東京育伸会*塾長ブログ*親子で学びを楽しむ為に出来る事

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国公立頭脳を育成しよう!!

2015-11-16 09:36:46 | 教室便り

今週末の日曜日はいよいよ講演会です!

練馬産業プラザ「coconeri」3階 会議室 にて

13:30より

「国公立大学進学への道」と題しまして

東大・東工大の講師と慶應義塾大学講師による講演会を行います

お子さんと一緒にぜひいらして下さい

*筆記用具を忘れずにお願いします・お子さんはノートも忘れずに!!

また、講演会の後に少しの時間ですが、国立講師から実際に教わるチャンス!

の体験会を致しますので、ぜひ体験してみて下さい

詳しくはホームページお知らせをご覧下さい

 

パリで悲しいテロ事件が起きましたね

実は、慶應講師からはパリ留学を始めとした海外のお話しの予定です

20年あまりをパリで過ごされていた事からパリでの知人も多いと思います

今回の事件に一際胸を痛められたのではないかとお察しします

犠牲になられた多くの方にお悔やみとお見舞い申し上げます

 

                             



「国公立大学進学」 と聞いてその時点で

”うちには・・・ちょっと・・”と思われますか?

もし、そう思っているとしたらとても勿体ないと思うのです

実際私もそう思っている一人でした

しかし、この業界に入ってから

進学・学力に関する認識は一変しました

”もっと速く、その事に気がついていたら。。。”と本当に後悔しました


勉強のさせ方が手だったので、上の子ども達はちょっと勉強嫌いになってしまいました

学ぶ事の喜びを教えてあげられなかったんですね

そしてもう一つ

”頭の使い方”を教えてあげられませんでした


ゆとり教育のなかで育ったという事は実に不利です

学校教育うんぬんでは無く、その時代を過ごした親である私たち

大切な事を見失ったような気がします

ゆとりとは、心にゆとりを持たせる事が目的だったように思います

それまでの詰め込み教育による問題を回避する為に考え出されたシステムですよね

しかし、心にゆとり・・以上に時間だけを持て余した感があります

時間だけが余る事に寄り、子ども達はゲーム依存症を始めとする望んでいなかった方向に

進む傾向がありました

今はその軌道修正の時期という事になりますが

ご家庭での認識も学校や教育の取組みも軌道修正に右往左往しているように感じます

そんな中

しっかりとした軸を持ってブレない方向性を持っている、もしくはそれに近いのは

公立大学なのではないかと思うのです

その根拠は入試問題に現れていると思います

 

気がつけば私は国立講師陣に囲まれた生活をしています

前回の記事にも書いた通り名だたる難関校の生徒さん達

彼らと過ごす時間や会話はとても楽しく有意義です

過去に共に働いて来た社会人や若者と比べても、非常に気持ち良く仕事を

させてもらっています

なので、彼らが大学を卒業し就職してしまう時を考えると、とても寂しいんです

この違いがいったいどこから来るのか?と考えると

彼らの持つ”圧倒的な思考力”から来るのだと思います

 

物事を冷静に判断する力は、知識が基盤になっていますが

問題発見能力と、それに対す問題解決能力が必要です

日本の教育システムは「詰め込み」「ゆとり」と極端に入れ替わりましたが

その中にこうした能力を育成する事に着目されずに来ましたね

しかし、時代がどうであれ

東大を始めとする難関大学はこの力を試す入試が続けられて来たんです

「知識の詰め込みだけでは受からない」と講師陣は言います

 

授業を受けている生徒さんに多いのは

考える前にそもそも質問文を読んでいない事が非常に多い

また文章題等は文章そのものを理解していない事が多いのに

「解き方がわからない」と言います

わからない言葉を調べる事もなく読めない漢字は無かった事に・・

それでは伸びる物も伸びませんね

 

「この問題がわかりません」と口にする前に

なぜこの問題が解けないのか?を考えた事がないでしょう?

公式を覚えていないからなのか?

計算が出来ていないからなのか?

質問に対して的が外れているのか?

何も考えずに「わからない」と口にするんです

 

私は授業に入る事はありませんが、生徒さん達が質問を持ってきます

「ここがわからないんですけど」「これの、どこがわからないの?」

と聞くだけで、生徒さん達は考え始めます

ある生徒さんは問題に書かれている”言葉の意味”を忘れていました

「垂直二等分線ってどうする事を言うんだった?」と聞くと答えられません

それでは問題が解けるはずも無い

「もう一度垂直二等分線の意味を調べて、それでもわからなかったらまた来てね」

と伝え、その後生徒さんは自分で調べ問題を解きました

ある生徒さんはこうです

数学の文章題が解けない・・・

なぜ解けないか?

文章から図を書く事が出来ません

a地点からb地点までの道のりは?と聞かれていても

a              bと自分で書く事をせずにただ「わからない」と言います

ややこしい文章から計算式を立てる時、図を書くのは大切です

これは大学入試にだって必要です

 

ただ質問に答える、ただ知識を詰め込むでは

確かに国公立には届かないでしょう

「どうしたらいいのか?」を考える

それが本当の力になります

 

今回の講演会ではこうした力を講師陣から感じ取れると思います

そして、「考える」事の大切さを子ども達が少しでもわかってくれたら嬉しいです

皆さんのお越しをお待ちしております