チャレンジ

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社長

2004-08-28 23:57:57 | Weblog
 私は社長に弱い。

 勤務先の社長と直接話をする機会はほとんどないが、異業種交流会などで、中小企業の社長とお会いする機会がよくある。名刺交換の際、名刺に社長という文字がある人に私は弱い。これは企業規模とは関係がない。従業員は数人かなと思う規模の会社であっても、社長という肩書きが付いていると一目置いてしまう。逆に、大会社の課長や部長といったタイトルにはあまり感じるものがない。

 この理由は二つあるように思う。一つ目の理由は、自分自身で事業をおこしたいと思っていること。二つ目の理由は社長がどういうものか経験したことがないので、社長という役割への好奇心と畏怖の念があることだ。この二つは同じことをいっているようで、私にとっては違いがある。私が社長に弱いのは二つ目の理由によるところが大きいかもしれない。
 
 また、社長であっても特に創業社長/オーナー社長に弱いようだ。私は欧州駐在をしていたころにヨーロッパ各国にある販売店の複数の創業社長/オーナー社長、サラリーマン社長と一緒に仕事をしていた。創業社長/オーナー社長との仕事は、彼らの要求が厳しく、たいへん苦労した。しかし、彼らから学ぶものはたいへん大きく、彼らに会って話をすることが好きだった。彼らの持っている会社への愛情や経営の本気度といったものは、サラリーマン社長とはずいぶんと違っていた。

 社長と副社長の差は、副社長と新入社員の差よりも大きい

 これは信越化学工業の金川社長がいわれたことばで、この言葉が私の頭の中にいつもある。金川社長は創業社長/オーナー社長ではなくサラリーマン社長だが、信越化学工業を現在のような会社にしたのは金川社長の功績によるもので、実質的な創業社長/オーナー社長といえると思う。会社へのたいへん強い愛情を持ち、本気の経営をしていたと思う。

異業種交流会等と通じて創業社長/オーナー社長と知り合う機会もあり、また友人や知人、親類にも創業社長/オーナー社長は何人もいるのだが、彼らから学ぶ努力をあまりしていないことに、今あらためて気づいた。彼らからもっと貪欲に社長というものについて学ぼう、社長に弱いのではなく、逆に強くなろうと思った。

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