東京育伸会*塾長ブログ*親子で学びを楽しむ為に出来る事

算数工作教室を始め、基礎基本を理解する学習を中心に補習から進学までをサポートしています。

変化する”受験”への取り組み

2017-12-22 11:33:36 | 高校受験・大学受験

毎日、更新される受験のポイントやその対策を目にしています

その傍ら受験生たちは追い込みの時期らしく

毎日小テストや授業が続き、緊張感も高まっています

 

当教室の今年の受験生の皆さんは、非常に真面目な生徒さんばかりなのですが

その真面目さが少々裏目に出ている時期のように感じています

毎年、集まる生徒さんたちの性格によっても対策が異なって来ますが

真面目ゆえの壁 について少し書きますので

みなさんのお子さんにも心当たりがあれば参考にして見てください

真面目とは、良い言い方ですが

真面目ゆえに応用が効かなかったり、柔軟性が乏しかったりすることも確かです

そして、緊張しやすかったりテストとなると急に頭が真っ白になってしまうなども

真面目さが裏目に出ているといえます

当教室の生徒さん達も真面目に真剣に取り組んでいるがゆえ、裏目を出してしまうことが最近続いています

授業中や小テストなら答えられる問題を、過去問を使ったり少しプレッシャーを与えるだけで

見事に誤答するという事態です

しかし、親御さんの目につくのは結果として渡される模試やテストの結果だけなので

不安や迷いが出てくるのも当然だと思います

私は身近に見ているので、実力がどれほどか、弱点がどこにあるかを把握しやすいので

今この時期に裏目が出ている理由が「真面目すぎる」とわかるのです

真面目すぎる理由は、「絶対に受かりたい」という思いもあるでしょうけれど

周囲からの期待に応えなくては、という思いも募る時期です

以前の受験生数名も、結果が出せない時期に「教えてくれた講師に申し訳ない」と涙を流す時期がありました

そんな真面目さが裏目に出てしまうのですから、見ている方も辛いです

当教室の生徒さんでいえば、実力は志望校に届いているのだから

肩の力を抜いて、楽しむ気持ちを持てば良いよ と言いたいのですが

さすがにそれを口にすることはできません

それができるのは、ご両親のみだと思います

 

毎年、こうした受験期を過ごしているのですが

教育や受験は姿形を変え始め、来年も同じ取り組みで乗り越えられるとは言えなくなりました

高校生には、授業以外で小論文の課題を課すことになりました

以前にも紹介したように小学生にもディベートを行う時間を設け毎週課題を出しています

英語に関してもフォニックスをマスターする指導を加え

文法重視から発音を重視した発言力を養う学習も取り入れました

また算数教室では計算ではなく数学力を磨く授業を提案し

入試変更に対応した学びの取り組みを始めています

こうした変化の激しい時に、柔軟に対応することが「生きる力」なのではないかと思います

 

来年、塾を始めとする教育業界は右往左往となるでしょう

しっかり見据えて取り組んでいきたいと思います


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