『東京の街をぷらっと』その3。久しぶりの企画、今回は人形町2丁目をぶらぶらした。人形町2丁目は人形町通りと浜町川跡、新大橋通りと金座通りの3つの通りと川跡の公園に囲まれているほぼ四角いエリアである。
ほぼその真ん中を縦に甘酒横丁、横に大門通りが通るが、他にも魅力的な細い通りが幾つもある。
人形町交差点から水天宮方向に歩くが、一つ目の路地を左に曲がる。この路地はずっと浜町との境まで続いていて左右には飲食店が並ぶ。
少し広い道に出たところを右に曲がるとレトロ建築が次々と。四角にある自転車屋は元は理髪店、というのはまだサインポールが残ったまま。角地の看板建築である。
門を右に曲がると『日山』とあるが、人形町で一番高級なすき焼き店、因みに私は行ったことがない。正面は人形町通りに面している。
右に曲がると銅板葺の家、緑青の色が渋い。人形町通りを先程の『日山』、隣は『正村』というパチンコ店、正村ゲージと関係があるかは分からないが、かつては浅草に本店のある『梅園』という甘味屋さんだった。
人形町通りを歩くと魚の粕漬けで有名な『魚久』、人形焼の『板倉屋』が並んでいる。
次の通りが甘酒横丁となる。入口には『玉英堂』という和菓子屋さん。ここに甘酒横丁の名前となった茶屋『尾張屋』があった。この横丁をまっすぐ行くと明治座まで続いている。
横丁には『森乃園』(茶の販売)、『双葉』(豆腐屋)、東嶋屋(蕎麦屋)。反対側には『芳味亭』(洋食)などが並ぶが、いずれの店も明治創業のようである。
また、店は新しくなったが珍しい『つづら屋、いまい』、荒物屋の『戸田屋商店』、たい焼き屋の『柳屋』といった観光客に人気のある店が続く。(以下次回)