冷蔵庫のタケノコも、いよいよ残り少なくなってきた。
さて、この子たちをどんな料理にして有終の美を飾るか。
実は、前々から試してみたかった料理があるので、この際、やってみることにした。
それは、お吸い物。
しょっちゅう作っていそうなものだが、まともに作った記憶がない。
というのも、時間がなければ、みそ汁にドンと入れてしまえば出来上がってしまうから。
醤油ベースにする時には、老舗『出羽屋』の山菜蕎麦風にしてしまえば文句なく美味しいので、まともに取り組んだことがないのだ。
でも、お吸い物にすれば、きっと月山筍の風味や食感を。心行くまで堪能できるんだろうな、という思いがずっと燻っていた。
そんで今年は、在庫が結構たっぷりあるのでチャンスなのだ。
この際、こういう新たな試みにもチャレンジしてみましょう。
参考にするのは、和食のカリスマ、白ごはんさんのレシピです。
※出汁は干しシイタケで取りました(これ、本当に便利です)
これから使うタケノコの先端部です
斜め切りの竹輪を添えたいと思います
タケノコがメインだとすると、その脇に添えるためです。
海鮮の風味も加えたかった。
だし汁900mlで一煮立ち
調味料なんだけど、できるだけシンプルになることをめざします。
※薄口醤油6g、塩小さじ1とほんだし少々を使いました
味見してみると、今ひとつ引き締まらない。
これは、『吸い口』というやつで補強しましょうかね。
白髪ねぎを適量準備して
鍋に直行。食事時まで待機
白ごはんさんによると、『具材とだし汁を別々に盛り付けるとよい』とのこと。 なるほど。
具材を並べた後で熱々のだし汁を注いで
最後に、『青み』に当たるツル菜のおひたしを添えました。
本日の夕食に並びました
見た目もよろしいが、食べてみても、タケノコの優しい風味がダイレクトに味わえる感じ。心が和みます。
これは、思惑通りですね。
画像で分かるように、タケノコの緑色がしっかり残っているうちは、タケノコの風味が十二分に味わえるのです。
ああ~、良かった!
定番の鶏肉出汁醤油風の汁も美味しいのです。
だけど、こうして、新鮮なうちにタケノコを食せるのならば、こういうシンプルな味付けもいいものですな。
タケノコ本来の美味しさがじっくり味わえます。
ご馳走様でした!
タケノコの美味しさをたっぷり楽しめる『和』の料理になりました。