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国語力の問われる入試

2013-01-29 10:00:00 | 学習全般

都立高校の推薦入試倍率は軒並み前年度よりアップし

9倍を超えた高校もあります

私の感想は“ダメ元”での推薦志願なのかもしれないと言う事です

今年の推薦入試では新しいシステムとなり内申が高くても落ちる可能性があります

集団討論が追加された理由を考えれば何を強化したいのかは理解できますよね

世界先進国の子どもより劣っている分野は

表現力やコミュニケーション能力だと言われています

論理的思考力を見る為の入試に変わってきているわけです

 

時々こうした話題にも触れて書いていますが国語は

入試までになんとか急いでつけられる力では無い事を痛感します

 

少人数クラスでの授業で国語は最後に作文を書いて終わりにしています

都立一般入試に合わせ、お題に沿って200字で書きます

このお題に沿うというのが難しい・・・

 

作文ですから

段落を分けて具体例をあげ、考えをまとめて締めくくる。

 

受験対策としてお題も難しいですから

なかなか上手くまとまらないのです

この作文を始めてしまうと教室を後にするのは11時頃になってしまいます

授業は6時から始まっていますのでみんな大変です

それでも講師は諦めずに何度もやり直しをさせます

 

作文を書くときに話し言葉を書くのはいただけませんね

しかし生徒さん達はそれが「話し言葉」だと思っていない場合もあります

例えば

「だけど○○だと思ったから・・・・」→「しかし○○だと思うので(思います。で区切る方がいい場合もあります)・・・」

または言いたい事が沢山あってまとまらない

「○○は○○と○○の○○に○○なので・・・・・」

頭の中に言いたい事が浮かんでもそれを言葉や文章にして伝えられない

同じ言葉を何度も使って話が進んでいないなど

作文を書く事がこんなに大変だったのか!?と生徒さん達もクタクタになります

 

去年の夏から集団討論をしたり作文を度々書く事で

大きく改善することができましたが

入試対策としてはもう一歩完成度を高めたいところです

 

もう一つの問題点は四字熟語やことわざ、慣用句です

これも時々記事にしている内容ですが

これらを入試問題としている高校を見かけます

また上位校は文章そのものが難しいので

語彙力が無くては読んでも意味を理解し時間内に正答する事は難しいでしょうね

 

国語は時間のかかる教科です。

入試対策も含め今すぐにでも取り組んでいただきたい教科です