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柊の花
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地方によっては節分のころ、戸口に現われます
ヒイラギの葉が邪気を払うという伝えがあって
ノコギリのようなトゲトゲをもち、鬼だって敬遠しそうですよね
寒さの強い地方ではまり見かけないです
濃い緑の葉に独特の艶があります
秋の終わりころから初冬にかけて
白い点のような小さな花をつけます
気が高かったり、葉の影で見落とすことが多いけれど
寒さが嫌いな木なのに、人間は冬の花として珍重します
だから名前まで冬の木「柊」としていますが
気にとっては有難迷惑かもしれない
邪気を門で追い払うと信じて飾られたり
植木にして塀に使われています
花が咲くころ周辺はよい香りに囲まれます
さすがモクセイ科の花よく似た香りです
「柊の花の匂ひを月日過ぐ」 野沢節子
「柊の花のともしき深みどり」 松本たかし
「柊の葉の間より花こぼれ」 高浜虚子
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