goo blog サービス終了のお知らせ 

hokutoのきまぐれ散歩

ブログも13年目。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。はてなブログにも投稿を始めました。

強すぎ?阪神タイガース〜阪神ファンの戯言

2025-07-09 05:00:00 | 阪神タイガース
7月8日まで我が阪神タイガースが9連勝。約1ヶ月前(6月10日〜17日)には7連敗したチームがここまで良くなるとは正直言って阪神贔屓の私も想像だにしていなかった。

数字を見ても今の阪神が強いことは実証できる。まずは守り、防御率1.94、失策数32はリーグ最少、12球団でみても失策数が西武の28が最少ではあるが、防御率はダントツである。(数字は7月7日現在)

攻めは打率.246、盗塁67、得点268はリーグトップ、ホームランは1位巨人の46に1本劣る45本、対戦成績も中日とは5勝5敗と5分だが、他の4球団には勝ち越している。特に巨人には11勝4敗という状況。

このように数字から見ても2位に6.5ゲーム付けてのリーグ1位なのはうなづける。
要因は①堅固な先発ローテーション・今は(村上、デュプランティエ、伊藤将)(才木、大竹、伊原)が崩れておらず、先発が5回投げなかったのは6月12日まで遡るまでない。さらに2軍には西勇輝、ビーズリー、高橋遙人などの先発候補が控えていることも安心材料である。



②主力の打撃好調・1番近本、2番中野の高い出塁率、3番森下、4番佐藤輝、5番大山のホームランを含めた打撃、下位を打つ熊谷、前川あたりも調子を上げている。

③好調なセットアップとクローザー・湯浅、石井、桐敷、及川、岩崎に加えてネルソン、冨田、木下。特に他球団が羨む左腕投手の数。と挙げれば要素は沢山ある。

しかし、長年にわたる阪神ファンの私はそれでも全く安心していない。というのは今活躍している選手たち(佐藤輝、伊藤将、村上、中野、榮枝、高寺など)が入団した2021年のことが思い出されるからである。スタートは対ヤクルト3連勝で始まったこのシーズンは4月で貯金11、5月貯金5、6月貯金2とここまでで貯金18。

2位に7ゲーム付けて首位を走るも最後はヤクルトに追いつかれ、最終戦でゲーム差なしながら2位に甘んじたのである。(この年は東京オリンピック開催などで7月15日〜8月12日までの長期中断もあった変則開催)

このため、『さらに勝ち進めば今月中にマジック点灯』などと書き立てるスポーツ紙もあるが、落とし穴はまだいくつもあると私は思う。まずは①固定されているだけにスターティングメンバーの故障や怪我の影響、特に半分は屋外の阪神はこれからの酷暑を乗り切らなくてはならず、1人抜けると穴が大きくなる。

これは投手にも当てはまる。6月6日の西武戦で石井投手が打球を頭部に受け、その後8回を任せられる投手不在により、7連敗の原因にもなった。また、②①にも関係するが、代打陣の手薄さを感じる。今シーズンは左は糸原、右は渡辺を柱としていたが、渡辺は打撃不振のため2軍で調整中、代わりに熊谷、ヘルナンデスなどを擁するが他球団に比べて切り札的な存在がいない。

このあたりが改善されればまさに鬼に金棒である。また、酷暑のおかげか死のロードが大阪ドームでの開催も増え、却って選手の負担を軽くできることもあり、有利に働くだろう。

藤川監督が常に話している慢心や油断なしに今月を乗り切れば展望は見えてくる。がんばれ、阪神タイガース。