チャレンジ

楽しく、自然体で生活しながら、チャレンジし、感じ続ける記録です。

場の空気を変える人

2006-04-01 23:58:45 | 覚えておきたい考え
 その人が話を始めると、その場の空気が変わる人がいます。

 それまでは、個々人が好き勝手なことをしている、話を聞いている人、話を聞きながらもどこか集中できていない人、話を聞かずに他のことを考えている人、 いろいろなところに向かっているエネルギー、それまではばらばらだった場のエネルギーが、その人が話を始めた途端に同じところに向かいだすという感じです。

 そんな男性に金曜日に会って、そんな女性に土曜日に会いました。

 状況がそれぞれ異なるので、二人の話の内容はまるっきり違うのですが、二人には共通するものが何点かあるように思います。

 まず1点目として、二人とも、とても『感情的なコミュニケーション』をします。これはとても大きな声で話したり、怒鳴ったり、大笑をしたりするということではありません。どちらかというと二人とも口調はとても穏やかで、性格的にも「私が、私が」と前面出て行くタイプではありません。私が『感情的』と表現しているのは二人のコミュニケーションは表面的なものではなく、内側から出てくるものを感じるからです。すごくよく考えられた『深さ』を感じるというのではなく、とにかく『内側』にあるものを、表面に出しているのです。

 2点目として、二人とも『自然体、計算していない』というところがあります。自分自身を違ったものにみせようとか、話を聞いている人を感動させてやろうとか、相手からよい評価を得ようとか、そんなところを全く感じません。自分の持っているものをストレートに出しています。

 3点目として、二人とも『愛情がある』ということです。二人が話をした場面は、二人の前の人の発言に対してのもので、男性は反対する意見、女性は同意し賞賛する意見でした。正直なところ二人の発言内容はよく覚えていないものの、男性は、その前の人の意見に対して反対をしめしているものの、ともすればありがちな発言者の人自体を否定するような印象は全くなく、むしろその人を尊重している印象を受けました。

 4点目として、二人とも『前向き』ということです。発言内容そのものもそうだったのですが、例えば否定する意見をいった男性の場合、否定のために否定ではなく、前に向かっていくための否定でした。賞賛する意見をいった女性の場合は、賞賛をされた人がもっともっと素晴らしくなれるということを信じていて、そのことをみていたような気がします。

 そして最後に、二人とも『その人らしい』ところがとても前面にでていた気がしました。

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