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冬籠
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人や動物が冬の寒さを避けて
家や巣に籠っていることをさします
もともとは動植物の「冬籠」のことを指しましたが
今では人に対しても使われます
冬に気温が下がると生物の活動が鈍るのはもちろん
寒冷地では積雪も容赦なく
雪に閉ざされてやむなく籠ってしまいます
「冬ごもり七曜めぐること早し」 日野草城
「薪をわる妹一人冬籠」 正岡子規
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冬籠
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人や動物が冬の寒さを避けて
家や巣に籠っていることをさします
もともとは動植物の「冬籠」のことを指しましたが
今では人に対しても使われます
冬に気温が下がると生物の活動が鈍るのはもちろん
寒冷地では積雪も容赦なく
雪に閉ざされてやむなく籠ってしまいます
「冬ごもり七曜めぐること早し」 日野草城
「薪をわる妹一人冬籠」 正岡子規
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山眠る
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落葉し尽くした冬の山は静かで眠っているように見える
中国北宋の山水画家、郭煕(かくき)の「臥遊録(がゆうろく)」の
画論から季語になっています
山を擬人化したその一節は
「春山湛冶(たんや)にして笑う如く 夏山蒼翆にして滴るが如く
秋山明浄にして粧ふが如く 冬山惨淡として睡るが如し」と
春は「山笑う」夏は「山滴る」秋は「山粧う」冬は「山眠る」です
若芽が吹いた春山は笑っているようで
夏山は新緑が滴るように瑞々しくて
秋山は色付いた紅葉で粧い
冬山は眠ったように静かだということ
冬眠中の熊のように、春に目覚めるために
じっと精気を蓄えている様子が鮮明に浮かびます
四季それぞれに絶妙な表現ですね
「炭竃に塗り込めし火や山眠る」 松本たかし
「利酒をふむとふくむや山眠る」 渡辺夏紀
(写真は昨年新潟にて・・)
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冬木
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冬季に見る木全般を指します
特に木の大小や種類や葉の落ちた落葉樹と限らず
冬に咲く花木であってもよく、冬の寒気の中にあって
他の季節とは異なる凛然とした姿をしている木
「冬木」の文字を見るだけで、木の向こうの冬空
冷風までも実感することができる
日本人の繊細な表現です
冬木も裸木も皆冬の木ですが「寒木」はとくに
寒々しさが強く響きます
「わが書架へ午後は冬木の影二本」 大野林火
「節々に神を宿して冬欅」 藤本砧
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初霜
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その冬になって始めて降りた霜のこと
厳しい冬の訪れを知らせてくれる自然現象
田畑や庭にうっすらと降りた日は、吐く息も白く
いよいよ本格的な冬を覚悟し
身の引き締まる思いがします
霜は風がなく、よく晴れた寒い朝に生まれます
年々初霜の降る時期が遅くなってるような気がします
これからは足元でキラキラ光る朝日を感じながら
或いは木々の枝や枯れ草に白く輝く姿がうつくしいです
「初霜や物干し竿の節の上」 永井荷風
「初霜の来し上州と聞きしより」 稲畑汀子
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週末コラム 6
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この時期旬の鳥といえば「翡翠(かわせみ)」
渓流の宝石とよばれ・・宝石のヒスイと同じ字を当てます
その美しい姿は人の心を魅了します
さっーと水に飛び込み、嘴で魚を捕まえて飛び出てきます
又水辺の虫などをくわえます
嘴で捕まえた小魚を止まり木に叩きつけて
動きを止めてから一気に頭から飲み込みます
繁殖期になると、雄が雌に捕まえた魚を捧げてプロポーズします
男性が女性に指輪を捧げながら膝まづきプロポーズする姿が
オーバーラップする光景です
青い鳥の姿は印象的で
構造色という、光の加減で青く見えるのですが
橙色の胸毛との対照的な姿は一度目にすると病みつきになり
この鳥をずっと追いかけ続けるカメラマンも多くいます
この時期は、木々の葉が少なくなって
明るい青色の羽が目につきやすく
小さな鳥で全長17cmほどで川岸の土の崖などに巣穴を作り
春先になるとうまく行けば4~7匹の雛の巣立ちに出会えます
枝に並ぶ姿は何とも美しいものです
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