱冷やしたら

       ベーシックバージョン、出来上がり!

 これが旨かったんだわ。

 カスタードクリームは勿論なんだけど、タルト生地が絶品!

 家族みんな、大絶賛でした。

 なんだか、本命のシュプリームクロワッサンよりも評価が高かった感じ。

 多分なんだけど、アーモンドクッキーを使った効果が大きいと思います。

 この、得も言われぬ香ばしさは、アーモンドプードルを使った時に非常によく似ています。

 この生地の風味とサクッとした食感がカスタードクリームの美味しさを引き立てているんですね。

 おお、こいつは得したワイ。

 妻(達?)がクッキーをつまみ食いしてくれたおかげで、また、新たな境地が開かれたぞな。

 それにしても、面白いのう、カスタード料理。

 つぎから次へと面白美味しい料理が出来てゆく。

 これだったら、シュプリームクロワッサンづくりは、何回失敗してもいいですね。

 だって、楽しみが増えるばかりなんだもの。


また一歩前進 シュプリームクロワッサン

2024年06月29日 | 日記とレシピ

 この夏、マタギがチャレンジしている料理は、色々あるんだけど、その中でもかなり難しいと感じているのがシュプリームクロワッサンというもの。

 あるブロ友さんが紹介しているのを見て、あまりにも美味しそうだから作りたくなった。

 ただ、諸般の事情から、我流の創作にならざるを得ないものだから(道具その他が揃わない)、苦戦が続いている。

 さて、今朝は、3回目のチャレンジだ。

 ここまでのチャレンジで、クロワッサン本体が難しいことが分かってきている。

 身の程知らずなのも分かっている。

 それでも、懲りずに新たな作り方を試してみようと思います。

 下ごしらえ・調理の部

 今回は、1回目に失敗している『冷凍パイシート』を使ってみます。

 ※本日は午前中から来客予定のため、発酵待ちをしている余裕がない。

 ・パイシート2枚を縦に3等分します(幅3センチちょっと)

 ・柔らかくなる前に巻き巻き

 ・もう1本を継ぎ足して

 ・上から掌で押して、押し広げます マドレーヌ型へ

 ※これまでの実験で、バターの油分が出てくることが分かっているので、型にくっつく心配は、いりません

 ・200℃のオーブンで焼くんだけど、クロワッサンの上に、もう1枚鉄板を乗せました

 ※縦方向への膨張防止のため(2回目の教訓を生かします)

 ・12分経過

 かなり、いい感じですよ!

 ただ、もう少し、艶と焼き色が欲しいですね。

 ・急遽、溶き卵を塗って3分焼いたら裏返し。裏面も同様に3分焼いて

       フォッフォッフォッ、ますますいい感じですよ

 ここで、1回目に作った簡単カスタードクリームを再現します。

 ただですねえ、

       溶き卵が前回の半量

       だったら、使う材料も全て半量です

 ※牛乳100、砂糖25、薄力粉8gです

 じゃあ、加熱時間は?

 当然、半分で済むはず。

 ・丁寧に濾して、小麦粉のダマをすっかり溶かしたら耐熱ボールに移して

 ・500wで2分レンチンしたら

       あらら、出来ちゃった

 ・バニラをちょっと足しました

 さあ、これまでの2回では辿りつけなかった高みに来ましたよう!

 クロワッサンにフィリングとトッピング開始です。

 ・クロワッサンに竹串を入れて、中に空間を作ります

 ・しぼり器を使って中にカスタードクリームを注入

 ・板チョコを適量湯煎して

 ・竹串とクリームの傷跡を隠すようにトッピング

 ちょうど朝食時間になったので、みんなで試食会です。

       切ってみるとこんな様子です

 こ、これは! 非常に美味しい!

 パイのサクサクとクリームの甘トロとチョコのビター甘感が混然一体となって押し寄せてきます。

 ただ、美味しいには美味しいんだけど、思ったほど奥までクリームが届いていない感じ。

 そのため、食べる場所によって味わいが変わってしまう。

 さすがに簡単ではありませんな。

 これは、第4回目に向けての課題ですね。

 でも、かなり前進したことは間違いありません。

 さあ、この夏、どこまで前に進めるか、楽しみです。

 としあえず、ご馳走様でした!


あめのすけーとりんく(さんぽうた226)

2024年06月28日 | いきもの

  あめのすけーとりんく  かあたあ つむり

 

あたたかく なってきたけど

まだ おやすみ

 

おひさまが

いきいきしてるね

だったら

まだ おやすみ

 

くもが

わいてきたよ

でも

まだ おやすみ

 

おや? あめだ

もっとふれ あめ

 

できたぞ

ぼくの

すけーとりんく

 

すぅい すぅい

ああ きもちいい

 

ぽっつん ぽっつん

ああ きもちいい

 

       本日は、雨降り

 じゃあ、彼に会えるかも。

 久しぶりに傘をさして散歩に出かけてみました。

 すると、

       やっぱりいましたよ

       あっちにも

       こっちにも

 みんな嬉しそうです。

「よかったねえ、雨だ降って。」

「ああ。このまま雨が降らなかったらミイラになっちゃうところだったよ。」

「暑かったもんね。」

「うん。今日はすごく気持ちいいよ。」

「やっぱり、ほどほどが大事だよね。」

「そう。ほどほどに晴れて、ほどほどに降ってくれないとね。」

「そうだね。また降ったら遊びに来るよ。」

「じゃあね。」

 

 ・・・この日は、本当に待ちかねたように、あっちでもこっちでも『つむり』君や仲間たちが雨を楽しんでいました。

 カエルの声もよく聞こえる日でした。

 たくさんの出会いがあった雨の日の散歩でした。

 億劫がらずに出かけて良かった。


猛暑の昼下がりは二刀流で

2024年06月27日 | 日記とレシピ

 皆さんのお住まいの地域はいかがだろう。

 マタギの住む山形は、今年も身の危険を感じるほど暑い。

 一応梅雨入りしたので、暑さもちょっと一息ついた状態だけど、本日の日記は、その直前の台所での記録である。

 とにかく暑い。

 で、山菜の下ごしらえが済んだところで、この暑さを乗り越える料理を考えることにした。

 冷蔵庫を開けると、そこは、流石に山形県の台所。サクランボがあるじゃない。生クリームもあるから、サクランボを使ったアイスクリームなんかできるんじゃないかな。

 ただ、去年は、これで失敗している。

 確か、サクランボをペースト状に加工してアイスに混ぜ込んでみたんだけど、色ははっきりしないし、味もよくわからない不思議なアイスクリームができてしまったのだ。

 これは、マタギが欲張った結果。

 今年は、あまり欲張らずに、サクランボは加工せずに、アイスに添えるだけにしましょう。

 とにかく暑い。

 善は急げだ。早速、調理開始。

 下ごしらえ・調理の部

 ・生クリームが40gほど残っていたので、これをベースにします

 ・同量の牛乳を加えたら

 ・グラニュー糖10gとバニラ数滴を加えて

 ・グラニュー糖が溶けるまで混ぜたら冷凍庫で待機

 あんまり簡単すぎたので、アイスができるまで、スタミナ食を作って待ちましょう。

       鶏モツ(600g)を買ってきて煮込みにします

 ・食べやすい大きさに切って血合いを抜いて茹でたらアクを掬って

       生姜を4枚分ほど千切りにして

 ※酒100、醬油75、みりん50に砂糖30gで味を付けます

 ・ゆすりながら強火でガンガン煮詰めて

 ・水分があらかた飛んだら火から下ろして

       出来上がり! これが暑い日に旨いんだわ

 さて、冷凍庫の方もいいんじゃないかな?

       こちらは可愛く冷たく出来上がり

 やっぱり、こういう魂を吸い取られそうな暑さの日には、二刀流ですな。

 ガッツリと栄養を摂って、涼を味わう

 なかなか充実した昼下がりの台所になりました。

 甘露甘露!


美しいアオミズ

2024年06月26日 | 山菜料理

 アオミズは、アカミズと違って茎の根元が赤くならない。

       茎が青いからアオミズね

 葉のつき方も、全体的な形状もアカミズとよく似ているし、群生するところもアカミズと似ている。

 ただ、アカミズとは違う種で、ヤマトキホコリというのが本名です(アカミズはウワバミソウ)。

 生息する場所も、アカミズほど広くないため、スーパーや産直などに出回ることも少ない山菜だ。

 ただ、これが、アカミズ以上に美しいんだなあ。

 先日、アカミズの美しさを紹介したけれど、どう違って、どう美味しいのかを紹介しようと思います。

 調理の仕方は、アカミズとほぼ同じなんだけど、ちょっとだけ違うので、その辺にも触れていきたいと思います。

 下ごしらえ・調理の部

 ・茎の上の方についた葉を、根元に向かって引いていくと皮がむけるのはアカミズと同じ

 ※アカミズよりも、ずっと華奢なので力を入れ過ぎると途中で折れてしまいます

       葉っぱと皮を剥き終わったところ

 ※先端の葉っぱ3~4枚は、きれいなものをとっておいて天ぷらにするところもアカミズと同じ

 ・沸騰したお湯で2分ほど茹でると

       鮮やかな緑色に変わります

 アカミズも変わるんだけど、アカミズ以上に鮮やかで濃い色、しかも透明感があるのです。

 ・水にさらして粗熱を取ったら出来上がり

       伝わるかな、この鮮やかな緑と透明感

       生姜醤油で戴きました

 アカミズには、トロミがあるんだけど、アオミズにはありません。

 どこまでもシャキッとした爽やかな食感が魅力です。

 前半でも書いたけど、生息量が多くないというか、繁殖力がアカミズほど強くなさそうなので、乱獲は禁物だと思っています。

 でも、すごく美味しいから、年に1回ぐらい戴いてきて、ご馳走になっています。

 今年も、美味しいアオミズを戴くことができて幸せです。

 ご馳走様でした。

 そして、山の神様、ありがとうございました。