山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

お正月準備その2

2019年12月31日 | 日記
 今年の正月準備は、ちょっとピンチ。息子が帰ってきたと思ったら、高熱を出してダウン。現在、戦力外の状態だ。とりあえずやってることを・・・。



まず田作りを準備して


アク抜きしたゼンマイを切って


お雑煮に入れる大根を茹でておいて


鏡餅を丸めて



食べる餅の方を切って

ここから先、おせち料理は妻と娘に任せて、私は夕食の準備。せっかく買い出しに行ったんだから、お魚たちを少しは食べてみなくては。

みんなのがんばりをたたえるとともに、息子の復活を願ってにぎり寿司

(盛りつけのセンスの悪さを実感 でも開き直ってるマタギ)

さあ、あと1日です。気持ちよく新年を迎えることができるといいなあ。

読んでくれた皆さんも、よいお年を


お正月準備その1

2019年12月30日 | 日記
 歳末です。年越しの準備が始まったんですけど、私の分担は、今年ずうっと付き合い続けた大根と、春のうちに収穫しておいたゼンマイの下ごしらえと、魚介関係が中心になります。ま、主役は妻ですから、私はその助手って感じかな。
 さて、まずはゼンマイ。こちらは、ほぼ2日間かかります。

乾燥ゼンマイをたっぷりの水に浸して湧かします

沸騰したら火を止めて、完全に冷めるまで放置。

ゼンマイが元の姿に戻り、アクも抜けてしまう


水を入れ替えて1日待つと完成

 以前に紹介した赤コゴミと同じですが、こちらの方が太い分だけ丁寧に時間をかけます。はい、一丁あがり。
 さて、次は魚の買い出しです。我が家では、例年、大晦日の早朝に塩竃の仲卸市場で買ってくるんですけど、今年の職場は、大晦日にも仕事があるので、本日(30日)出発。

晦日でも十分混み合っていました

 山形県民にこの話をすると、「ウソでしょ。」と返されることが殆どなのだが、上の写真でまだ午前5時前。宮城県民は、めっぽう早起きである。それもそのはず、市場内に並ぶ魚たちを目利きしながら一回りして戻ってくると、一番いいと思っていた魚が売られてなくなっていた、なんてことがざらに起こるのだ。だったら、人よりも先に来て良いものを手に入れましょうというような心理が働いているのだと思う。
 今回のターゲットは、マグロ類だけで、あとは冷凍品や塩蔵品の補給みたいな感じだから、それほどでもなかったんだけど、それでも少し焦りました。で、買ってきたのがこれ。

本マグロとヒガシモノ(メバチ)です

 年に1度のお楽しみ。今年は、2種類のマグロを食べ比べてみようと考えています。
 さあ、どんな発見があるか。今からワクワクしています。

お帰りなさいⅡ

2019年12月29日 | 日記とレシピ
 午前中に弟を見送ったかと思ったら、午後になって息子が帰ってきた。ドライバー1年生の息子にとって、この時期の運転は、かなりのストレスになると思う。なんてったって、豪雪地帯(新潟)から峠を越えて豪雪地帯(山形)に帰ってくるんだから。
 でも、これも宿命。積雪や凍結の道路を安全に走行するための練習と考えてもらいましょう。と言いつつ、無事に帰ってきたときには、すごくホッとした。
 お帰りなさい。
 帰郷の疲れを癒やしてもらうことはもちろんだが、君には、お正月用の鮮魚の買い出しに付き合ってもらわなくてはならない。だとすると、本日は、スタミナアップの夕食メニューですね。
 ポクポクポクポク チ~ン

 冷蔵庫の食材を見ると決まりです。これで行ってみましょう!

  ≪ポークソテー・ジンジャー風味≫
 何のことはない。生姜焼き定食なんですけど、働き盛りの若者には、いいんじゃない?

 材料の部
 ・豚肩ロース薄切り(9枚あった)
 下ごしらえの部
 ・豚肉の両面に塩コショウをふりかけて、暫く馴染ませる
 ※ベンチタイムをとると馴染む+臭みが抜ける(はず?)
 ・ボールに小麦粉(大さじ3ぐらい)を入れて、肉1枚ずつにまとわせていく
 ※ここでもう一休みしてから一気に決着という手もあるんだけど、今回は数が多かったので先に進みました

今回はもう一歩先まで進んでおきます

 ・サラダ油を敷いて熱したフライパンで、両面を焼く(強火)
 ※フライパンとの境目が色づいてきたら裏返す
 ※裏面は、かなり短時間で焼き上がります

焦げ付かせないようにサッサと

 ・焼き上がったら、皿に取って本番まで待機

ここで一休み 待機させます

 調味料の部
 ・酒大さじ3、みりん大さじ3、醤油大さじ2
 ・リンゴ酢おおさじ1(君は今回の料理のキーマンになるはず
 ※リンゴ酢の酸味が臭みを飛ばし、甘みと香りが旨さを引き立てる予定
 ・すり下ろしショウガ大さじ1
 以上を混ぜておく
 ※ショウガを炒めておく方法もあると思うんだけど、今回は、香り重視のため、後回し

 調理の部
 ・調味料を合わせて、鍋で沸騰させる

アルコール分を飛ばします

 ・中火で熱しながら、前もって焼いておいた肉を次々にからませていく
 ※即、盛り付けましょう
 ・残ったタレをそれぞれの皿に回しかけて出来上がり

盛り付け完了


 息子は、「おいしい、おいしい。」と言いながら、ご飯を3杯も食べていた。
 『お帰りなさい スタミナアップメニュー』は、成功だったようです。
仕事のストレスなんかもあるだろうけど、ま、ゆっくりと心身を癒やしていっておくれ。

お帰りなさい

2019年12月28日 | 日記
 「お~、お久しぶり!寒かったんじゃない?」
 「いや、それほどでもなかったけど、風が強かったね。」
久しぶりに弟が帰省してきた。弟は、高校を卒業して以来、ずっと山形を離れて暮らしており、所帯も奥さんの実家のそばに構えているので、この時期に帰省することは、めったにない。
 だが、先日、母親が怪我をして入院することになってしまったので、見舞いに来たのだ。せっかくだから泊まっていかないかと声を掛けたところ、立ち寄っていくことになった。
 それならばと、冷凍してあったキノコの佃煮とムキタケと、それから乾燥保存しておいた赤コゴミとを使って、妻がマタギ料理を完璧に再現してくれた。(感謝!)

せっかくの山菜料理が


気がついたらこれしか残っていない

男2人は、家族や仕事の近況なんかをしゃべりながら、マタギ料理をつまみにしてお酒を酌み交わす。終わってみれば・・・

結構飲んでしまいました(計1升強)

オヤジみたいなよ~、酒飲みなどにゃ~、ならぬつもりがなっていた2人なのであった。・・・これも仕方ないか。

朝になったら銀世界


 翌朝になると、山形らしい寒さになっていた。
「やっぱり寒いね。」
久しぶりに山形の寒さを実感したようだ。車の雪を落として、弟を駅まで送る。

 仕事もそれぞれ充実しているからいいんだけど、この歳になると、仕事以外の世界が開けているかどうかってことが大事だと思うんだよね。その点、お互いに楽しみを持てているようなので安心した(私は季節限定だけどね)。お互いの家族と、本人の健康とを気遣いあって、しばしのお別れとなった。
 また、来年来てね。待ってるよ!

五宝菜だっておいしいよ。でも

2019年12月27日 | 日記とレシピ
 本日の夕食のお題は、「あったまるもの」で「豚肉と白菜を使うもの」。色々な料理が思い浮かんでくるけど、どうしようかな?
 ポクポクポクポク チ~ン

  ≪八宝菜≫
 今日はとろみをつけて温まることにしましょう。
と言ってから、冷蔵庫の中を調べる。八宝菜の旨さは、何と言ってもいろいろな具材のハーモニーですからね。
 で、どうしても欠かせないのが、肉と魚介の組み合わせ。イカとかエビとかなんですけど、ありませんね。しょうがない、ちくわで代用しましょう。
 白菜があるから、根菜を探そう。ニンジン決定ね。タマネギも良いね。ここに、シイタケとかキクラゲとかが入るといいんだけど、ありませんね。数えてみると、まだ、5品しかない。五宝菜か、ま、これでいってみましょうか。

 材料の部
 ・豚の細切れ:200g
 ※塩で下味をつけておく
 ・白菜:3枚(一口大)
 ・ニンジン:半分(細い拍子木切り)
 ・タマネギ:半分(くし切り)
 ・ちくわ:3本(細切り)
 調味料の部
 ・ショウガのみじん切り:小さじ2
 ・中華だし:小さじ1強
 ・オイスターソース:小さじ1強
 ・ゴマ油:小さじ1
 ・塩コショウ:適量
 ・水:1/2カップ
 ※白菜の場合、結構水分が出るので少なめで良いと思います
 ・片栗粉大さじ1分を水に溶く

前半の写真撮るの忘れた

 調理の部
 ・分量外のサラダ油を熱して、ショウガを炒める
 ・豚肉⇒ちくわ⇒ニンジン・タマネギの順に炒めてから白菜投入
 ・水を入れてから蓋をして、2~3分蒸し煮にする

もうちょっと蒸してもよかったかな

 ・中華だしを加えて再び炒める
 ・塩コショウを入れて味の調整
 ・オイスターソースとゴマ油とを回しかけて、一混ぜしたら火を止める
 ・水溶き片栗粉を回しかけてから、再点火
 ※他のおかず等を盛り付けるタイミングに合わせます
 ・沸騰するとともにとろみがついてくるので、あまり粘らずに終了

カップ1/2の水でちょうどだと思う

熱々を盛り付けて、はい、召し上がれ。

ミッション完了!

 食べてみると、なかなか旨い。・・・だからいいんだけど、ここにキノコを入れるのって、味のハーモニーだけでなく、食感のハーモニーを味わうためでもあるんだよな、ということに、食べ終わってから気付いた。と言うことは、冷凍庫のタケノコを入れてもよかったかも。
 これは、来年に向けての課題ですね。覚えておきましょう。