暑い一週間がようやく終わりをつげ、久々に前の職場の飲み友達との会に参加。三月までは毎日通っていた新橋に6時半に集合。今日の店は日本酒好きのF君のとっておきの店らしい。
新橋駅烏森口を降りて6分、パチンコ屋を曲がり、目的地『魚の家』に到着。まずは生ビールで乾杯。お通しの『カニの酢の物』と『鶏皮の和え物』はさっぱりしていてなかなか。日本酒に移り、まずは『風の森~雄町』は口開け。爽やかな中にねっとり感があり、とにかくうまい。次いで刺身盛り合わせはキンメ、イサキ(霜皮造り)、中とろ、タコ、カンパチなど盛り沢山。特にイサキには魚の旨味を感じる。これに合わせたのは『王録~80』、さらに次いで出て来たキンメのかぶと焼きは脂がのって酒の重さとよく調和する。『白露垂珠~夏の濁り』はとても濁り酒とは思えない甘みが少なく、さっぱり感の中に味わいのある酒。さらに『開夏』は島根の開華の夏ブランド、熟成が程々でよい仕上がり。辛い鶏唐揚げは揚げた唐辛子の中に唐揚げが入ったメニューで混ぜる程辛くなる。
幹事のF君が『花陽浴(はなあび)』を見つけすかさず注文するが、これまた華やかないい酒。さらにお店のお勧めで『親父の小言』を飲むが、特徴のあるラベルとは対照的に万人好みの中庸の酒、震災で避難した福島県の酒らしい。最後に『風の森』がわすれられずもう一度呑み、再度感動、クリームチーズの酒盗掛けや漬物をつまみ、ようやくお開き。
わずか四ヶ月半であったが、組織の改変や異動など色々あった仲間たちと再会し、美味しい肴と酒で集った三時間半、誠に楽しい真夏の酒宴 。皆と別れて新橋・機関車前広場、角瓶の菅野美穂が笑っていた。
『魚の家』
港区新橋3ー14ー7ユウキビルB1
03ー3437ー5285