その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

白丁花(ハクチョウゲ)

2010年06月11日 | Weblog

 

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白丁花(はくちょうげ)

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「しがらみの枝振り落とし白丁花」

 

 

実のらない花だって

木陰を作ります

目先の欲に

走ってはいけないってことだね

 

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この白丁花はアカネ科の半常緑低木

原産地は中国の花

別名 「六月雪(ろくがつせつ)」

庭や柿寝ように使われてます

高さ1mくらいで公園緑地などでも

よく見かけると思います

丈夫で夏の日照りにも

強い刈込にも耐えます

緑の葉の上に雪が降り積もったように見える

一見平凡そうな花ですが

俳句の世界では6月の花として

季語になっています

 

ぱふぱふの 

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額の花

2010年06月10日 | Weblog

 

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額の花

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「空の青花に写して梅雨の空」

 

空がどんより曇って

梅雨独特の空になってきた

空の青忘れないように

空の青を懐かしまないように

花に空の色を

写して花を見るように

優しい思いやりの花

 

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そろそろアジサイがあちこちで咲き始めてますね

西洋アジサイの豊かな丸みと違って

日本アジサイ「額の花」は

花弁一つひとつに個性がある

どちらかというと

わたくしはガクアジサイが好きです

 

ぱふぱふの 

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夏燕

2010年06月09日 | Weblog

 

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夏燕

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「信号の黄色飛び越え夏燕」

 

 六月に入って

急に雨が降らなくなった

日本の降水量は

地球の平均降水量の二倍だと言われています

日本にこれだけ雨が降らなかったら

日本の小説や歌は

こんなに多く生まれなかったかもしれない

葉先の水滴や

空突き抜けるツバメの姿に

心動かすことができるのも

雨の国に住む

わたくしたちの幸せなのかもしれない

 

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「夏燕」という言葉は

俳句の季語になっていて

繰り返し巣を飛び立って

雛を育てている時期のツバメ

元々ツバメは「春の季語」になっていて

春先に日本に渡ってきて

秋に子育てを終えて帰るから

春の季語に「燕」があり

夏の季語に「夏燕」があり

秋の季語に「燕帰る」というのもあります

長い期間いるツバメを

よく観察していることがわかります

特定期間のツバメについて言います

 

ふぱふの 

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泰山木

2010年06月08日 | Weblog

 

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泰山木

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「悠然と泰山木の咲く館」

 

自信とは

ただ黙って自分の心の国の

王様になること

 

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泰山木はアメリカ原産

モクレン科の常緑高木

公園や大きな家の庭などに見かけ

空を見上げると目に入ってくる花

名前の由来が面白い

「泰山」は中国・山東省にある霊山

「泰山木」は高貴な花の雰囲気を

そのまま霊山の名に借りたものとされるそうです

清らかな芳香があたりを漂います

 

ぱふぱふの 

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蛍袋

2010年06月07日 | Weblog

 

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蛍袋

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「蛍袋と一緒に消えたお向いさん」

 

蛍袋が沢山庭に咲いていた

その庭は今はすっかり花もなくさびしい空き地

どこで蛍袋咲かせてるのだろう~

 

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庭は・・花があって庭らしい

雑草だけでは

庭というより空き地

早く住人ができるといいな

 

 

 ぱふぱふの 

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ブラシの木

2010年06月06日 | Weblog

 

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ブラシの木

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「あるがままのわたしを許すブラシの木」

 

名前から来るイメージで

こわごわ触った手に意外とやさしい感触

また一つ見かけによらぬものを知る

 

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オーストラリア原産の

フトモモ科の常緑小高木

明治の中ごろに日本にやってきたそうです

別名を「金宝樹」といいます

俳句の花木で初夏の季語になっています

 

 

 ぱふぱふの 

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橙の花

2010年06月05日 | Weblog

 

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橙の花

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「塀越える橙の花香り濃し」

 

ほどほどの恋は長続きする

香りも一緒だね

ついつい・・・

 

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余りにも香りが強いと引いてしまうね

橙の香りがこのところ強烈に香ってくる

風に乗ってくる程度がよいのかもしれない

 

ぱふぱふの 

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柿の花

2010年06月04日 | Weblog

 

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柿の花

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「地に落ちて柿の花だと教えられ」

 

どれほどの困難が控えていようと

どれほどの犠牲を払うことになろうとも

守るに値するのは愛ではない

柿は実をつけることなのだ

ひとは犠牲を求めてはいけない

愛は犠牲を求めない

 

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柿の花ほど知られない花は少ない

地味で人がまた見にこようというような花ではない

でも実をつければ人は

目を輝かせて

見てご覧~柿がなってるよ

人ばかりではない鳥も動物も

それを知っているから

柿は花の不遇を嘆かない

ほんとかなぁあ~(爆) 

 

 ぱふぱふの 

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時計草

2010年06月03日 | Weblog

 

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時計草

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「時計草錆びた扉を開く音」

 

生きるのに

一番大切なもの・・・

時の流れ

心の中のもやもや

時がたつことで 自然と見えてくる

絡まっていた糸が するっとほどかれる

今のことなのに

未来に答えが隠れている

時が来るまで

消えないくらいの存在感で

心の中に浮かばせておこう

 

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時計草が・・わんさかと咲き始めた我が庭

もしこの花がすべて時を刻む音がしたら

さぞかしカチカチとやかましいはず・・

でも聞こえない・・時空の違うところで音がしてるのだろう

 

ぱふぱふの 

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ユキノシタ

2010年06月02日 | Weblog

 

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ユキノシタ

(鴨足草 虎耳草 雪ノ下)

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「げんまんの指の短さ雪ノ下」

 

「すいません探し物をしてます」

「え・なに?」

「あなたと話す キッカケを・・」

 

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イタリアの人について聞いた話がある

イタリア人は

結婚してる人でもナンパする

子連れの人でもナンパする

孫を連れていてもナンパする

おめでたの女性でもナンパする

イタリア人にとってナンパは

神に祈るのと同じことなんだそうだ

イタリア人がうらやましい

声かけるのをためらう日本人にとって(笑)

 

雪ノ下は俳句の季語にもなっている花

冬はユキノシタでも枯れずに緑を保っている

また、葉の模様がカモの足に似ているから「鴨足草」

そして

漢名で花弁の形よる命名が「虎耳草」

花の精が舞い降りたような小さな白い花の魅力は

野草愛好家に多い

 

ぱふぱふの 

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