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山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

残り物に福!

2025年07月24日 | 日記

 「砂肝400gですか。はい。」

「・・・」(ジェスチャーで会話)

「残りも全部入れる?ありがとうございます!」

 何の話かというと、閉店間際の値引きセールのこと。

 近所の肉と鮮魚に特化したスーパーは、週末しか営業しない。

 と言うことは、週末の末、店を閉めるまでにこの新鮮な食材を売り切らないと勿体ないことになってしまうはず。

 つまり、値引きセールなりたたき売りなどが始まるはず。

 今まで気づかなかったのが迂闊であった。

 しかし、思い立ったが吉日。 閉店30分前のスーパーを覗きに行ってみた。

 案の定、店の中は大混雑。 値引きされた食品をゲットしようと待ち構える客たち。

 そこに、『g100円』とか『半額』と書かれた値引き札を持ってやってきた従業員が、ペタペタと貼っていく。

 おお~! これは気持ちが昂りますねえ。

 当初から予定していたものはなかったのだけれど、つい、

       買っちゃった

 他にも2・3点。

 レジは、まだまだ空いている。

 と言うことは、これから閉店までの20分間に、更なる値引きが行われるのだろう。

 これは、最後まで見届けたいものですね。

 来週の週末、また来ましょう!

 で、せっかく多めに買ってきた砂肝なんで、調理の方も工夫して楽しんでみようと思います。

 まずは下ごしらえから。

 ・食べやすいように5mm幅に切り分けます

 ・これを水から茹でて、しっかり火を通します

 普通の時期にもやっているんだけど、これだけの猛暑の中、一日でも長く賞味するには必要な処理です。

 ・アクは全て掬い取ります(まだまだ出てくるよ)

       前半戦終了です

       いつもだと全量『砂肝炒め』になります。しかし、

 今回は、半量だけ

       ごま油で炒めて

 塩コショウ適量、ほんだし小さじ1ぐらい、醬油10gほどで味付けして、

       一丁上がり!

 残り半分は、

       煮込みにしてみましょう

 ・鍋に砂肝と千切りショウガを入れたら、酒50mlほど振りかけて

 ※醤油30,みりん30、砂糖10gも加えて

 ・強火で煮込みます

 ・ゆすったり返したりしながら、焦げ付く直前まで粘ったら

       テリテリの煮込みが出来ました

 食べてみては、味の方向性は違うんだけど、どっちも砂肝が主役のコリコリ料理です。

 おかずにもつまみにもなりますね。

 今回の料理は、全く予定外だったけど、美味しくできて良かった。

 これも、スーパーの安売りセールのおかげですな。

 ありがたきことです。

 スーパーさん、来週もよろしくお願いしますね。

 次は、どんな残り物に出会えるかな?


ありがとうの一日

2025年07月22日 | 日記

 昨日は、久しぶりに陸上競技の審判ボランティアをしてきた。

 5・6月は結構多くの大会があるのだが、7月になると大会の数がぐっと減るのだ。

 というのも、いわゆる予選が6月までに各地・各ジャンルで行われて一段落しているから。

 7月になると上位大会、主に県大会の時期になるからだ。

 それに、季節的に屋外でのスポーツが適さない時期に入るというのも、理由の一つだと思う。

 で、マタギはこのボランティアを、声が出せなくなってからも続けている。

 声が出ない中で大会運営の仕事をするのが大変なことは分かっている。

 分かっているが、続けた方が良いと考えてやっているのだ。

 そして、昨日は、やっぱり続けて良かったと思ったので、そのことを綴っておく。

       高温の競技場

 恐るべきことに、気温は39℃ほどまで、暑さ指数も30℃台まで上がった中での競技となった。

 この大会を、年寄りの審判だけで運営することは難しい。

 周辺の中学生に高校生(陸上部)、それに大学生の応援もいただいて、補助員として活動してもらうのだ。

 さて、ここから喋れない身の苦労が始まる。

       筆談で何とかします

 筆談と、身振り手振りで仕事の内容を伝えて、リハーサルをしてから本番を迎えます。

       今回手伝ってくれたYちゃんとAちゃん。あとRちゃんとKちゃんも手伝ってくれました

 競技の節目ごとに、仕事の仕方が少しずつ変わるので、そのことを伝えながら働いてもらいます。

 始めのうちは、仕事の話だけなんだけど、だんだん余裕が出てくると、小学校時代のこととか習い事のこと、髪型のことまで話が広がってくるころには大分打ち解けてきます(ほぼ身振りと筆談)。

       小学生とはいえ、県のトップを競う大会なのでハイレベル

 「ええ~!なんであんなに跳べるの!?」

とか言いながら仕事を進める余裕も出てきます。

 しかし、余裕が出てくると細かいミスも出始める。

 ましてや、厳重警戒の暑さの中での仕事ですから、時々、気が抜けないように指示を出して働いてもらいました。

 そうして無事に競技が終わり、後始末も終わるころには夕方です。

 最後にみんなを集めて、メモを見せます。

       この一言だけでいい

 子ども達も、笑顔で、

「ありがとうございました!」

と返してくれて、解散しました。

 今回の手術で声が出なくなると分かったとき、仕事を続けるのは無理と判断して辞職した。

 だけど、考えてみると無理だらけで、町内会もだめ、審判の理事もだめ、審判そのものも無理かなと思ったんだけど、よくよく考えた結果、審判だけは何とかなると判断して、今に至っています。

 ああ~、辞めなくてよかった!

これが現在の心境。

 確かに、コミュニケーションの難しさはあるけど、何とかなってるじゃない。

 おかげで、こうして人と関わったり役立ったりすることができている。

「おう!元気か!」

身振りで丸を伝える。

「酒は飲んでるか!」

大丸で近況を伝える。

元同僚のS氏だ。

彼は、前回まで足を痛めて、杖をついていたのだが、今日はない。

元気そうで何より。

凄く暑い一日で帰宅したら脱水状態。 でも、

こうして人と出会い、関わりあうことの喜びを強く感じた、いい一日になりました。


これからもよろしく!お裾分けのオニオンスープ

2025年06月08日 | 日記

 「こんにちわあ!」

表から威勢の良い声が聞こえてくる。

慌てて玄関の扉を開けると、M氏だ。

「これ、食ってけろ。」

何やらゴロゴロと袋に入っている。

中を覗いてみると、瑞々しい色をしたタマネギだ。

「まだ、茎が枯れてきてねえんだけどよ。だいぶ大きくなってきたから、掘ってきた。」

とのこと。

懇ろに頭を下げて受け取った。

振り返ってみると、M氏からの届け物は、入院中にもあったので、少々恐縮してしまう。

とは言っても、こういう関係がもう長いこと続いていることだし、これでお互いが気分を悪くするようなことがないように気を遣いあっているんだから、まあいいか、という感じ。

 こちらとしては、春先同行できない川での収穫物をお裾分けしたり、S川のナビゲートをしたりしてるもんだから、M氏だって恐縮してるんだよね。

 で、また秋のキノコシーズンに遊びに行くことを約束して、M氏を見送る。

 さて、それにしても美味しそうなタマネギだ。

       絶対旨いはずの新タマネギ

 どうやって戴きましょうって、この子たちを見た途端に決めました。 

 オニオンスープですよ、これは。

 この新タマちゃんの美味しさを堪能できるし、手間もシンプルで簡単。

 早速始めます。

       一皮剥いたら裏側に隠し包丁を入れました

       添えるのはコンソメとベーコンだけ

 ※コンソメは、水1ℓにキューブを3個

       圧力鍋で加圧10分

 これだけです。

 でもねえ、これだけだからこそ美味しいってこともあるのよ。

      トロットロのオニオンスープです

 「うわあ、口の中でとろける!」

「おいしい。優しい味!」

大評判でした。

 季節の味を贅沢に味わうっていう点では、山菜も野菜も同じかもしれませんね。

 M氏、ご馳走様でした!

 今年も楽しかったよ。

 秋のキノコ採りも、是非ご一緒しましょうね!

 喜びを分かち合いながら。


ごめんなさい

2025年05月01日 | 日記

 ごめんなさい。

 本当は、こんなこと書きたくなかったんだけど、長年お付き合い戴いているブロ友さんも多いので、マタギの現状と今後のことについて、少しお話しさせていただきますね。

 この冬から春にかけて大きな手術を終えて退院することができました。

 皆さんからのたくさんの励ましのお言葉やアドバイスに、何度も救われてきたと思います。

 ありがとうございます。

 で、その後なんですけど、実のところ、治療は延々と続いております。

 週に5日間の放射線治療と抗がん剤の処方を受けているのが現状。

 医師の先生に聞くと、これで転移や再発の確率がかなり低くなるんだそうです。

 ただ、副反応も半端でないため、今度は、それに対する対症療法もいろいろ行っています。

 いつまで続くのかは、明言されていません。

 正直なところ、こんな治療を延々と続けることが幸せな生活とは思えません。

 だからと言って、この状況下で何もせずに後ろ向きに暮らしていたっていいはずがない。

 それで、可能なところからどんどん行動に移して楽しもうじゃないの。

 そうすることで、自分自身は勿論、周りにいる家族をはじめとした人たちの気持ちも明るくなれる。

 このように考えて、家の内でも外でもできることを探して取り組んできているつもりです。

 そんでですなあ、ブログへの向かい方を変えてしまっているんです。

 自分の行動の記録としてブログを書くことは続けます。

 でも、暫くの間、ブログを訪ねてくれた皆さんのところへの訪問を休ませていただきたいのです。

 そこまでの気力が湧かないというのが現状。

 本来、ブログって、自由な表現の場であると同時に、多くの人たちと感想や考えを交流しあう場だと思うんです。

 でも、今、自分に可能なことと難しいことを考えて、辿り着いた最適な答えがこれです。

 すごく身勝手な話だとは思うんですけれど、暫く、このような考え方とペースで進めていきたいと思います。

 どうかお許しください。

 

 と、深刻そうな話になってしまったけれど、これまで通り、楽しかったことや美味しかった話は、どんどん書いていくつもりですので、時間があったらご覧になってください。


嬉しい実験、肉料理

2025年04月01日 | 日記

 麺料理は、エレガントに食べれば美味しく戴けることが分かった。

 これは、マタギにとって非常に嬉しい結果である。

 何てったって、ランチを楽しむ幅がググっと広がるからね。

 それに、これなら外食も何とかなりそうですよ。

 さて、次だ。

 ここからは、更にハードルが上がります。

 試すのは肉料理

 肉の場合、既に鶏肉のスープは問題なさそうなことを確かめた。

 ただ、種類も調理の仕方も沢山ある料理だ。

 どんな肉に、どんな調理の工夫が必要かを確かめるには、かなり時間がかかると思われる。

 本日から、何回かに分けて徐々に確かめていきたいと考えている。

 で、本日試すのは、鶏モツの煮込み

 我が家の常備菜の代表格だ。

 さあ、どうなるか。行ってみたいと思います!

 使うのは、

      レバー300gと

       ハツ(ハート)200g強

 肉質の違う2つの組み合わせが、我が家の定番です。

 先ずは、食べやすい大きさに切り分けて、血合いと言うか、血のりを洗い落とします。

 続いて、茹でこぼして臭み抜き。

       それなりにアクが出るので掬い取って

       ザルに移して軽く洗います

       生姜の千切りを適量準備

 ※酒100,醤油75、みりん50、砂糖30gと、ほんだしで味付けします

       ああ、久しぶりじゃのう

       調味料全部を入れて加熱開始(ひたすら強火)

       ここまで水分が飛んだら、さすがに若干火を弱めて

       出来上がりです(てりてりのつやつや)

        早速試食します

 レバーの方は、予想通り食べやすいですね。

 簡単にかみ切れるし、それほどとことん噛み砕く必要もなさそう。

 ハツの部分はもともと弾力があるのが魅力なんだけど、これを普通に食べられるか。

 口に運んでみる。

 フムフム

 本体は、問題なく楽しめますね。 ああ~、久しぶりの美味しさ!

 ただ、付け根にスジが残っていると噛み切れず、飲み込むのがちょっと難しくなる感じ。

 でも、ご飯やみそ汁と組み合わせると大丈夫みたい。

 つまみにした時は、当然、お酒と一緒。

 それならば大丈夫じゃないかな。

 この料理は、あらかじめ小さく切ってあるし、下ごしらえもしっかりしてあるから、OKとみた。

 これは、クリアしたとみてよいでしょうな。

 これならば、より硬い肉の部位を焼くとか炒めるとかしても何とかなりそうな気がしてくる。

 まあ、思い込みではなく、実際に作りながら、より間違いのない美味しい食べ方をしっかり確認していきましょう。

 

 さあ、懸案だった食材や料理がクリアできてきましたよ。

 離乳食ならぬ離療食も、徐々に普通食に近付いてきます。

 ただ、ここでやらかして再入院した方もいらっしゃるやに聞きますので、石橋をたたきながら前進してまいりたいと思うのであります。

 とりあえず本日は、

 ごちそうさまでした!