チャレンジ

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これからは女性とゲイの時代

2008-09-30 13:19:40 | 覚えておきたい考え
「男性のまわりに女性が集まるのではなく、力のある女性のまわりに男性が寄り沿う時代」という話をある人Webサイトで読んだ。
この話に大変納得し自分自身の考えをまとめてみた。

変化が急速に進み、予想もできないことが次々とおきる不透明な時代。こんな時代にはコミュニケーション力、バランス感覚、不確実な中で進んでいける勇気を持つことがリーダーに不可欠な条件ではないかと思っている。 

一般的に女性はこれらの点で男性よりも優れているのではないかと感じている。

一方で多くの日本人男性が持っている女性に対する価値観、また多くの日本人女性が持っている価値観が、女性の持つ優れた能力を発揮する上での妨げになつているように思っている。

私が企業の人事部で採用に関わった経験として、面接の対応、学生時代に取り組んできたことなどを聞いていると、ほぼ全ての採用枠を女性で埋めたいと感じることがあった。一方で、非常に優秀だと思って採用した女子学生のうち3年後にその存在が明確な女性は5人に1人いればいいほう。企業に入ってから伸びる確立は男子学生おほうがはるかに高いように感じる。これは私の企業の特徴であって一般的な傾向ではないのかもしれないけれど、女性の強みを生かしながら育成することが、これからの企業戦略にとってたいへん重要だと感じている。女性も自分自身の強みを強く意識して、力を発揮する機会を貪欲に求めていくことが大切だと思う。

「ダイバーシティを推進するには、ゲイを積極的に雇うことが重要なんですよ・・・」という話もこのWebサイトでは語られていた。
これにも大変納得している。

私の組織にはゲイがいるが、彼・彼女?が作り出す空間は周囲に男だとか女だとかをあまり意識させなくなるものがあり、この中世的な感覚が職場のフラット感やオープンなコミュニケーションにとても貢献しているように感じる。

同質なものが集まると競争が始まる。競争は成長にとって不可欠なものだと思うけれど競争だけだと擦り切れてしまうし、変化が激しい時代にはフォーカスを狭くしてしまったり、柔軟性を失わせたり、無用なエネルギーの消費による共倒れの危険をはらんでいると思う。
競争と同時に協同が重要な時代。異質なものが入ってきて、それがしっかり機能するとそこには大きな協同のチャンスがやってくる。

『世界がもし100人の村だったら』の中では同性愛者は10人だと書いてあった。確か女性は53人?だったかな。

女性やゲイがもっと活躍する時代になれば、組織やそして世の中はよいところになるのかどうか私にはわからないけれど、もっと柔軟な場所になる気がする。

私はこんな世の中を期待しているな。

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