hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

高浜運河沿いの橋を巡る

2019-02-16 05:00:21 | 日記

『ぶらり橋めぐり』その77。今回は品川駅から歩いて高浜運河沿いの橋を巡る。品川駅港南口を出てまっすぐ歩くと旧海岸通りに突き当たる。港南2丁目の交差点の先は高浜運河となっており、ここに架かる橋が『御盾橋』である。

この名前ゆぬ由来は万葉集にある『今日よりは顧みなくて大君の醜の御盾と出で立つ吾は』という歌から取られた、または高杉晋作が1862年に組織した『御盾組』を意識したのではないかと思われる。

長さは71mで初代の橋は1942年で橋を渡った先には海軍経理学校品川分校が建設中であった。戦後は東京海洋大学(移転時は東京水産大学)の敷地となっているが、海軍経理学校の遺構はこの橋の名前が残っているに留まる。現在の橋は1966年に架け替えられたものである。


橋の手前の階段を降りると高浜運河に沿って遊歩道が整備されていて、風が強い中歩いてみる。海から離れていないため、運河の中にはカルガモなどの渡り鳥もいるが。カモメなど海鳥の方が多い。


『新港南橋』は長さ72m、幅員27.5mの鋼橋で現在の橋は1979年に架けられたものである。この辺りは運河の中にテトラポットが置かれているため、沢山のカモメが羽を休めていて、人が近づいても容易に逃げることもない。まさにカモメの楽園と化している。


運河だけに幅も全く変わらず、真っ直ぐに伸びる姿は壮観である。次の橋が『浜路橋』、1994年に架けられた比較的新しい橋で長さは75m、幅員が14mある。橋の両側にはヨットを模したオブジェがある。


この先には東京モノレール、新幹線、JR貨物線があり、運河は突き当たりとなる。一旦上の道にあがり、旧海岸通りに向かう。


すると芝浦水再生センターの建物、これを右に行くとすぐに『高浜橋』下には高浜西運河が通る。大型クルーザーも停められていて目の前が広がっている。ただ、現在は架け替え工事中のため、親柱などは確認できなかった。


高浜運河に沿って歩くとゆったりと流れる水の流れや色々な橋を見ることができるが、今日は流石に風が強く、散歩には寒すぎた。なお、後で調べて知ったのだが、この工事がなされる前にはホルモン焼屋が店を並べていて有名であった土地であり、ただ、不法占拠を理由に都が全て取り壊しを命じた場所のようである。