本格的に水を抜き始めた井の頭池を見に行く。今回は弁天池が昨年11月、お茶池・ひょうたん池が1月14日からと水を抜き始め、23日~24日に水かさの減った魚の捕獲作業が行われた。
井の頭公園駅に近い方にはポンプが設置されて池の水を神田川に流している。池の底が見え、まるで風景の違う池を見ながら、七井橋の方に行く。
するとカイボリのボランティアの人達が一休みしており、その先にはかいぼり屋というテントが出ていて取れた魚や亀などを見せてくれる。
ミドリガメくらいでは驚かないが、甲羅が30cmを超えるスッポンはど迫力。周りには危険の文字もあった。
他にはモツゴやフナなどの在来種とブルーギルやブラックバス、アメリカザリガニなどの外来種か並んで展示されていた。係りの人の話では2年前のカイボリの効果もあり、在来種が返ってきているとの話。
ボート乗り場近くから見る井の頭池の風景は茶色の底しか見えず、僅かな水たまりにカルガモなどが集まっていた。3月までは池の底を乾かすためにこの風景が見ることができ、桜が開花する頃には元の池に戻るようである。小学生などには是非見せてあげたい風景である。しかし、寒風の中で作業されたボランティアの方々には敬意を表したい。