『ふらっと橋めぐり』その34。今回は隅田川に架かる清洲橋を渡ってみる。江戸時代は『中洲の渡し』という渡船場があった所で関東大震災後の復興事業として永代橋と共に計画された橋である。
当時『震災復興の華』とも言われた優美なデザインであり、ドイツのケルン市にあるヒンデンブルク橋の大吊橋をモデルに1928年に作られた。橋の長さが186m、幅員が26mある。先ほどの永代橋、勝鬨橋と共に重要文化財に指定されている。
橋の名前の由来だが、愛知県の清洲とはなんの関係もなく、単に江東区清澄と中央区日本橋中洲の一文字ずつを取り、この名前にした。
ブルーに塗装された橋は隅田川の中でも最も美しい橋と言われ、優雅な吊橋型で水上バス(浅草〜浜離宮)や屋形船などの往来もある。
橋からはもちろん東京スカイツリーが見え、隣の隅田川大橋やその先の永代橋も望むことができる。隅田川テラスを散歩しながらこの橋を眺めるのもなかなかいいものである。