|
いつ、誰がはじめたのかは分かりませんが、
テレビやラジオの出演者が、番組を降板することを、
「卒業」
と言う風習、やめてほしいに一票。
バラエティ番組ならば、まだいいけど、
ふだん真面目にニュースを伝えたり議論したりする番組で使うと、
バカみたいに見えます。
こないだTBSラジオの『荒川強啓デイキャッチ』の中でも
「滝川クリステルが番組を卒業する」
とか言ってましたが、やめた方がいいと思います。
卒業って何だ!?
卒業証書でもくれるのか?
何か、資格でももらえるのか?
それに、「卒業」というと、
もっと上の段階に進むというイメージがあります。
降板には、ちょっとふさわしくないんじゃないかと思うんですよね。
僕の記憶が正しければ、初めて「卒業」と言い出したのは、
『夕焼けニャンニャン』あたりじゃないかと記憶していますが、
いかがでしょう。
あの番組は、バラエティだったし、みんな高校生とかだったので、
「卒業」というのが非常にぴったりきていた気がします。
しかし、その後、猫も杓子も「卒業、卒業」って…。
単に、はっきり「降板」って言いづらいもんだから、
ごまかすために言ってるだけなんじゃないでしょうか。
そのうち、何でもかんでも「卒業」って言うようになりますよ。
■刑務所にて。
「今日で刑期を終え、刑務所を卒業することになりました!」
「おめでとう!(パチパチパチ)」とか。
■引退記者会見にて。
「わたくし、体力の限界を感じ、本日をもって
プロ野球を卒業したいと思います!」とか。
■お寿司屋さんにて。
そろそろお会計をしてもらおうかな…
「すいません、そろそろ卒業で」
「はいよ、ありがとうございます!」とか。
■病院で。
「心肺停止!心臓マッサージ!」
「おじいちゃん、しっかりして!死なないで!」
「残念ですが…午前5時30分、ご卒業です」とか。
そんな時代が来るかも知れません。



面白いと思ったら、ご褒美にクリックしてください。
それが私の得票数になります。