城郭 長谷川博美 基本記録

城郭遺跡見学講師 信長公記講師 お城イベント案内 民俗学講師  神道思想史講師 などの情報を発信して行きます。

城を侮らない事が歴史城郭の深奥

2024-01-25 20:51:04 | お城日記

城を侮らない事が歴史城郭の深奥

 

★於 彦根市内にて

 

◆一般者

なにこれは?迫力のない砦跡

ですね?こんなの行きたいと

は誰も思わない事でしよう?

◆一般者

長谷川先生この砦しょもない!

ですやん?(関西弁でクダラン)!

 

◆達観者

城は侮らない事が重要ですよ。

 

◆長谷川

そう30㎝高さ段築の写真や

左に見える犬走りは重要で

もし桶狭間に漆山が残って

いたらとしたら義元の本陣

復元できたと思いますよ!

 

◆質問者

先生最近城郭遺跡見学で嬉し

かった事とは?特に彦根にて

 

◆長谷川

マミちやんと言う人が城郭の

犬走りの写真を撮影されてい

た事!が殊更に嬉しく感じた!

 

◆質問者

全く意味解らない会話ですな?

◆長谷川

犬走遺構とは

近世城郭にも

土塁城郭にも

合戦布陣遺構

にも見られる

共通基本事項

な訳なのです。

ですから是を

知らないと米

知らずに日本

料理を語る事

にもに似てる。

 

◆長谷川

今回山尾根を私は基本に基き犬走

調査する事にした訳なのですよ!

 

◆反論者

ふんそんなモノ誰が見ても解ら

ん誰が見ても解らんモノを解説

しているから城郭講師を解雇に

なる訳だ!自業自得因果応報だ!

ポピユリズムなき者は去れよ!

大衆民意を得て市民合意を得た

コンセンサスが社会で最重要だ

 

◆長谷川

メリハリや凹凸の明確な恒常的

城址を案内解説していれば確実

人気城郭講師に成れる事は誰も

が解ってる事です!その前に私

は研究家です城郭遺跡の求道家

でもある訳なのですマミちやん

さんがヒスリオ砦の犬走り写真

撮られていた事に私は感激した

講師をした甲斐があった訳です

◆反論者

そんな10㎝20㎝の段を計測し

一体何になるのでしょうかね?

◆長谷川

それは道路を知っていると豪語

しても側道や路側帯を含めて見

いと現代道路の現実は把握で

きない事と全く同じ事なのです。

律令時代に整備された大和朝廷

古代の官道も路側溝を発掘して

古代の路幅が約12mと判明した

時に古代の路の巾を体感可能!

要するに遺跡の領域認識です!

城や砦も同じで犬走を見る気の

ない人に1000回犬走解説しても

陣が全く解っていない事になる。

◆理解者

長谷川先生は赤外線測量写真

より繊細な段築を計測されて

います。上の図、布陣遺構の

縄張が見事に浮き彫りにされ

ている。これ重要な陣ですよ。

これ彦根市内の某所でしすね?

 

◆反論者

ふんこんな段々畑みたいなる

遺構見てもワシ全然解らん!

 

◆理解者

拒否する事は簡単な事ですわ!

そんなの間違ってるとかケチ

連続でしてたら良い訳ですね

でもそれで研究が進化しない!

私には繊細に縄張された陣営

の跡で当時のハイテク技術が

布陣遺構こそ深奥と思う訳だ

◆長谷川

慎重で洞察力ある理解者様に

感謝を申し上げますこの陣は

矢倉台基壇から虎口1と虎口2

を射撃監視できるようにして

います。高度な縄張ですね!

平坦な山尾もこの様な陣だ!

◆長谷川

合戦が数カ月繰り広げられた

古戦場の場合には将兵を収容

する陣屋は不可欠な訳ですよ。

◆長谷川

くだらないと思った場所が現実

には400年500年前の将兵の為

の陣屋であつた場合どうするか?

それが山尾根に人工的に複雑な

加工している陣跡が20カ所とか

30カ所見つかったらそこは確実

古戦場の跡と言う事になります

一カ所の陣に500人居陣したと

しても500人×30=1万5千人だ!

◆対談者

良く考えてみると古戦場石碑

が立っています。でも一本の

石碑に1000人もどうやっても

収容出来ますか?100mとか

200mの犬走りには現実実際

には戦場に残っている訳だ!

やはり遺跡空間領域認識が

重要と言う事になって来る!

 

◆対談者

犬走を見ようとしない人は

一生古戦場が把握できない

と私は思っているのです!

 

◆長谷川

犬走りを見ようとする気が

ある人を発見した時にこそ

私は学者として嬉しいです。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 城郭鈴鹿会 城址探訪会 伊賀編 | トップ | プロシードアリーナHIKONE ... »
最新の画像もっと見る

お城日記」カテゴリの最新記事