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将棋めし 1 (コミックフラッパー) |
松本渚 | |
KADOKAWA / メディアファクトリー |
松本渚先生の「将棋めし」を読みました。
面白かったです。勉強になりました。
対局中、脳で大量のカロリーを消費するプロ棋士。一局で体重が数キロ減ることも珍しくありません。
十数時間にも渡る激しい頭脳戦を制するためには、対局中の食事は大きな戦力。 重要な局面でいかに脳にエネルギーを送り込むかの戦略、それが疑似戦争ゲームである将棋の兵站となります。
エネルギー化は遅いが長時間の戦闘に耐える体力を供給する肉類と、短時間での燃料供給が可能な炭水化物。集中力を高めるチョコレートと脳へのダイレクトな糖分供給を実現するブドウ糖。ゲン担ぎのカツ丼と棋士と言えばの鰻丼。
様々な将棋めしが対局の趨勢をも動かす様子が丁寧に描かれます。
広瀬章人八段監修の将棋シーンも本格的で迫力十分。
腹が減っては戦ができぬ、食事の力を実感させてくれる良作です。