チャレンジ

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思いが大切

2006-03-03 22:49:45 | 覚えておきたい考え
 「思いが大切。内容よりも思いが人に伝わる。」
  
 1月にユーモアワークショップを開き、それをビデオ撮影しアメリカでのリーダーシップレーニングのリーダーに見てもらった際に、そのリーダーが私に言ってくれた言葉です。

 「用意したレッスンプランを時間内に全てやりきろうとして、その運営に意識がかなりいっていました。
イメージしていたようなワークショップができたように感じません」と私が話した後にリーダーは私に「どんな思いでワークショップをやろうとしたの」「どんな思いでワークショップをやっていたの」質問をし、最後にこの「思いが大切」という言葉を言ってくれました。

 「しっかりとした思いをもっていたなら、多少内容が予定通りいかなかったとしてもきっと良いワークショップになったはず」ともリーダーはいってくれました。

 この言葉を聞いた時の私の正直な感想は「リーダーは私がワークショップを計画通りに運営できなかったことでがっかりしていると感じ、なぐさめようとして言ってくれている」というものでした。

 でも、それからひと月以上の時間がたち、今週になって私はこの「思いが大切。内容よりも思いが人に伝わる。」という言葉を何度も人に話しています。今日も、私が関わっているプロジェクトを他社でも進める取り組みの中で、関係者にこの言葉を熱く語っていました。

 私の頭のどこかにこの「思いが大切」という言葉がひっかかっていて、そのことについて考えたり、無意識のうちにいろいろな実験をやっていたようにも思います。

 今の私はもうこの「思いが大切。内容よりも思いが人に伝わる。」という言葉をひと月以上をへてようやく納得し、その言葉に疑いをもたなくなっています。

 例えばプレゼンテーションをする場合、内容がよいものにこしたことはありませんが、一方でいくら素晴らしい内容であったとしても、それをたんたんと伝えたのでは相手に十分に伝わらない場合もあります。その内容を伝えたいという強い思いや、その人の本気度や情熱はその内容以上に相手に伝わり、人を動かすと信じています。

 いくら素晴らしい内容のプレゼンテーションを聞いたとしても、その全てを覚えておくことはできませんし、時間がたてばその内容のほとんど全てを思い出すことが難しくなります。そんな時でも、それを伝えようとした人の思いはなかなか忘れることはありませんし、ちょっとしたきっかけでそのことを思い出すことができますよね。

 「内容はおぼえていないけど、あの人は真剣にはなしていたよな」「話しながら涙をながしていたよな」といったことは、何年も前の話でもすぐに思い出され、心が熱くなるという経験は、決して私だけの経験ではないですよね。

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