その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

柊の花

2012年12月27日 | Weblog

 

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柊の花

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地方によっては節分のころ、戸口に現われます

ヒイラギの葉が邪気を払うという伝えがあって

ノコギリのようなトゲトゲをもち、鬼だって敬遠しそうですよね

寒さの強い地方ではまり見かけないです

濃い緑の葉に独特の艶があります

秋の終わりころから初冬にかけて

白い点のような小さな花をつけます

気が高かったり、葉の影で見落とすことが多いけれど

寒さが嫌いな木なのに、人間は冬の花として珍重します

だから名前まで冬の木「柊」としていますが

気にとっては有難迷惑かもしれない

邪気を門で追い払うと信じて飾られたり

植木にして塀に使われています

花が咲くころ周辺はよい香りに囲まれます

さすがモクセイ科の花よく似た香りです 

 「柊の花の匂ひを月日過ぐ」 野沢節子

「柊の花のともしき深みどり」 松本たかし

「柊の葉の間より花こぼれ」 高浜虚子 

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