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国語のテストと読書

2012-03-04 08:49:36 | 国語編
国語のテストがどうしてもあがらない・・・

そう悩んでいらっしゃるのご家庭はとても多いので

「家だけ・・」と心配なさっているお母様、悲観的にならないでくださいね


国語の成績が悪い=読書をさせなきゃ!


と思われるご家庭が多いのですが、これは「=」とは限りません。

もちろん、本を読むのは良い事です。

いえ、読ませていただきたい!

ただ、それで国語が出来るようになるとは言い切れないんです。

国語については今までも取り上げてきましたが


なぜ今ここに触れるのかというと

 国語=読書 と捉えていらっしゃる方がいる事に

すこし驚きました。

また筆者の心情を答える問題では

「筆者の気持ちになって考えて・・・」はタブーです。

それ、一番やってはいけない!!

それをしてしまうから、国語には解法が無いと思ってしまう。

数学のように答えは一つじゃないから・・・

そんな風に考えてしまうと答えが沢山になってしまって

結局どれが答えだかわからない・・・と負のスパイラルです


国語だって答えは一つなんです。

ただ、日本語は繊細ですから「言い回しの違い」はあります

しかし、言っている事は一つ。



読書じゃないなら何をすれば?と思いますよね

次にどこでもよく出てくるのは「書きうつし」書写ですが、確かに勉強法としては漢字も覚えるし

字も奇麗になるし、良い事は沢山ありますけが国語力には直結していないと思うんです。

ある先生が仰っていらしたのですが

ただ書き写すのではなく、その分の中から

「あ、いいな」と思った言葉や使い方、言いまわしや表現・・・

それらをノートに写していくというやり方があるそうです。



中学生になると大概のお子さんは「英語・数学」を受講されますので

直接国語の指導をさせていただく事は少ないです。

なので小学生の国語のお話をしますが


例えば物語文の問題を出します。

私は音読をしてもらいますが、そのまま問題に進ませません。

その前に、文章を理解したか?の確認をします。

スラスラと読めているお子さんでも「理解」はしていないんです

読んだだけ・・なんです。


これでは正答出来るはずもありませんし、読書をさせた所でなんの解決にもなりません。

読書をする習慣があって理解力が付くのは幼少期の頃から続けてきたお子さんだけだと思います。


国語のテストがそう簡単に上がるものではないという事がわかりますよね?

読書や書写はお勉強としては良いのですが国語のテストには直結しない。

私はそうした考えをもって国語の勉強の仕方をご提案しています。