ひのっき

あったかくてぐっすりでごはんがおいしくてよかったねうれしいねなんて小さなしあわせ探し雑記

トマトは猛将の信念

2017年09月20日 | 絵日記

今日はサイゼリヤの500円ランチ。
スパイシートマトハンバーグランチをチョイス。

うーん、美味しい。
たっぷりトマトソースの甘味と酸味がジューシーなハンバーグと絡み安定の美味しさ。

トマトは南米原産のナス科の作物で、コロンブスら探検家により16世紀初頭にはヨーロッパに伝えられたと言われています。しかし200年もの間毒があると信じられ、食用に供されたのは18世紀になってからです。
北アメリカでは更に食用が遅れ、19世紀に南北戦争の猛将ロバート・ジョンソン大佐が登場するのを待つことになります。
退役後にジョージア州の農場で観賞用にトマトを栽培してみたジョンソン大佐、猛毒と言われるトマトを持ち前の冒険心で口にしてみました。え?旨いじゃん。毒なんて嘘じゃね?
「トマトって実は食べれるし美味しいよ?」ジョンソン大佐は周囲に勧めますが、変人扱いされ聞く耳を持たれません。
普通なら心が折れじゃあいいやとなるところですが、リンカーン率いる北軍相手にも最後まで戦い抜いた老将はじゃあ白黒つけようぜといきり立ちます。
セイレムの裁判所前に民衆を集めて医師立ち会いの下、籠一杯のトマトを旨い!最高!と次々頬張って見せます。血圧も体調も正常との医師のお墨付きを受け、トマトは無害と高らかに宣言しました。
そこからトマトの爆発的な食用化が広がり、トマトケチャップ含め今ではアメリカの食文化になくてはならぬ食材となりました。
国を二分する戦争にも農場の作物にも命懸けでぶつかる信念、猛将の誇り高さに想いを馳せたトマトタイムでした!