この時期には毎年翌年の干支に関する投稿をしている。来年は寅年、阪神タイガースの年となること祈りつつ、『虎』『寅』のつく駅を調べてみた。
『寅』のつく駅は根室本線にある『幾寅駅』のみである。この駅は高倉健主演の『鉄道員(ぽっぽや)』のロケに使用された。しかし、2016年の台風10号の影響を受けて不通となっていて未だに開通していない。
『虎』のつく駅だがまずは幾寅駅同様に北海道にあるのが、苫小牧駅のとなりに位置する室蘭本線の『虎杖浜駅』である。
続いて滋賀県にある北陸本線虎姫駅、2006年には敦賀まで新快速が延長され、一本で大阪、神戸に行くことができるようになった。
このいずれも東京からはかなり遠いが、東京にあるのが『虎ノ門』『虎ノ門ヒルズ』えきである。今回はこの二つを訪問した。
虎ノ門駅は東京メトロ銀座線の駅で駅を上がると文部科学省の前に出る。まっすぐ行くと財務省、経済産業省などがあるが、反対側に渡ると『虎ノ門の碑』がある。
虎ノ門の由来は東西南北を表す『朱雀、青龍、白虎、玄武』のうち、白虎神のある方向にあったため、この名がついた(諸説あり)とされる。虎ノ門の遺跡として地下鉄入口に虎の像、さらに向かい側に渡り、文部科学省の前には虎ノ門の枡形門跡の石垣が残されている。
また、虎ノ門金毘羅宮の鳥居には先ほどの四神が描かれていて、ここにも虎を見つけることができる。
そのまままっすぐに行くと左側に虎ノ門ヒルズの大きなフォルムを見ることができるが、その先にあるのが東京メトロ日比谷線虎ノ門ヒルズ駅。
この周辺はまだまだ開発中であり、駅の入口も年明け8日に移動する旨の掲示があちこちにある。
『虎』のつく駅は東京には2カ所、全国に4カ所、『寅』は1カ所とあまり多くないようである。