hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

『夏旅2024』⑦〜三輪素麺&聖林寺

2024-08-19 05:00:00 | 旅行
『夏旅2024』⑦、大神神社を後にする頃、ちょうどお昼となったので参道にある『福神堂』というお店に入る。とにかく冷房が効いていてホッとする。

名物は三輪素麺らしく、煮麺、冷たい素麺、ぶっかけなどメニューも豊富、私は柿の葉寿司付きのぶっかけ素麺、相方は煮麺にする。店に入り出された冷たい麦茶が美味くてすぐにおかわり、おーたまらん。



メニューを見ているとかき氷がうまそうだが、これは我慢する。まずは柿の葉寿司が到着、2つ乗っているので相方と一つずつ分けて食べる。鯖が美味い。



続いてぶっかけ素麺、具は真っ赤なトマト、錦糸卵、ネギ、みょうが、椎茸である。まずはトマトをガブリ、冷えた味が堪らない。麺は普段食べる素麺に比べて細く、やや甘めのスープともよく合い、ツルツルと胃の中に消えていく。椎茸の煮物が味にコクを出し、実に美味かった。



相方の煮麺もえのきだけとワカメ、かまぼこ、椎茸の具と素麺の相性がいい。特にえのきだけが煮麺の具としてこれだけ活躍することに驚いた。

腹も膨れ、炎天下駐車場に戻るが、さすがにかなり元気を取り戻した。

聖林寺まではわずか2km、あっという間に到着する。駐車場も数十年前に訪れた時と全く変わっていない。違うのは駐車場にいたおじさんがいなくなったことくらいである。



細い階段を登ると小さな本堂が見える。入口で入山料と駐車場代を払い、中に入る。



本堂の前に鎮座するのはご本尊子安延命地蔵尊。丸いお顔が可愛らしく、優しく子育てを見守っていただけるお顔、立派な石仏である。他にも如来荒神、毘沙門天、阿弥陀三尊などが祀られている。

次に伺うのは本堂から少し階段を登ったところにある観音堂。こちらには十一面観世音立像(国宝)が安置されている。760年代に東大寺の造仏所で作られたと言われている乾漆像。そのスタイルは実に素晴らしく、私が最も美しいと思っている仏様である。

収蔵庫も2年前に空調完備の素晴らしいものになっていて、裏からもお像を見ることができる。何度お目にかかっても素晴らしいお像であった。

本堂横にはこのお像に感動したフェノロサが寄進した厨子も置かれていた。下には車輪もつけられて可動式となっている。


また、本堂から外を見ると眼下に奈良の山々や山の辺の道を見ることができる風景も全く変わっていなかった。(以下、次回)