山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

ちょっとだけ実りの季節

2021年08月31日 | 山菜料理

 今回戴いてきたミズ。

       おまけつきです

 葉っぱのつけ根に付いているチョコレート色をしたつぶが『ミズコブ』です。この場所で花を咲かせて実った種です。これをターゲットに収穫したのは、今期初めてです。さて、さっそく料理に取りかかりましょう。

   ≪ミズコブのだし醤油づけ≫

 今回は、キノコ採りの予定を切り替えての収穫だったので、いつもの『畑』みたいに大量には持ち帰りませんでした(20本だけ)。

 下ごしらえ・調理の部

 ・収穫物から葉っぱを一枚ずつ外していきます

       たったこれだけ。残念だけど葉っぱは使いません

 ・食べやすい長さに切り分けます(2節ぐらい)

       こんな感じ

 ・おひたしみたいな気分で茹でます

       色が変わり始めますが・・・

 ・5分間茹でました

 ※茎の方はあっという間に火が通るんだけど、さすがにコブの方は時間がかかります

       やっと火が通りました

 ・水にさらして冷まします

 ※アク抜きみたいな手間は不要だと思います。このままでも美味しいです

 ・だし醤油を水で薄めて(1:2)漬けます

 ・蓋をして冷蔵庫で待機

       今夜の夕食に少しだけつけました

 久しぶりに食べてみると、『カリッ、トロッ』。んんうんまい!独特の歯ざわりとぬめりがたまりません。

 ああ、ついに実りの季節がやってきたのね。秋の訪れを感じる食卓になりました。

・・・まだ、夏のキノコに未練が残っているんだけど、季節は待ってくれないんだよね。この辺は、時の流れに身を任せるしかありません。

 山の神様、これからもよろしくお願いいたします。


なぜか山菜採りに

2021年08月30日 | 山菜採り

 9月末までに6日間夏季休暇が取れるんだけど、特に理由のないままに本日を当ててしまっていた。特に理由がないんだから、特にすることもない。だからと言って、だらだらと1日過ごしたんではもったいない。山に出掛けてみましょう!とりあえず。

 降水確率は、少々高めなんですが、多少濡れるのは構わない。それよりも、運動不足で身体がなまっていく方が嫌だ。収穫がなくてもいいんです。とにかく歩き回って、良い空気を吸ってきましょう。例によって、日の出時刻を目標に家を出発した。

 本日は先客が2組いますね。ただし、いずれも沢コースを目指すみたいです。マタギは一人本流コースに入りました。歩き出して間もなく。おっ!

       タマゴタケみたい。だけど・・・

 タマゴタケなら美味しいんですけど、特徴の1つであるタマゴの殻のようなツボがない。怪しいですね。手を出さずに通過。続いて、

       チチタケさん

 今シーズンかなりお世話になったチチタケもオフシーズンに入ったようです。

 念のためにトビタケの木もちょっと観察してみたけど気配無し。いよいよ今年はだめかも。

       無名の滝を横に見ながら前進

 まあ、しょうがねえわ。来月から始まるマイタケ採りの苦行に備えて、尾根登りをちょっとだけやってみましょうか。

 少し登ると植生も変わってきます。まずは、

       松の木(アカマツ???)

尾根にしか生えていないみたいです。それから、

       ガマズミかな?

早くも葉や実が色づいていました。そうして、

       谷間の月

朝だからということもあるんだろうけれど、雲が優しくなってきている感じ。

 ああ、いい景色、そして、いい空気。

 今日も、これでいいよね。第一目的は、身体を動かすことだから。

 爽やかに終わろうと思ったんですけど、帰り道で目に入っちゃったんだよなあ。

       このようなものが

       あちらこちらに生えています

 ミズコブです。いい案配じゃないの!そう言えば今シーズンは、まだ、まともに採っていなかったよなあ。少しだけ戴いて帰りますか、秋の味わい。

 森林浴におまけがつきました。

 山の神様、ありがとうございます。これから先もよろしくお願いします。

 

 

 


てんしのはね(さんぽうた101)

2021年08月29日 | いきもの

  てんしのはね   きぬくも すみか

おひさま やさしくなった

ひかりも かるい

なやみの きり

はれていく

 

くうき すみきって

ほおに やさしい

こころにからむ くさり

とけていく

 

そう あきよ

みえますか

てんしのはね

 

そらにも

そして

あなたの せなかにも

 

そう あたらしいきせつよ

ほんのすこし

まえをむいてみて

 

わかるよね

かるくなったあゆみの

ここちよさ

 

       入道雲の上に絹雲

 久しぶりに晴れた空を見ると、雲の様子が変わっていた。暑いんです。だけど、入道雲は、それほど大きくならず、代わりに空高くに流れる絹雲。

 心なしか、日差しも優しくなった感じ。見渡すと、

       あっちにも

       こっちにも

       そっちにも

 秋の雲。

 ああ、季節が代わろうとしている。

 突然なんですけど、夏休みが終わるこの時期って、青少年の痛ましい事故が多発するらしいんです。気持ちは、ある程度分かります。

 「ああ、終わっちゃう。」または、「また、始まっちゃう。」そういう重苦しさ。

でも、これって、見方を変えれば、新しいスタートですよ。

 そういう見方で自分の人生を前向きに捉えられないかな。ほんの僅かでもいいから、そんな心の闇に光を照らす手助けはできないかな。

 雲を見ながら心の中をよぎった思いを綴ってみました。

 


花オクラの手巻き寿司他

2021年08月28日 | 日記とレシピ

 向かいの住人からもらった花オクラ。

「食ってけろ。夕方なっと萎んでしまうがらよお。」

こちらが恐縮してしまわないようにという気遣いの言葉に改めて感謝だ。

 さて、『おひたし』でも『酢の物』でも美味しいことが分かったんだけど、『生』でも美味しいというブログを見つけたので早速試してみた。

 花びらをサッと洗って、残りご飯と漬け物を乗せて、クルッと巻いて食べてみた。

       こんな感じね

 湯がいたときほどではないけど、ぬめりがある。味にクセがないので、ただ食べるよりも食感が豊かになるというのが感想。

 これを本格的に楽しむとすると、ちらし寿司にして楽しむ手巻き寿司でしょう!決定、今夜は、華麗なる寿司パーティーだぜ。

 更に調べてみると、この花びら、酸化防止を心掛けて(密封ね)冷蔵すると2~3日は保つらしい。早速、真空パックして冷蔵庫へ。

       こんな感じで保存しました

 そんでもってネタの準備を始めたんですけど・・・、

 アボカド・イクラ・生ハム・サーモン・ツナマヨ・マグロの剥き身を並べたところで、

 あれ?これって、握り寿司には出来ないよね。花オクラの手巻き寿司が確定してるけど、全部巻くのは無理。最初に閃いたちらし寿司というのは、花オクラの上に散らすのであって、大々的なちらし寿司ではない。だって、手巻き寿司が主役なのに、残りの酢飯をちらし寿司にしてしまったらバランス悪いですよ。どうする?

  ポクポクポクポク チ~ン

   残った酢飯は≪軍艦巻き+α≫

 下ごしらえ・調理の部

 ・海苔を6等分します(×8枚使用)

 ※包丁よりも切れ味の良いカッターかハサミがいいと思います

 ※切ったら、出番まで湿気らないように保管しておきます

 ・ツナ缶(×2)の汁は捨ててからマヨネーズと和えます

 ・アボカド、生ハム、サーモンは、それぞれ細切れにしておきます

 ・ご飯4合に対して、酢100g、砂糖25g、塩10gを混ぜておいたものを和えて酢飯を作ります。

 ・冷めてきた頃合いをみて酢飯をピンポン球大に握って並べていきます。

 ・予定の個数が揃ったら、保管しておいた海苔で軍艦作成。

       こんな感じに並べていきます

 ※海苔の端っこが、剥がれないように軍艦同士を寄せていきます

 ※形が不揃いなんですけど許して。共通して心掛けていることは『中心を凹ませる』こと

 ※ネタの盛りつけが綺麗になる(はず)

 ここまで来れば、あとは盛りつけるだけです。

 忘れてました、

 ・冷蔵しておいた花オクラの花びらを大皿に並べて、ピンポン球酢飯を中央に置いていきます。

 ・お好みの具材を乗せると

       麗しいです!(ツナマヨ以外を組み合わせました)

 ここに、先ほどの軍艦巻きと、別に作ったいなり寿司が並ぶと、

       見惚れてしまう(彩りが格段にアップ!)

       本日の夕食

 それでは、午前中に作っておいた酢の物と一緒に、いただきます!

 向かいのM氏から戴いた『花オクラ』。そこから連想が広がってこんな夕食に仕上がりました。

 いやあ、旨い!!

 感想をまとめると、「恐悦至極にござりまする。」となりましょう。こんな料理、普通の日に食べることなんて、我が家では、まずないです。

 M氏ありがとうね。このお返しは、秋のキノコで、ということになるかなあ。


花オクラ、おもしろ旨い!

2021年08月27日 | 日記とレシピ

 本日も何カ所かキノコ山を歩いてみたのだが、キノコの気配は無し。このまま秋キノコのシーズンに移行してしまうのだろうか。

 少々寂しい気分で帰宅すると、妻が出迎えて言う。

「これ、お向かいさんからいただいたの。」

なぬ?

       いただいたうちの一部

ご覧の通り、オクラの花だ。これって、食べ物なの?

「最近ハマってるって言ってた。これは、実にならないんだって。」

へええ。そう言えば、普通のオクラよりも一回り大きい。早速、向かいの住人にお礼の電話を入れるが、つながらない。まあ、食べてから報告した方がいいか、と考えて調理方法を調べてみた。すると、いろいろあるんですねえ。まずは、そのうちから2つ試してみることにしました。

   ≪花オクラのおひたし・酢の物≫

 下ごしらえ・調理の部

 ・使うのは花びらなので、つけ根の部分を切り落としていく

       中心の色濃い部分を切り離す

 ・湧かした酢水で軽く湯がく

       軽くしゃぶしゃぶ

 ※この時点で驚くほどのぬめりが出てきます

 ・布巾等で水気を拭き取って

       ※布巾だと花びらの色が付いて染め物みたいになりました

 ・だし醤油、またはポン酢をかけて鰹節を散らして

       おひたしの出来上がり

 続いて、酢の物です。

 ・スライスしたキュウリに軽く塩して(2つまみぐらいかな)数分間待機

       やっぱりスライサーは楽チン

 ・この間に三杯酢を準備

 ※だし汁50mlと、酢24g、醤油みりん各8g(6:3:1:1)

 ・カニカマ20gと花オクラ30gを食べやすい大きさに分けておきます

 ・キュウリから染みだしてきた水分を落として

       スタンバイできました

 ・全部を混ぜて

       出来上がり!

 ご覧の通り、花オクラは彩りとしての効果も大きいのですが、前述した『ぬめり』が食感を引き立ててくれるようです。

 これはおもしろい!向かいの住人がハマるのも分かるわい。

 さて、食べ方を調べているうちに、『生食』というものにも出会った。今夜は、そちらの方を試してみましょうか。

 これは、楽しみが広がりますよ。お向かいさん、ありがとうね!