受験がなぜ子どもの成長に繋がるのか?
明確で納得できる説明を東大院講師が書いてくれています
その目標が見つからないというお子さんもいらっしゃるでしょう
目標をしっかり見つめる目を持たせるには
どのように親が接していくことが良いのか?
目標を持つという事に意欲的になるお子さんの共通点を今日は書いて行こうと思います
第三者から受ける影響も勿論あるでしょう
当教室の講師陣から受ける影響で、上位大学、難関高校を目指すようになる生徒さんが
多い事を見てもわかります
しかし、子ども達は第三者よりもっと前から接している
家庭環境に左右されながら成長して行く訳ですから
誰よりも影響力を持っているのはご両親という事になりますよね
さて、共通点ですが
目標を明確に持って意欲的に取組むお子さんの家庭環境には
「厳しさ」と「優しさ」をきちんと管理されている事が伺えます
理にかなった「しつけ」と
深い愛情を示し対話を大切にしてきた事が共通しているように思います
親としての威厳を保ち
良い事と悪い事の分別を理解させ実践させる
親として無償の愛情を注ぐ
こうした事が出来ているご家庭では、時期がくれば自らの意思をもって
目標を立て、意欲的に目標に向かって努力する姿が見られます
理にかなったしつけとは、例えば
公共の場で騒ぐ子どもへの声掛け等がありますね
「~に叱られるからやめなさい」「おまわりさんに怒られるわよ」
これが冷静に考えれば理にかなっていない事は誰にでもわかりますよね
現代っ子ならではの問題としては
「携帯を手放さなくて、勉強をしないんです」とお困りのお母さんですが
携帯を渡したのも料金をお支払いしているのも親御さんですよね
携帯を使う上でのルールを話し合い、守れないなら使う事も出来ないという事を
口先では理解させますが、実践する事ができないのはむしろ親御さんの方が
多いように思います
少し視点は変わりますが
例えばご家庭でお料理をする時などに、お子さんが手伝おうという意欲を見せても
結局お母さんが全てしてしまうことはありませんか?
味や見栄えを重視してしまうので、お子さんがつくる例えばハンバーグなどは
結局、最後にお母さんが形を整えてしまう等
知らず知らずのうちにお子さんの意欲を消滅させてしまう・・
結果にこだわり、その過程を無視する事は”努力”という芽を摘んでしまうんですよね
自らの意思で目標を見つけ、それに向かって意欲的に取組む子の家庭環境は
そういう所が論理的で、親御さんの賢明な判断があると思います
『老いては子に従え』という言葉もありますが
それは自分が老いてからの話
子育時期にそのパワーバランスが崩れれば、良い結果にならない事は明らかです
子どもにとっては少し不自由なくらいが丁度良いのです
その不自由さを打開しようと、子どもは自分の力で物事や将来を見据え
目標を設定し、そこに向かって努力して行くのではないでしょうか?