東京育伸会*塾長ブログ*親子で学びを楽しむ為に出来る事

算数工作教室を始め、基礎基本を理解する学習を中心に補習から進学までをサポートしています。

学習と成長

2015-04-21 09:39:06 | まま塾

現代の子ども達は大学を卒業するまで「学問」を学び続けます

大学進学をしない場合でも専門学校などへ通い、将来の自分を支える土台をつくるのが

今の時代は当然の流れというか、圧倒的に多いですね

資源のない日本にとって若者の豊かな知識、学力が日本の財産だとつくづく感じます

授業をしていても、選挙運動の車がひっきりなしに通りますが

政治家の皆さんに私は教育費の補助や福祉の分野にもっと注目して欲しいと言いたいです

 

上位校・難関校と言われるトップクラスへの進学を果たすには膨大な学習時間が必要ですが

その一方で学問以外の学習も非常に大切だとこの仕事に携わってから痛感しています

 

成長過程には段階があり、幼児期から成人になるまでに適正な経験値を踏んでいく事が理想ですね

その成長過程を無視したり、押さえつけたりした結果は、皆さんも想像がつくところでしょう

私自身の経験をお恥ずかしながら紹介します

私は幼少期にスパルタ教育をされていました

小学1年生から3年くらいだったと思いますが、かすかな記憶は暴力を受けて、泣きながら勉強させられていたという事だけです

漢字や計算のミスをするたびに頭を叩かれていました

全問正解しないと外にも出させてもらえず、一日中家の中で過ごす休日もありました

もちろんその経験が影響し勉強が大嫌いな学生時代を過ごして

嫌いにさせられた上に塾にも通わせてもらえず、高学年では言葉の暴力と拘束が続いていました

一つ救いだったのは私の性格です

くよくよ悩んだり、落ち込む性格ではなかったんです

ただ、そうした育て方をされた事を大人になった今でも許す気になれずにいます

こんな風に他人の話を聞くと、それは最もだ・・と思える物ですが、自分も同じような事をしている場合もあるんです

若かった頃の私の教育の仕方は、許す事の出来ない私の親と同じような育て方になっていました

「そうやって育てるものだ」という概念があったんですね

その間違いに気がついたのは長男が小学校を卒業するくらいだったと思います

幸い恨まれるほどの強制はしていなかったので、子ども達はそこまで屈折せずに済みましたが、危なかったですよ

皆さんもご家庭の教育方針が、将来子どもにどう影響するのか?をご夫婦で考察してみてくださいね

 

 

私は学習塾を運営していますが、学問に特化した場所としての姿だけでなく

子ども達の成長を見守り正しく誘導できる場所でありたいと思っています

文武両道で素直で将来に希望と意欲を持った人材に育てる事

社会に出てからも有望な人材として活躍し、大きな世界観を持って人の役に立てる人

そんな理想的な人に近付けるように、必要な学問と教育を微力ながらやっていきたいというのが

私がこの塾を運営している信念です

私のこうした信念は講師陣にも通じています

いつもここで書いているのですが、講師陣は学問の世界でトップクラスにいるだけでなく

人間性も素晴らしい人たちですが、まだ社会を経験した訳ではないですから、その経験値を上げ

活躍してもらえるように心がけて接しています

もちろん、講師陣もそうした私の信念をくみとる力のある人たちなので出来る事です

 

勉強は常にストイックにとは行かないでしょう

小学校入学前から大学までを毎日常にストックに勉強に費やす事が良い事だとも思いません

ストイックになるのは短期間、本当に大切な事はコンスタントに学習する事だと思います

受験生はその短期間です、その他の学年はコンスタントです

今の学生に欠けているのはコンスタントの方だとよく思うのですが

受験期になってから塾に来るのは構いませんが、それまでの時間をどう使って来たかが重要です

on/offを付けたメリハリのある生活、ルールを守り感謝する心を育て素直に人の話が聞ける子どもに育てる事

受験期までの時間にそこを無視してしまうと良い結果にはなりません

受験の指導が出来るのは親以外の少数の人間ですからその第三者の意見や話を

素直に聞けないようになってしまうと伸びないのです

塾に通い始めたら学習の事は塾に任せる、家庭ではその他の教育をする

そうした役割分担という認識を持つ事も必要でしょう

反抗期や思春期は特に環境が影響しますから、その時期までにどう育てたか?が

お子さんの地頭のレベルより重要な訳です

 

今日は長くなってしまいました、最後までお読み頂きありがとうございました

お天気も安定しませんね、体調を崩さないように気をつけましょう!

 

 

 

 



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