◎「幸福論(第3部)」より 1
★「幸福論(第3部)」(ヒルティ 岩波文庫)より少し抜き書き 1
・人間の心にやどる最も深遠な思想や感情は、苦難のなかから生まれる
・力と健康というこの2つの宝は、まったくしごく容易に失われるものであり、絶対に間違いなく衰えるべき運命にある
・この世の最も気高い心根の人であっても、ひたすら愛情にのみ身を委ねるならば、必ずそのために破滅する
愛情は心の底にしみとおる幸福ではあるが、あらゆるものを破壊する不幸ともなりかねない
・世間の人たちは、自分に都合のよい、信じやすい理屈さえついていれば、どんな空想家の説でもやすやすと信ずる
・どんな人でも、それ自体真実らしくないことを、かず限りなく信じている
何かを、いや、多くのことを、信じているのでなければ、およそ生きることも不可能だ
・人間は生きる勇気の支えを何かに求めなければならない
◎ヒルティは(神の)「導き」と表現しているが、キリスト教の信仰の功徳ととらえられる部分を少し抜粋します
これは、宗教の違いにかかわりなく、信仰の功徳と考えれば興味深いものと思います
・しばしば、ちょうど必要な、適当な時期に、書物や、個々の言葉に、ときには人間にも出会うこと
・進んではならない道が、ちょうど茨の垣根をめぐらしたように閉ざされていることもあり、その反対に、大きな困難が突然とりのぞかれることもある
・何事かをなすべき時がくると、前には欠けていた必要な勇気がわき起こってきたり、以前は隠されていた問題の核心が見透せたり、思想や能力や、ときには知識や洞見までも、自分のうちに見いだされたりもする
・事をなすのに、早まりすぎることも、また、手おくれになることもなくなる
・事を行なうのに今までよりもずっと落ち着いた気持ちですることができるようになる
・万事について待つことができるようになる
・なすべき事が、いつもちょうどふさわしい時に思い浮かぶこと
・正しい時期に、人間が遣わされることもある
これは、しなければならぬ事なのに、自分からそれをするだけの勇気も決心もまるで起こりそうにないときに、その事を要求し、あるいは命令するためである
★「幸福論(第3部)」(ヒルティ 岩波文庫)より少し抜き書き 1
・人間の心にやどる最も深遠な思想や感情は、苦難のなかから生まれる
・力と健康というこの2つの宝は、まったくしごく容易に失われるものであり、絶対に間違いなく衰えるべき運命にある
・この世の最も気高い心根の人であっても、ひたすら愛情にのみ身を委ねるならば、必ずそのために破滅する
愛情は心の底にしみとおる幸福ではあるが、あらゆるものを破壊する不幸ともなりかねない
・世間の人たちは、自分に都合のよい、信じやすい理屈さえついていれば、どんな空想家の説でもやすやすと信ずる
・どんな人でも、それ自体真実らしくないことを、かず限りなく信じている
何かを、いや、多くのことを、信じているのでなければ、およそ生きることも不可能だ
・人間は生きる勇気の支えを何かに求めなければならない
◎ヒルティは(神の)「導き」と表現しているが、キリスト教の信仰の功徳ととらえられる部分を少し抜粋します
これは、宗教の違いにかかわりなく、信仰の功徳と考えれば興味深いものと思います
・しばしば、ちょうど必要な、適当な時期に、書物や、個々の言葉に、ときには人間にも出会うこと
・進んではならない道が、ちょうど茨の垣根をめぐらしたように閉ざされていることもあり、その反対に、大きな困難が突然とりのぞかれることもある
・何事かをなすべき時がくると、前には欠けていた必要な勇気がわき起こってきたり、以前は隠されていた問題の核心が見透せたり、思想や能力や、ときには知識や洞見までも、自分のうちに見いだされたりもする
・事をなすのに、早まりすぎることも、また、手おくれになることもなくなる
・事を行なうのに今までよりもずっと落ち着いた気持ちですることができるようになる
・万事について待つことができるようになる
・なすべき事が、いつもちょうどふさわしい時に思い浮かぶこと
・正しい時期に、人間が遣わされることもある
これは、しなければならぬ事なのに、自分からそれをするだけの勇気も決心もまるで起こりそうにないときに、その事を要求し、あるいは命令するためである