hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

落合周辺の坂道(1)

2016-01-07 05:00:12 | 日記

『東京の坂・江戸の坂』その63。今回は落合周辺の坂道を2回にわたり歩いてみる。西武新宿線下落合駅で下車、新目白通りに出て、高田馬場方向に歩く。

しばらく行くと左側に氷川神社、創建ははっきりしないが第5代孝昭天皇(紀元前5世紀)創建と言われる歴史のある神社である。


この神社にお参りして一本裏の道を歩くと左側に坂道を発見。


これが『相馬坂』で坂の右側にはおとめ山公園。おとめ山とは『お止め山』つまり将軍家お鷹場として一般人の立ち入りを禁止していた場所で明治になり相馬家が買って屋敷を立てたため、この坂が相馬坂となった。おとめ山公園は木々が生い茂る東京では珍しく静かな公園である。

このきつい相馬坂を登り、落合第六小学校を左に曲がる。道が少し細くなり、左側にまた下る坂、これが『七曲り坂』。名前の通りくねくねと曲がった坂で古くからある坂道。江戸時代は細い坂であったが、明治時代に車が通れるようになり、交易に使われたようである。



七曲り坂を下まで降りて右に曲がり、新目白通りを歩く。この辺りの坂は台地に上る急坂だが、特徴としては皆道が曲がりくねっている。次の角を右に上がっていく坂が『久七坂』である。江戸時代には農家はほぼ坂の上にあり、田んぼが川沿いにあったので田んぼの往復のために使われた。因みに『久七』はこの辺りに住んでいた住民の名前らしい。



このあたりの坂巡りは冬でも汗を掻くほどである。
(以下、次回)